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シン・ゴジラ  二

前回からの続き


続いての理由は、ゴジラの絶望感が凄まじくからである。

まずシン・ゴジラではゴジラが第一形態、第二
第三、第四と進化する。

第一形態では尻尾のみ。
第二は四足歩行で爬虫類の様な蒲田くん、
第三は蒲田くんが立ったバージョン、
第四はポスターのゴジラである本作のメイン。



この様に四度も形態を変化させる。ポケモンも
びっくりの速さで。

公開前までゴジラの形態が変化する事は伏せられていた。当時のゴジラ初心者の私はゴジラが這ってる、立った、大きくなった程度にしか思わなかったが、ゴジラファンは大層驚いたそう。

この形態の中で私はありきたりだが第四形態、鎌倉さんと呼ばれたりしているのが一番だ。
(これも再上隆したのが鎌倉だから鎌倉さん)

何と言っても絶望感が凄い。

私は鎌倉から東京までの道のりの中に住んでいる。その為、見た事ある所がゴジラが歩いて、メチャクチャになるのに興奮さえする。


そしてゴジラが再び東京に辿り着く。

戦闘機からの爆撃。血が吹き出す。

ゴジラが叫び背が紫に光り始める。

同時に顎が割れ、口を大きく開ける。

黒い煙を吐き、ビル群の間を駆け巡る。

目を黒い真珠の様に変える。

途端に煙が真っ赤な炎となり紫色の光になる。

ビル群が一斉に崩れ出す。

紫色に放たれている光が戦闘機を襲い落とす。

戦闘機が更なる攻撃を仕掛ける。

身を守る為、背から幾十もの光を放つ。

紫の光が闇を照らす。

ビルが崩れ、一面炎のなかゴジラが佇む。



最早綺麗に見える。




何の光だ?

美だ。美の化身が放つ光だ。


私はそう答える。




次回のnoteへ続く

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