「この上で寝たい…」至高のふわもち食感、餡麩三喜羅（あんぷさんきら）
「餡麩三喜羅（あんぷさんきら）」という、ちょっと独特な響きのこの名前は、名古屋の老舗菓子処「大口屋」さんの麩まんじゅうです。
老舗にふさわしく、落ち着いた雰囲気が良いですね。
和菓子らしい見た目ですが、「和菓子のあんこは甘すぎてちょっと…。」
という人にこそ食べてほしい逸品です。
箱を開けると、あら～かわいい♪
まるで6人の子供が顔を並べているよう。
香りは、もちろん和菓子のやさしい甘みもありますが、生麩の穏やかな香り、山帰来（包んである葉）の自然な香りも相まって、一言では言い表せない心地よさ。
期待感が高まります。
さて、それでは一口。（フォーク等は要りませんでした。）
何…、この独特な食感…。
ふわっふわもっちり。
（あぁ…、この上で眠りたい…）
この食感、くちどけ、うっとりします。
餡麩三喜羅には時間をゆっくりにする効果ありそう。
もっちりなのに軽く、口の中でまとわりつくようなくどさはありません。
おそらく麩のおかげだと思います。
中はさっぱりとしたこしあん。
あんの主張が強すぎないので、麩の香りや山帰来の葉の風味が
ちゃんと残っていて、調和してくれます。
ちょっと塩みがあるのも、一層深みを与えてくれています。
あっさりしているので、緑茶じゃなくても、
紅茶やコーヒーにも合うのでは。と思います。
とても丁寧に作られていることが分かるお菓子です。
上品な味で、時間をかけて、五感で楽しめる。
ごちそうさまでした。
名古屋では有名なお菓子なので話題にしてみたところ、
「餡麩三喜羅って嫌いない人がいないんだよねー」
「和菓子の甘すぎるあんこが嫌いな人でも食べられる」
とのこと。
唯一無二のふわもち食感で、ストレスから解き放される
幸せな時間を楽しんでみてはいかがでしょうか。
ぜひご賞味あれ。ご注文はこちら↑↑