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身体の不思議・腸その1


消化器の構造と細菌の生息数

腸内細菌は、どこから・・・

腸内細菌は、どのように、いつ腸内に住みつくのか?不思議に思いますね。
自然分娩であれば、赤ちゃんが母親の産道を通る時に、狭い膣にぴったりと鼻や口を付けます。その際に母親の膣内に生息していた1000億個以上の菌をそのまま引き継ぐと言われています。

また、母親は母親の身体のなかで変化が起こります。出産の準備も行われます。妊娠後半期になると母親の膣内の分泌液の成分も変化します。

膣内では、乳酸菌数やビフィズス菌数が増えます。代謝産物として乳酸などを多く産生し、酸性の状態にします。母体の膣に病原菌が入らない配慮がなされるみたいです。

ここにも、仕組みがあり、子供が生まれるまでにいろいろな配慮がなされています。わからない所で、いろいろな仕組みを経て出産などもおこなわれているのですね。

腸の中では、いろいろな事が起こっています。腸には、人体最大の免疫器官があり、全身の免疫細胞の60から70%が腸管に集中しています。
腸管は、食べ物と一緒に入ってきた異物が栄養素に紛れ、吸収されないように徹底した警備をおこない、自己防衛する働きをしています。これを「腸管免疫」と言います。

私たちの腸管には、特に大腸には、腸内細菌が腸壁に生息しています。
その数は、1000種類、100兆個以上、重さは、1.5キロくらいと言われています。それに比べ、人間の細胞は、数十兆個と言われています。人間の細胞数よりもはるかに腸内細菌の方が多いです。

腸内細菌の働きで、私たちの健康は左右されると言われています。

母親からいただいた菌をどのように活かすのかは、それぞれの生活に係わってきます。私たちの生活そのものが体に表れるような気がします。
腸内細菌は、出産の際に母親からいただくのだとはじめて知りました。母も胎児のために身体をいい状態にしていく務めがあるのだと感じました。女性の役目には大きなものがあります。

その大切な役目の女性をいたわる社会も必要ですし、環境を整え家族みんなが支えあう家庭ができたらすばらしい社会になる事だろうと思います。

次回は、善玉菌、悪玉菌などによって美と健康は変わるのか?等について
述べてみたい。


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