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「普通の生活」が地球を破壊し病気を作る?!IN YOU創業者が語る衝撃的過去とIN YOU MARKET創業秘話 vol.01


オーガニックな暮らし|理想から現実への挑戦


「全ての人にオーガニックな暮らしを」

— 文字で書くのは簡単でも、決して容易なことではありません。

この壮大なコンセプトを胸に、2016年、私たちIN YOUは、ビジネスを超え、社会と人類に対してポジティブな影響を与えようというミッションのもと、スタートしました。

オーガニック生活とは、化学薬品、農薬、人工的な添加物に頼らない生活のことであり、私たち自身の健康はもちろん、地球環境の保全にも貢献します。

私自身も最初はこのnote記事のように「自分の言葉を奏でる」という非常にシンプルな事業からスタートしました。

全ての人にオーガニックな暮らしを

現代社会の実態とはややかけ離れたフレーズの背景には、私自身の深い決意があります。

今、私たちはヘルシーで持続可能なライフスタイルを推進するためのプラットフォーム、IN YOU MARKET(インユーマーケット)を運営しています。

ここでは、厳選されたオーガニック製品を提供するだけでなく、最終的には「IN YOU MARKETに出会うことで、人々が自分の心身に向き合うきっかけを提供し、悔いのない本質的な人生を生きてほしい。」

そんな願いが、隠されています。

創業物語 IN YOU MARKETの背景

この記事では、普段は決して語ることのない、私自身の洞察、私が直面した数々の壁、そしてどのようにそれらを乗り越え、オーガニックライフスタイルの普及というビジョンへと、向かっていったのか…

IN YOU MARKET創業秘話を今、明かします。

もちろんこの記事1件だけでは、とてもじゃないですが、全てを語るのは難しいので、今後連載でいろいろなことを、私自身の言葉でお伝えできればと思ってます。

若き日の夢と現実のはざまで

「なぜ、IN YOU MARKETを創る必要があったのか。」

この問いに答えるには、私の過去を深く遡る必要があります。

IN YOU を立ち上げた当時、ただ単に「儲けてやろう」「起業したい!」という意図は全くありませんでした。

とはいえ、学生時代「学生起業家」を目指す意識の高いコミュニティに属していた私は、学生ながらにもビジネスの真似事のようなことには多少、関わっていました。

見よう見まねで、小さなサークルを営み、学生向け有料イベントで収益化したりもしていました。

肝心な学業に集中すべき時に、私は常に「いかに人を集めていかに有料チケットを売り歩くか・・」「明日はどんなところへ営業に行こう」「次はどんなイベントをやろう」「パンフレットや、チケットはどんなデザインにしよう」そんなことばかり考えているいわゆる、ただの目立ちたがやりやの変人でした。

勉強熱心で、真面目な帰国子女ばかりがいた学科で私は、完全に浮いていたと思います。

大学卒業後、北海道出身の私は、都会への憧れからとにかく「東京だ!」という一心で関西から東京へ上京。

数年間はビジネスを自分で営むビジョンは一旦忘れ、一般企業に勤める、サラリーウーマンとして通常キャリアの道へと進みます。

ちなみに上京して就職した当時は、こだわったオーガニックスーパーで買い付けた野菜でヘルシーな生活など送れるはずもありませんでした。

高額な学費を払い続けてくれた両親への引け目もあり、例え厳しい生活でも仕送りをしてもらうことはプライドに反していたので、新卒時代から数年は身分相応、高速道路の真横や、主要駅外で見つけたおんぼろアパートに住みながら、近場で惣菜を買ったり、毎朝お弁当を作るなどし、未来など何も想像することなく普通に生活していました。自由に使えるようなお金など、どこにもありませんでした。

そんな当時の私は突然オーガニックについてほとんど知りませんでした。

日常は、仕事に追われるサラリーウーマンとしての生活で、健康や食に対する意識は二の次。

恥ずかしいことに当時は、ただただ目の前の仕事や厳しい現実から逃げ出すために「早く結婚したいわ」と思っていた気がします。

オーガニックの力 健康への目覚め

そんなある日、元気だった知人が癌になったり、自分の母の知人が倒れるなどの衝撃的な話を聞いた私。

ふと「健康とはなんぞや」「予防とはなんぞや」という、今まで見て見ぬふりをしてきたことに目を向ける機会が訪れました。

「環境への影響を最小限に抑え一人一人の健康と幸せを最大化したい。」

経済的・精神的にも余裕のない20代そこらの私に、こんな崇高な考えが最初からあったわけではありません。

最初は「自分や家族がある日突然取り返しのつかない病気に罹ったら怖い」「そうなりたくない」という一心でした。

イベント、インターネット、書籍、人から教えてもらうなどし独学で健康や食事について学びまくりました。

しかし当初、オーガニックが好きな人は周囲にはほぼおらず、その代わりにタバコの煙が臭い激安居酒屋やバーに夜な夜な集うことが周囲の若者たちにとっての最大の娯楽、という時代でした。

「オーガニックに拘ってるのー、私。」なんて言おうものならたちまち眉を顰められ「あーそういう系ね。(察し)あの人はもう、呼ばないでおこう」なんて陰で言われる始末です。

2023年のようにエシカル、サスティナブルなんて言葉も日本人には通じない、みたいな世の中でした。(少なからず今の時代も日本はそうかもしれないですがw)

今と比較しても、確実に、オーガニック、ヴィーガン、マクロビアンといえば、いわゆる「ただの変人扱い」「こだわってて面倒なやつ扱い」される空気がありました。

今でも忘れない、私の中で印象的だったこと…

それは、「ヘルシーな生活を心がける人とは価値観が合わない。」というニュアンスの言葉を、仲のよくない方から言われ打ちのめされた記憶です。

当たり前に体に良いことをやっているのに、なぜ価値観を隠したりコソコソしないといけないのか…?

