教室展で、初めて絵が売れた
苦労して制作し、出展した教室展で、なんと、一枚の絵が売れた。
購入してくださったのは、家族でも、友人でもない、会ったこともない方だった。
「絵が売れたよ」と先生がLINEで連絡をくれ、ぜひお礼を言いたいと駆けつけたが、残念ながらその方は帰られた後だった(後で個人的にお礼の手紙を出させてもらい、丁寧なお返事もいただいた)。
この”絵が売れる”という事柄は、拙いと自分が思っている技術であっても、思いを込めた表現は誰かに届くのだと実感できた出来事だった。
思い入れのある作品が手元を離れることは寂しいが、その人のもとで、役割を果たしてくれたらと思う。
絵を売って生活をする、というのは難しいことだ。
私はそう思うので、絵が売れるということにはそこまで興味はない。
それよりも、できるだけたくさんの人に自分の表現を見てもらい、何か共通する思いに触れてもらえたら嬉しいと感じている。
でも、時々絵を買ってもらえたら、それは、「表現が届いているよ」という証拠になると思うので、これからも、時々購入してくださる方がいると嬉しいなと思っている。
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