【応援ブランディングvol.7】予測不可能な時代で唯一予測できるのは応援の力
生成AIを始めとするデジタルテクノロジーの進化や消費者ニーズの多様化など、私たちを取り巻くビジネス環境は先行きが不透明で、将来の予測が困難な時代に突入しています。
いわゆる VUCA(ブーカ。「Volatility(変動性)」、「Uncertainty(不確実性)」、「Complexity(複雑性)」、「Ambiguity(曖昧性)」)と呼ばれる時代です。
そんななか、唯一予測できるのが〝応援の力〟です。
2021年のコロナ禍、朝日新聞の「天声人語」に次のような記事がありました。
このラーメン居酒屋さんだけでなく、コロナ禍では全国で同じような応援消費が行なわれたと思います。
私も少額ながら、地元で立ち上がった飲食店を応援するクラウドファンディングで支援をさせていただきました。
このような応援消費という行為は、言葉を変えると下の図にある「イミ消費」と言えます。
消費者のニーズは「モノからコト」「コトからトキ」、そして時代は消費することに対してイミ(意味)まで考えるようになりました。
イミ消費は、社会的意義のある活動を応援するという意味もありますが、もっとシンプルに「自分にとって大きなイミ(意味)を持つブランドだから応援する」ということでもあります。
先程の新聞記事にもありましたが、そのお店がなくなったら自分が困るのです。
好きなブランドが苦境に立たされていれば応援する。
これは予測するまでもなく、人としてもっともシンプルで当たり前の行動ではないでしょうか。
ブランドが苦境に陥っていなくても応援する心は同じです。
自分にとって大きなイミ(意味)を持つブランドだから、購入(消費)というカタチで応援したり、まわりに紹介したり、ブランドが脱線しそうになっている時には苦言を呈したり、適切なフィードバックをしたりします。
そのようなイミ(意味)をブランドに付加することが、応援されるブランドにとっては必要不可欠な要素であり、そのイミを持ったブランドこそが応援され、愛され、そして選ばれ続けるのです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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