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自分を困難に追い込んだ。その過程で学んだ大切なこと。-海外インターシップ体験記

こんにちは!アイセック・ジャパンです。

アイセックは100以上の国と地域の仲間と共に、若者のリーダーシップを育む事業を行っている、学生による非営利組織です。
私たちは、海外に渡航して、現地での社会課題に向き合いながら自分ができることを考え、解決に取り組むインターンシッププログラムを運営しています。

今回は、実際に参加された、一橋大学1年の木村友哉さんの体験記をお届けします🛫ぜひご覧ください!
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自分に自信がなくてもチャンスを掴みに。

ーー参加を決めたきっかけは?

最初アイセックに入った時はインターンシップに自分が参加するとは思っていませんでした。入会して、運営側としてインターンシップについて理解を深める中で、インターンシップとして海外の挑戦的な環境に飛び込むことに魅力を感じました。元々大学生になったらいろんなチャンスとか迷わずに突っ込んでいこうと思っていたので、いこう!と決意を固めました。

かつて卓球部で活動していたときに、部長に就くことに対して自分に自信がなく、挑戦を躊躇してしまったことに対する後悔があり、その後大学生になり、「自分に自信がなくてもチャンスを掴みに行った方がいいだろ」と思うようになり、挑戦機会に飛び込もうと思いました。

アイセックの海外インターンシップに惹かれた理由は、他の機会と違い、周りに同じ日本人ばっかりじゃなくて自分1人の力で現地に飛び込むプログラムだったからです。自分を成長させたいという理由で参加したかったので、周りに日本人がいっぱいいたら頼っちゃうと思っていました。とにかく困難な状況に自分を追い込み、自分でもがいて活動することを求めてました笑

必要なのは、座学ではなく生きていくための力。

ーーこのプログラムを選んだ理由は

インドを選んだ理由はそんなになくて、たまたま大学でヨガの授業を受けていて、インドの文化に興味があったからです笑 

プログラム内容として教育系を選んだのは、僕は貧困に興味があって、貧困には教育が有効だと思うからです。他のプログラムは、実際の教科書的な内容を教えるものだったのですが、僕は、それよりもリーダーシップや自然の中で生き抜く力など、自分が生きていくための力を身につけるプロジェクトを選びました。貧困状態にある人って学校にも通えないので、教科書などで座学を学んでも、働いた上で役に立つかと言われると微妙だと思っていたのもあって、実践的な力やリーダーシップなどを教えたいと思っていました。

自分で考え、行動する力を身につけた。

ーー6週間の経験の感想

たくさんの人と、出会うこと、話すことができて、とても楽しかったです。他の国からのインターンシップ参加者と一緒に泊まってたので、一緒に生活するだけじゃなくて旅行にいったりもしました。また、現地のアイセックのメンバーと交流し、アイセックによる大学生を巻き込んだディスカッションイベントにも参加しました。インドの人たちの社会問題に対する考え方を知ることができたのも面白かったです。

僕が参加したプロジェクトは、インターンの内容がそもそも用意されていませんでした。他の国の人たちも同じプログラムに参加していたけど、大学の教授に自分がやりたいことを伝えて、それぞれが自分でやるべきだと思ったことをでやる感じでした。

自分でやることを決めないといけなかったので、最初の1週間は貧困の問題についてたくさん論文を読みました。しかし、論文を読むだけならインドでやる必要がない、もっとフィールド活動がしたいと思うようになり、現地の大学生の意見を聞きくためのアンケートを回収したり、実際にインタビューしたり、教授のクラスに出て、そのクラスの学生に聞いたりしました。そうしているうちに、実際に貧困に直面している人々の現状を知りたいと思うようになりました。ちょうど、教授がNGOに話を伺いに行くことになり、僕も同行させていただきました。そのNGOは私の研修先であるジャイプル地域で水の問題に取り組んでいました。ジャイプルでは浄水設備が整っておらず、水は500㎞離れたグジャラート州から供給されています。そのため、供給が停止すると水不足に陥る危険な状況です。現地を訪れることは危険が伴うためできませんでしたが、私が調査していた、Community-Based Organization(CBO)という組織についての情報を聞くことができ、非常に学びになりました。本来の目的からは少し離れますが、その場で新しく知り合った大学の教授から家に招待され、新たなコミュニティを体験することができました。この経験はインターンシップ全体の中でも、特に印象深いものでした。

