見出し画像

スペインの写実画家、ホルヘ・ガリェゴ

以前、以下の記事でヨーロッパ近代美術館(MEAM)所蔵のスペイン写実絵画について言及しましたが、マリア・ホセ・コルテス以外の画家についても紹介致します。

今回紹介するのはホルヘ・ガリェゴです。まずは図録『スペインの現代写実絵画』(ホキ美術館、2019年)に掲載された経歴と作品を御覧下さい。

ホルヘ・ガリェゴ Jorge Gallego

1980年セビリアに生まれ、セビリア大学美術学部を卒業。絵画制作に専念し、2009年の「Figurativas」コンクールの大賞や「BMW絵画賞」の特別賞など数多くの受賞経験がある。マドリッド、バルセロナ、セビリアのギャラリーやアートフェアーに出展し、各地の個人コレクションに所蔵されている。今日に至るまで、一貫して具象派の画家として活動してきた。彼が絵を描き始めた頃は、リアリズムがもてはやされ、それは過剰に思えるほどであった時代であり、実際には絵画の出来を評価すべきところが、リアリズムという表現様式に重要性が置かれていた。写実であることがアイデアやメッセージや感情を表現する手段となっていたのである。

図録『スペインの現代写実絵画』(ホキ美術館、2019年)p.64
ホルヘ・ガリェゴ《家族の肖像》(ヨーロッパ近代美術館、2009年)

ホルヘ・ガリェゴの公式サイトがあります。その中から作品画像を数点、紹介致します。

Jorge Gallego《Horizonte》(2016年)
Jorge Gallego《El enigma》(2018年)
Jorge Gallego《Huecos del hombre》(2020年)
Jorge Gallego《El anhelo》(2021年)

また、氏のフェイスブックとインスタグラムのアカウントもありますので紹介致します。

※記事に関する御意見・情報提供はコメント欄または下記のメールアドレスにお願い致します。
dyi58h74@yahoo.co.jp

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?