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【応援ブランディングvol.5】応援は自然と広がっていく

あなたの家族や親しくしている友人、趣味の仲間のことを少し思い浮かべてみてください。

考え方や価値観など、あなたと共通している部分はありませんか?


実際に私がビジネスやプライベートで仲良くしている人たちを思い浮かべてみると、まるっきり価値観が違ったり、まったく共通点のない人はいませんでした。

まあ、そもそも価値観が異なる人や共通点のない人と、仲良くなる機会は少ないですよね。


お互いに共感できるものや通じるものがある人が自然と集まり、仲間をつくることを「類は友を呼ぶ」、近年は略して「類友(るいとも)」と言ったりします。

考え方や価値観の近い人が集まる「類友」は、ソーシャルネットワーク研究でも「人間は同じような属性を持った人とつながりやすい」ということが証明されています。


実はこの「類友」、よく考えてみると自然に起こりやすい現象です。

たとえば、家族の場合だと物理的に一緒に過ごす時間が長いため、基本的な考え方や価値観が似てくることが多いと思います。
とくに物事の善悪など倫理的な面で言うと、両親の影響を受けている人が多いのではないでしょうか。



次に学生時代にできた友人について考えてみましょう。

とくに専門性の高い学校の場合、同じような夢を目指していることが多いため、自然と仲良くなることが多いと思います。
かくいう私も、デザイン系の学校へ進学したため、グラフィックデザインの仕事に就いている友人が多くいます。



それだけでなく、同じ仕事をしていたり、同じ趣味や同じ遊び、生活スタイルが似た人たちは自然と引き寄せ合います。

これはスピリチュアルな話ではなく、単に人は共通点のある人と仲良くなりやすいですし、そもそも生活スタイルが似た人たちとは物理的に出会いやすいのです。


また、私たちは自分と価値観が似た近しい人たちの声を信頼します。

たとえば、次の3つのなかで一番購入する確率が高いのは誰からでしょうか?(Aという商品は同じ内容だと仮定してください)

・初めて会った営業マンから、Aという商品をすすめられた
・顔見知りから、Aという商品をすすめられた
・家族や親しい友人から、Aという商品をすすめられた

おそらく購入する確率がもっとも高いのは、家族や親しい友人からのおすすめではないでしょうか。

もちろん家族や友人は信頼できるということもありますが、そもそも自分と価値観が近いため、すすめられた商品やサービスがマッチする可能性が高いのです。さらに家族や友人は接する機会が多いため、すすめられる機会も多くなります。


加えて「類友」は、考え方や価値観が似た人が集まるだけでなく、生活レベルが近い人が集まる傾向もあります。

たとえば、高校や大学時代の友人であれば偏差値で区切られていますし、同じ職場であれば給与水準は同じ、お金のかかる趣味でつながっているのであれば、否応なしに生活レベルが関係してきます。

つまり、ブランドを応援してくれる人は価値観の近い人に声を届けてくれるだけでなく、自分と同じ生活レベルの人に絞ってくれている可能性が高いのです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!


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