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やっぱり手書きが好き。――②その理由

小説を手書きで書く理由。

それは、シンプルに、気持ちがいい、から。

ストレートネックと、ひどい首コリで、一時起き上がれないほどになってしまったこともきっかけですが、原稿用紙に向かって文章を書いていると、脳が気持ちがいい、気がします。独特な、アルファ波が出ているような気持ちよさ。静かな高揚感。

それが楽しくて、やっぱり手書きはやめられません。

詩を書くように言葉を連ねたい。

いい音楽を聴いているように、流れるような文章をつづりたい。

言葉も、リズムです。呼吸です。日本語は、長くも短くも表現できるとっても自由で美しい言語だと思う。

落語にはまる人たちがいるように、ず~~~っとなめらかに続いていく言葉のリズム、抑揚、流れ、そして終わりと余韻。

手書きだと、それを体感しながら書けるような気がする。

自分の手がブレスしたら、そこは読点。ずーっとその言葉を流れるように聞いていたいなら、できるだけ口当たりのいい言葉でつなげて…という風に。

パソコンだと、書けてしまう。書きすぎてしまう。

手書きより大変じゃないので、カタカタと長い文も呼吸を入れずに書けてしまう。それがどうなんだろう、と私的には思えてしまうときがあり。言葉がすべる、というのかな。

さらに言うと、手書きの文章は、どこかで自分の頭にも残っているんですね。だから、修正のとき、「あ、あそこの文、なんか違和感がある」と、後から思い出せるのです!これ、パソコンの文章だと、記憶に残ってないことが多い。どうしてでしょう??

手書き好きの私のために、友達が小田原の紙文具専門店に連れて行ってくれました。そこで選んでくれた紙がこれ!

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・・・笑? 何でしょうね? このタイトル。きれいなオレンジ色。中身は

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これは・・・この行数で何を書けっていう・・・。そして多すぎる余白。

でも、ラインの印刷のオレンジもきれいで、紙質もめっちゃひかれて買ってしまいました。お手紙を書くなら、とても凝縮したお手紙が書けそう。

しかし、私がこの紙で思いついたのが、タイトル帳・・・!!

小説のタイトルは、一行の詩、とある本で読みました。

「青く、きらめく」は、応募のとき、タイトルに迷ったまま、出してしまった。

やっぱり、ちょっと悔いがあります。

そこで、友達に聞いてみたりして、noteに乗せる前に、いくつか考えました。タイトル帳には、これから書いていこうと思っている小説のタイトルも、書いてあります。

ちょっと、明治の文豪のような気分♪

そんな感じで、私の創作にかける時間の大半…9割から9割5分、は、ノートと原稿用紙、スケッチブックの手書き、です。

きっと、これからもこんな感じだろうなぁ・・・。

問題は、増える紙の山。断捨離もできませーん!!



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