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米国のAI事情 〜規制と著作権と新しい波〜【海外最新AIニュースまとめ】

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✍️本日のハイライト【約2分で読み終わります】

AIの安全で確実な開発と利用を促進するための大統領令

米国政府は、AIの規制と報告基準に関する大統領令を発表しました。この令により、強力なAIシステムの開発者は、公開前に安全試験の結果を政府と共有することが求められます。また、この令は様々な政府機関に対して、AIの安全試験と監視の新しい基準の策定、AIを利用した重要インフラの保護、詐欺の防止、刑事司法のAIにおける公平性の確保を指示しています。

米国政府の公式ウェブサイトAI.govも、ビザ手続きの簡素化を含め、米国へのAIの才能の開発と誘致に注力しています。これは、米国政府が急速に進化する生成型AIに対してAIの安全性を重視していることを示しており、厳格な規制アプローチを取るのではなく、業界と協力したいと考えていることが伺えます。

ただし、安全性と公平性に関する言葉遣いは曖昧であり、具体的な規制ではなく「ベストプラクティス」や「ガイドライン」の策定に焦点を当てています。安全プロトコルをいくつか法制化しているものの、実際の執行力は不足しており、さらなる立法が必要です。

新しいM3チップで、AppleもAIの波に乗る

AppleはM3チップを搭載した新しいMacをリリースし、カスタムハードウェアを通じてAIを取り入れる姿勢を示しました。特にM3 Maxチップは、強力なGPUスタックを搭載してAI/ML開発者をターゲットにしています。

Appleの新しいM3チップにはAI向けに最適化された新しいGPUアーキテクチャと、Appleが「ダイナミックキャッシング」と呼んでいる機能が搭載されており、M1チップに比べて最大2.5倍高速です。これにより、数十億のパラメータを持つモデルの処理が可能になるとAppleは主張しています。

グラフィックス/MLアプリを使用する場合、新しいMacでは大幅な速度向上が期待できます。開発者であれば、Appleのプラットフォームはローカルコンピュートが必要な生成型AIプロジェクトにとってより魅力的になります。

AIアートジェネレーターに対する著作権侵害訴訟、アーティストは第一ラウンドで敗北

アーティストがAIアートジェネレーターを訴えた初の訴訟で、インターネットからダウンロードした何十億もの画像を許可なく、無償でAIシステムのトレーニングに利用したという主張が、連邦裁判所の判断によりほとんど却下されました。

ウィリアム・オリック米連邦地裁判事は、MidjourneyおよびDeviantArtに対する著作権侵害の主張を前進させることはできないと判断しました。その理由の一つとして、AIシステムが実際に著作権のある画像のコピーを含んでいるかどうかが明確でなく、またアーティストがAIツールによって作成された同一の素材の侵害を証明できるかどうかが問題となっています。

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