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エキゾチシズム香る築地本願寺からインバウンド熱に沸く場外市場へ 波除稲荷神社の吉野家の石碑
こんにちは、aicafeです。
40代、人生時計で14:00頃に差し掛かったところです。
これからの人生の午後の時間の過ごし方を模索中です。
先日、築地本願寺と築地場外市場界隈をぷらぷらしてきましたのでレポートします。
インドの風を感じる、伊東忠太の建築物
築地本願寺は伊東忠太の独特な設計で有名ですね。
築地駅に降り立つと、その特異な雰囲気にまず圧されます。
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いわゆる日本の伝統的な寺院のスタイルではなく、インド建築の要素が取り入れられていることから、荘厳さのなかにエキゾチシズム、オリエンタリズムが漂う建造物です。
花崗岩が用いられた建物中央の本堂は、上部に銅板で葺いた巨大な円形屋根がのせられ、左右対称にのびた翼部には鐘楼と鼓楼の塔屋を置き、正面中央と左右の入口には独自の曲線による破風を設けています。内部は伝統的な浄土真宗寺院の本堂形式でありながら、外観各部にはインド風の建築手法が見られ、入口の破風・柱頭飾り・屋根上の尖塔、さらに細部の装飾が一体となり、全体として調和のある外観を作り出しています。
伊東忠太は、若き日にインド・中国・トルコを調査研究に訪れています。インド建築と歴史文化への深い理解が、こうした稀有な建造物を生んだのかもしれませんね。
築地本願寺で意匠を探すのが楽しい!
鐘楼または鼓楼はインドの仏塔、ストゥーパを模しているようです。
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円形屋根には、仏教のシンボルである大きな蓮の花が。
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蓮は、沼地からすっと伸び美しい花を咲かせることから、輪廻転生の泥沼、つまり煩悩や苦しみのなかに咲く悟りの心を象徴していると言われます。
入口に続く階段の欄干の両脇には、狛犬ならぬ、翼の生えた獅子が鎮座しています。
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翼の生えたライオンと言えば、ヴェネツィアのシンボル、グリフォンを連想しますね。
東南アジアの仏教遺跡であるボロブドゥール遺跡やアンコール遺跡では、蛇信仰の表れから蛇の神様ナーガが欄干にあしらわれているのを見ることが多かったですが、築地本願寺はグリフォン風?面白いですね。
本堂の入口は堂々とした長く太い柱が両脇にあり、立派な伽藍が広がっています。中では丁度、「帰敬式(おかみそり)」が行われていました。
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入口の脇の階段の手すりには様々な動物たちが。
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これらの動物たちは、仏教にゆかりの深い動物たちなので、伊東忠太がお経などから選んだものと考えられているそうです。
浄土真宗の宗祖である親鸞聖人の像もありました。
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築地本願寺はカフェも併設されていますが、ここの18品の朝ごはんが人気のようですよ。
インバウンド景気に沸く場外市場
さて、続いて場外市場へ。
ど平日の昼間だったのですが、多くの外国人で賑わっていました。
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A5和牛を2センチ角にしたもの四切れにウニや蟹をトッピングした串焼きが一串4,000円で売られていました。
ここにも押し寄せるインバウンドの波。
もちろん買わずにスルーしました。
この日はアイスバックを持っていなかったので乾物中心に購入しました。
ちょうど家で切らしてしまっていた昆布、イカ昆布のふりかけ、のどぐろ塩などを購入しました。
築地を守る波除稲荷神社
場外市場を抜けた先には波除稲荷神社があります。
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波除稲荷神社の創建は万治年間(1657~1661)と伝えられています。築地一帯の埋立てが進められた万治年間、波浪により工事が難航を極めた際、海中に漂う稲荷明神の像を祀ったところ波浪が治まり、埋立て工事が無事完了したと言われています。「波除」という尊称はこの故事に由来するもので、江戸時代以来、航海安全や災難除け・厄除けなどの神として人々に篤く信仰されてきました。
家族親族の災難除けをお願いしました。
神社の入口の両脇には、立派な「弁才天お歯黒獅子」と、「厄除天井大獅子」が置かれています。「つきじ獅子祭り」で担がれる獅子頭だそうです。
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境内には吉野家一号店が築地にあったことを示す石碑がありました。
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吉野家さんが築地市場移転に伴い、ここ築地に吉野家一号店があったことを忘れないでほしいという思いから波除稲荷神社に奉納されたものだそう。
境内には、卵塚、海老塚、鮟鱇塚などの、食べ物に由来のある石碑がいろいろあり、築地の神社だな、と思いました。
ぷらぷら見学後は、魚河岸フードコートで蟹クリームコロッケをいただきました。
平日昼間の楽しいお散歩でした。
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