現地に足を運ぶからこそわかる、貧困の現状と人の温かさ。

ーーインターンシップを通して学んだことを教えてください

やっぱ視野が広がったのは感じましたね。渡航前は、大学の勉強をするだけで時間が過ぎていく毎日で、視野が限定されていたように感じました。しかし、インドでの生活を経て、帰国後、どんなに忙しくても冷静でいられるようになりました。それはおそらく、いろんな価値観を知ったり、自分で行動しなければならないといったインドでの経験が常に頭にあるからで、いろんな状況に対して冷静な判断ができるようになったと実感しています。

あと、実際の貧困の現場には行けなかったのですが、貧困の現状はイメージできるようになりました。日本はどうしてもネットで状況をみるしかなかったのですが、インドでどのような生活をしているかをみることができたので、貧困の課題を解決するには、「こういう方法を取れば良い」「課題解決の土台はこれだ」と解像度を上げることができました。

現地での一番の驚きは人の温かさです。道端を歩いてても、普通に優しく話しかけてくれるし、インターンシップ先の大学に通う学生が、食事などを一緒にしてくれたり、色々手助けしてくれたり、すごい優しいなと感じた瞬間がたくさんありました。研修先の教授の家にお邪魔した時には、家族とメイドさん含め、その全員が暖かくて仲良くしている風景をみて家族の温かさを感じました。

あとは、食生活がカレーばっかりだと思ってたのですが、それ以外の食べ物も食べることは驚きでした笑トーストとかお菓子がめっちゃ出て、スパイスを使ったものを常に食べているイメージとは全然違いましたね。

6週間からこそ築ける濃いつながり。

ーーアイセックの海外インターンシップならではの良さは?

一緒にインターンシップに参加した、他の国からの参加者との関わりだと思います。常に一緒に生活してたから、日本に帰国後、家に1人なことが寂しい感じがします笑

同じプログラムに、トルコ、ドイツ、エジプト、モロッコからの参加者がいて、それぞれの国の文化なども聞けました。オンラインの交流イベントなどで会うことはありましたが、6週間、一緒に暮らし、プログラムに参加し、密に交流することができる、そしてこんなに濃い仲になれるのは、留学や旅行と違い、アイセックの海外インターンシップしかないです。

将来もインドの貧困問題に携わりたい。

ーー木村さんが将来、どんな道に進むのか気になります!

まずインドで6週間自分の力で生活したのが自信になりました。これからの大学生活でもいろんな挑戦に自信を持って挑戦していきたいです。

また、元々、NGOで働きたいイメージはあったのですが、それが具体化されました。貧困地域にCommunity-Based Organization(CBO)というNGOよりもローカルな視点で貧困をサポートするところがあるということをインドに行って知り、最終的にはその機関をサポートするような活動がしたいと思っています。

最大の経験を届けてくれるのがアイセック

ーーインターンシップへの参加を迷っている人へ一言

自分が海外でプロジェクトをやり切ることができるのか不安に思う人は多いと思います。僕もそうでした。しかし、一度勇気を出して行くという決断をするだけで、あとはアイセックのメンバーが全力でサポートしてくれるし、自分自身もそのサポートに応えて頑張ろうという気持ちになります。だから、ぜひ、最初の勇気をだしてほしいです。

自分を変えたい!成長したい!という気持ちが少しでもあるなら、参加すべきだと思います。その気持ちを最大限に引き出し、最大の経験を届けてくれるのがアイセックです。


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