違和感や、ストレスを感じた私は、「こうなったら自分でやればいい。」と思い、自らコミュニティを作ることにしました。

「学生の時に散々やってきたイベントなら、ノウハウもわかるし、自分にもできるかもしれない。」

そう思った私は、月に1回、最低10名最大数十名程度と小規模で個人的にイベントを開催し、「気の合わない人に理解してもらうことをやめて、自分で気の合う人と知り合えばいい」という考えに辿り着きました。

イベント主催は小遣い稼ぎにしかなりませんでしたが、とても反響があり、自分自身が主催者でもありながら参加者として、飲食店を貸し切るなどし楽しんでいたので、何よりとても充実した経験でした。

当時、何者でもなかったいち社会人の私にとって、1つの裏の「アイデンティティ」だったのかもしれません。

次第にそれほど努力しなくてもリピーターが定着してゆき、評判から勝手にチケットは売れるようになってきました。

しかし、イベントを通じて巡り会う、所謂「そういった思考を持つ人」とお会いする中で、私は再び大きな違和感を感じ始めます。

出会う人の多くの悩みは、共通して「友達や周囲から理解されず苦しんできた」というもの。

そんな人の数が、圧倒的に多かったのです。

みな、体に良いことをやっているのに、なぜかそれらの嗜好や価値観を前面には出さない。

それとどころか隠して生きている。

何事もなかったようにストレスを抱えながら自分を周りに合わせている、というではありませんか。

良いことをしているのに、まるで悪いことのようにヒソヒソやっているわけです。

息苦しくなったそんな方々が共感者を求め、私のイベントに来ていたのだと思います。

私もまた、その一人でした。

肩身の狭いを思いをしつつも、病気になることへの恐れからマクロビオティックな生活(ちなみにマクロビオティックとは、バランスの取れた食事と生活習慣を通じて、身体と心の健康を目指す考え方です。)を始め、ヘルシーなイベント主催者という隠れたアイデンティティを持ちながら過ごす日々。

それでも、周囲の批判や意見に屈せず結果的にそんな生活を、約3年間ほど続けました。

私のオーガニックな活動は、最初は買い物の変化や、食生活の変化から始まりましたが、その影響は次第に、生活のあらゆる面に及びました。

オーガニック食品への切り替えは、まず初めのステップでした。

新鮮な無農薬野菜、化学薬品を使わないオーガニック調味料への関心が高まり、私のキッチンは徐々にオーガニック製品で満たされていきました。

体にも良い影響を与え、体調が改善され、エネルギーレベルが高まることを実感しました。

この期間こそが、オーガニックの価値を理解するきっかけを使ってくれたし、私の生活哲学としてすっかり定着する機会となりました。

その後も、いろいろなイベントに主催、参加し、新しい店ができたらそこに出向くという他愛もない日々を続けていました。

そんなある日、私の人生に予期せぬ出来事が起こりました。

あえて”スピリチュアル的表現”を用いるのであれば「シンクロニシティ」と呼ばれる偶然の連鎖が起きたのです。

IN YOUの元である、オンラインメディアの立ち上げに関わる機会が舞い込んだのです。

このメディア運営は私にとって、新鮮で楽しいものでした。

1-2年程度はお小遣いにすらならないものの、好きな分野について発信することで共感者が大量に集まりネット上で自分が考えたことや取材した記事が無限に拡散されていく….。

「オーガニック」やそれにまつわる専門ワードをリアルな友達や知人に発信するだけでも眉唾物だと思われると危惧し、意識的に避けてきた今までなら到底あり得なかった事象に、アドレナリンが出続ける毎日。

反応してくれる人々大勢がいる以上、中毒的に発信することが、やめられなくなっていきました。

結果的に、二足の草鞋で趣味やライフワークとしてメディア運営を続けていった先に、きっと「今」があるのだと思います。

(端折りすぎですが長くなるので一旦このお話は、そんなところで続きはは次回へ。)

IN YOU MARKETの私の旅

人生とは面白いものです。

偶然の積み重ねや、ひょんな小さな出会いが、時に、大きな転機を及ぼします。

一見、無関係に思える出来事が、その先の新たな道を切り開くきっかけになったりする。

当時は、私もただ自分や家族の体を守りたいという単純な思いからスタートしたこの旅路が、今やそのビジョンが大きくなりIN YOU MARKETという形で具体化し、多くの人々に影響を与えています。

そして、これからも私の旅は続きます。

IN YOU MARKETの創業は、私の人生にとっては、重要な節目でした。

でも、それはきっと、物語の始まりに過ぎません。

次回は、IN YOU MARKETとともに歩んできた道のりをさらに深く掘り下げ、私が直面したさまざまな課題、それを乗り越えるための工夫、そしてこれからの展望についてお話しします。

「オーガニック」は、私たちの生活にいかに根ざしていくことができるのでしょうか…。

続きを、次回の記事で詳しくお伝えします。(第二部へ、続く)


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