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RCA修了から英国で契約の職を得るまで

こんばんは。愛です。
今回は、2022年も終わりに近づいてきたこともあり、ロンドンでの大学院修了〜仕事を得るまでの過程についてみなさんにシェアしたいと思います。

と言うのも、年齢や変化に抵抗を感じている誰かの背中を押したいと感じたからです。
具体的には、私は32歳で仕事を辞め、海外留学、そして再就職までに「何を考えてるの?」「今更、、、」という言葉を実際に突きつけられました。挫けそうになった私ですが、なんとか職を得て、次へのステップに向けて動けるようになりました。

みなさんに、具体的に実情をシェアしたいと思います。

ロンドンでの大学院は最低ラインの成績で修了

私は、Royal College of ArtのInformation Experience Designに2020-2022まで所属していました。
それまで、デザインやアートとは無関係の、認知心理学、工学を専攻して仕事をしてきた私にとって、最後の最後まで苦戦しました。

画像:RCA final show 2022 at London

私は、心理学の一つのセラピーそして理論になっている「Bio feedback」をテーマにし、修了展示を制作しました。

修了試験では、

1. プレゼンテーション15分
2. Q&A 15分

審査員2名

で行われました。

私は、自分のプレゼンテーションを動画で録画し、音声を何度もきくと言う練習を13回行いました。

修了試験は学部全体でのトップバッター。
緊張よりも、練習によって神経をすり減らしたせいの疲労がかなり影響しました。心身ともに非常に疲れた状態で試験に挑みました。

結果、時間切れによるプレゼン失敗。

評価は、これまでの自分の成績の最低。

「会社を辞めて、お金も時間も費やしたのにこの結果、情けない」
と部屋を出た瞬間涙が溢れ、ひたすら自分を責めました。

修了〜就職活動

試験は最低成績だったものの、ぎりぎり卒業できました。しかし、本当の辛さとの辛さはこれからでした。

Internationalの人々にとって、VISAと現地での職探しは大きな壁です。
私はIndeed, LinkdInなどありとあらゆるサイトに登録しました。
合計105件(以下の画像は抜粋)、採用試験を受けました。

indeed での応募結果


RCA修了から4ヶ月も経っていました。
お金も、食べ物もない状態でした。家賃だけをバイトで支払っている状態でした。スーパーの寄付コーナーで野菜やインスタント食品で食い繋いでいました。


VISA取得から、就職まで

Student VISAから、就労VISAに切り替えなければ、英国で合法に働き滞在することはできません。VISAに関しては、2022年12月現在の情報なので、最新情報(https://www.gov.uk/apply-to-come-to-the-uk) を確認してください。

申請だけで、日本円30万円を超えます。
貯金を使い果たし、アルバイトでその場凌ぎで生きていた私にそんなお金はありませんでした。
夜、皿洗いの仕事をし、土日はハウスクリーニングでなんとか食い繋いでいました。日中は就職活動に集中しました。

両親に自分の計画や意思を伝え、VISA費用をサポートしてもらいました。
電話しながら、頭を下げ、号泣しました。

就職活動から4ヶ月経つ2022年11月、契約でManchester Metropolitan Univercityでの研究アシスタントのインタビューの機会を頂くことができました。
それまでインタビューで何度も不採用をしてきた私は、

  • 自分自身の棚卸し

  • ロンドン在住にこだわらない(英国ならどこでも受け入れる)

  • 日本企業の仕事を受けて帰国を視野に入れる

  • 英国で働くVISAをきちんと取得したこと

を意識して受け答えをしました。
3ヶ月の契約(延長あり)ということで、無事に研究アシスタントの仕事を得ることができました。

同時に、日本企業からもいくつか正社員の仕事を得ることができました。
私はいずれ英国の市民権を得て、英国に生活の拠点を移す予定です。
一時的に帰国したとしても、5年、10年後には海外移住をする計画を立てているところです。

みなさんへ

私は33歳で仕事を辞め、海外留学し、バイトで食いつなぐ生活をしていました。
周りには心無いことも多く言われました。
でも、プライドも、周りによる発言も、長期的にはあなたに大きな影響を与えることはほぼありません。
一喜一憂に振り回されず、時には休み、自分のペースで進んでください。
Keep it up and go on. 

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