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日本からヒット商品が消えた。モノづくりはどこへ

最近日本のヒット商品・サービスってほんっと見かけなくなりましたよね。中国なら「TikTok」とか、韓国なら「Galaxy」とかあるんですが、日本って何かありましたっけ、、、?

うーん、「プリウス」なんか結構世界中で話題になったよなあ、、、っていっても1997年の話で既に26年も前の話です(笑)

家電も半導体も、ゲームもみんな海外に勝てそうな気がしないし、、、

あー、文房具があるじゃないか。日本を誇る輸出品。

順位 会社名 市場シェア
1位  晨光文具 11.73%
2位  ニューウェル・ブランズ 7.33%
3位  3M 5.00%

筆記具・文房具メーカーの市場シェアと業界ランキング(2021年) ©ディールラボ

これも中国か、、、

きっと単品ならいけるはず、、、日本のボールペンは評判が良いって聞いたことありますが、、

はい、ボールペンはBIC®(フランス)で年間70億本で世界一です。

ということで、どうやら世界一の日本製品を見つけ出すのは至難の業のようです(笑)。

日本の製造業の事業所数は1990年には43万事業所もあったのですが、2020年には17万事業所にまで減少しています。

そうなんです。日本はモノづくりを辞めてしまったのです。大卒の就職先を見ても就職者45万人のうち製造業への就職は5万人。ちなみにトヨタへの新卒の応募者は6万人です。

事業所数で割ると、それぞれの事業所に新入社員が入ってくるのは3〜4年に一度。

確かにこれでは新しい製品は作れなくなってしまうよなあ。

ちなみに製造業が減った分、IT産業に人が流れますが、なかなか日本発のITやDXがヒットしないのは何故か?

それは、IT産業に就労する多くの人が「SIer」と言われる、いわば第三次産業の製造業に就職するため、商品開発とは無縁の仕事を行っています。やはりこのSIerの多重下請け構造なんとかしないと、、、これからの日本の競争力の源泉となる、貴重なIT技術者の付加価値が埋もれてしまう。


「今後5年でスタートアップへの投資額を10倍に増やし、ユニコーンを100社創出する」という大きな目標を掲げている岸田政権。

もちろん重要なことですが、経済を牽引していくのは一握りのスタートアップだけではありません。元気な中小企業が社会を変えていくのです。

日本の「モノづくり」は、とっくに曲がり角を過ぎて、下り坂をゆっくりと歩き出している、でもまだ決して転げ出してはいないはずです。

もう一度、日本のモノづくりには頑張ってもらいたいなあ、、、

そういえば日本のヒット商品わかった!

「寿司」、「ラーメン」、、、

商品というより食べ物ですね。。。(笑)


今日も最後まで読んでいただきありがとうございました。

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