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結婚してから使わないよう意識し始めた2つの言葉

夫婦の会話に限らず、最近できるだけ
使わないよう意識している言葉が
2つあります。


たぶん結婚するまでなんとも思わず
使っていたであろう言葉。

そして、自分が言われても特に
気にも留めていなかった言葉。


結婚して、価値観の全然違う人と
一緒に生活をするようになってから

これらの言葉を夫に限らず、できるだけ
使わないようにしたいと思い始めました。


私自身も日々心がけてはいるものの
まだまだ無意識で使ってしまっている
ことはあるかもしれないのですが、

今回はその2つの言葉を使わないように
したいと思うようになったきっかけや
理由について書いてみようと思います。

使わないよう意識している言葉その①


1つ目が「普通は〜」


相手の言動に対して「あり得ない!」
と感じて腹が立つと、
つい出そうになるこの言葉。


この言葉はこれまで本当に無意識に
会話の中で使ってきたし
聞いてきたと思います。

自然に使いすぎて気にも留めて
いなかったほど。


でも夫と一緒に暮らすようになって、
お互いの「普通」があまりにも違う
ということを思い知らされました。


相手にとって「普通」じゃないことを
いくら自分の常識と照らし合わせて
おかしいと思ったとしても

「普通は◯◯でしょ!」と責めたところで
相手に自分の価値観を押し付けるだけで
全く解決には繋がらないな
と感じたのです。


自分の価値観を否定されて
相手の価値観を押し付けられると
人は誰でも反発したくなるはず。


それから、自分の「普通」を
相手に押し付けないことを
意識するようになりました。


「普通は◯◯でしょ!」と、つい
言いたくなったときに心がけているのは

主語を『私」にして話すこと。

“普通は”ではなく“私は〜”
で話すようにしています。


自分の常識や価値観を
押し付けるのではなく

・私はどう思っているのか
・私はどうしてほしいのか


に焦点を当てて話すイメージ。


例えば

予定の時間より遅くなるなら
“普通は”連絡するでしょ!?

と言いたいとき。
主語を『私』にして言い換えてみると

“私は”予定の時間より遅くなると
何かあったんかな?って
心配になるから連絡してほしいな

同じことを言っていても
』を主語にするだけで
聴こえ方が全く違ってくると思うのです。


実際にこの伝え方を心がけることで、
夫も私の意見を一旦聞いてくれることが
増えたように感じます。

使わないよう意識している言葉その②



2つ目は「〜べき」という言葉。

これも「普通は〜」と同じく
“自分が正しいと思っていること”を相手に
押し付けてしまう言葉かもしれないな
と感じ、
できるだけ使わないように心がけています。


自分自身が「〜するべき」と言われた時、
反発する場合もあるかもしれないけれど

言った相手が大切な人であればあるほど
「その通りかもしれない」
「私が間違っているのかもしれない」
と思いがちだったなと
振り返ってみて思うのです。


もちろん、本当に人として
間違ったことをしてしまった時は
仕方がないのかもしれないけれど。


大人同士の付き合いでは意外と「〜べき」
という言葉で価値観を押し付けたり
押し付けられたりすることが
多々あったなと感じます。


それは例えば、男女間であれば
「男性は女性に対してこうするべき」とか。

「デートでは男性が奢るべき」
「男性が重い荷物を持つべき」
・・・

もちろん逆のパターンも。

夫婦の話とは少しそれますが、
例えば仕事においても

「総合職で入社したんだから管理職を目指すべき」
「これからは女性は結婚してもバリバリ働くべき」

これらは実際、会社員時代に
私自身が言われてきたことです。

きっと言っている本人は本気でそれが正しいと
思っているのだろうけど、こういうことに関して
間違いも正しいもないはず。
(社会としてこうあるのが理想、はまた別として)


だけど、大事な人や立場が上の人に
「〜べき」と言われてしまうと
それが正しいんだと思わされてしまって、
自分の本当の価値観がわからなくなって
しまうことだってあるかもしれません。


それに、例えば自分自身が正しいと
信じていることについて「〜べき」という
言葉で相手を説得しようとした場合。

相手に押し付けるだけでなく、
自分自身が新しい価値観を受け入れたり
視野を広げられる貴重なチャンスを
自分で断ち切ってしまっていることにも
なりかねない
なと思うのです。

「〜べき」と言いたくなったときにも
心がけているのは、「あくまで私の考え
というスタンス。

なので、この場合も
主語を『私』にして話します。

・“私は”こういう理由でこう思う
・“私は”こうした方が上手くいくと思う


そうするとお互い自分の価値観を
否定することなく

じゃあ自分はどっちの考え方を
 採用したい?

と自分軸で判断しやすいのでは、
と思っています。


相手を敵にしないために


もちろん、今まで書いてきた
私の2つの言葉に対する考え方も
私個人の意見であって、きっと
全然違う考え方もあると思います。

だけど、それはそれでいいし
今の私はこの考え方を採用したいだけ。


ただ、夫婦で話し合いを重ねるにつれ、
こういった言葉選びひとつで
仲良くしたい相手のはずが無意識に
敵のように見えてしまうことにも
なりかねない
なと感じて。

「普通は〜」や「〜べき」という言葉で
(そんなつもりはなくても)相手を言い負かす
ことはやめたいなと思うようになりました。

とくに夫婦や家族は、価値観の違う者同士が
深く関われる貴重な機会だと思うので

理想論かもしれないけれど、せっかくなら
お互いの価値観を受け入れて、不要な思い込みを
手放したり、新しい視点を取り入れてみたいと
思っています^^


長くなりましたが、最後まで読んでくださり
ありがとうございました!


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