念願の福井県。胸を張って握手ができた旅。
2023年のゴールデンウイーク。
今までGW・お盆・年末年始の連休は
なんだかんだ仕事があったりしたのですが、
今回は仕事の予定全くゼロ。
何年ぶりかに思い切り遊ぶことができました。
たくさんの素敵な時間。
その中でも、
最高の時間を僕ら家族にプレゼントしてくれた
数年ぶりに会うことができた家族がいた。
コロナ以前ぶりだから、約3年ぶり。
このご家族のご主人は僕よりも6歳ほど年上。
僕はこのご主人のことを心から尊敬している。
使う言葉の1つ1つ。
会話の内容、意味、深さ。
ご経験されてきたことの厚みと幅。
どれもが凄い。
これほどに尊敬できる人に出会えること。
人生の中でそうそうあることでは、ない。
福井県鯖江市に住まわれる
このご家族の元に2泊のお泊りに行ってきました。
このご主人は、とにかく料理が上手。
振る舞って下さった料理を中心に
連休の思い出の1つとして残しておきます。
福井県に到着して間もなく、
ご家族がやられている畑を見せてもらう。
高い建物が少ないから、空が広くて良い景色。
福井県に到着した時間が夕方だったため、
子どもたちをお風呂に入れ、直ぐに夕食。
ビールで乾杯した後、
初日に振る舞って下さった日本酒。
越前岬大吟醸「波涛」(はとう)
この越前岬大吟醸「波涛」
とんでもなく貴重な日本酒でしたので
詳しく紹介をさせて頂きます。
「酒米の王」と呼ばれる山田錦を三十五%まで磨き、
職人たちの熟練された技と感性で醸した大吟醸酒。
この波涛、醪(もろみ)を搾る際に圧力をかけず、
自然に滴り落ちる天の美禄を集めた逸品。
2012年ハワイ(ホノルル)で開催された
「全米日本酒歓評会」にて高い評価を受け金賞を受賞。
市場に流通した当時でさえ、
限定日本酒のため手に入れることが困難だったそう。
ただでさえ入手困難なその「波涛」を、
徹底された温度管理のもと熟成すること、、、
なんと「10年」
ご主人曰く
「ここぞ!という時のためにとっておいた!」
「大切な君たちが来てくれたんだ!乾杯しよう!」
とのこと。
こんなにも貴重なお酒を振る舞って下さり感無量でした。
僕ら家族のことを、
心から大切に想って下さっていることを
改めて感じ、感動し、敬服致しました。
本当にありがとうございました。
どれもめちゃくちゃ新鮮。
特にイカについては絶品。
僕がイカが好きだということを覚えていて下さり
新鮮なイカを大量に仕入れて下さいました。
今回のお泊りで一番美味しかったのがこれ。
大ハマグリ。
今まで食べてきたハマグリとは何もかもが違う。
色、匂い、味、食感。
とんでもなく美味し過ぎて驚きました。
1つ3000円弱という高級ハマグリだったようで、
値段を聞いて更に驚きました。
超絶品でした。
この他にもたくさんのご馳走を用意して下さいました。
しかし、話に夢中になってしまったり、
子どもたちとのやり取りなんかもあり、撮影できず。
一日目が終了しました。
朝早くに起きてきた三男。
まだ皆が寝静まる中、2人で近所を散歩。
鯖江という街を歩く新鮮さ。
良い景色と澄んだ空気の新鮮さ。
とても楽しい散歩でした。
わらわらと子供たちが起床し、朝食。
種まで食べられるという希少なスイカを頂く。
糖度が非常に高く、めちゃくちゃ甘かった。
このスイカは流通数が非常に少なく、
福井県ではこの1玉しか卸されておらず、
その1玉をゲットして下さったとのこと。
種もプチっとしていて、とても美味しかったです。
フルーツの後には大人用朝食。
朝食というレベルと量かと疑うほどのお品。
福井にある恐竜博物館が
2023年夏リニューアルするということで
THE 恐竜 in 福井
~恐竜博物館を飛び出した恐竜たち~
というイベントが開催されていたので、行ってきました。
子どもたちみんな嬉しそうで、
大いにはしゃいでいました。
その後は越前道の駅にて温泉へ。
家族風呂を貸切り、2家族で混浴。
大人も、子どもも、全員で1つの風呂へ。
流石に写真は掲載できませんが、
普通に考えてなかなか出来る経験ではなく
すごく貴重で、どこか妙な、笑える時間でした。
また、温泉からは越前の海が一望でき
とても良い景色でした。
子どもの夜ご飯。
ご主人お手製の和牛100%のハンバーグ。
畑で採れたばかりの野菜。
野菜にかけるドレッシングも、
ハンバーグにかかっているソースも、
全てが手作り。
大人の僕たちが食べたいくらいでした。
ここで奥様が一時仕事へ向かうことに。
食事を中断して、仕事前に奥様も一緒に花火を楽しむ。
花火も終わり、夕飯再開。
ビールと日本酒を飲みながら頂きます。
この食用花も育ててみえるので、
摘んだばかりの花をぱらぱら。
これほど柔らかく、美味しい鮑を食べたことがなく、
2日目もたくさんの驚きと感動に満ちた日になりました。
翌朝には我が家の次男、三男。
先輩ご家族の長男。
僕を含めた4人で散歩に。
「この家は友達の家やでー」
「ここにはカエルがいっぱいおるでー」
「こっちに曲がるんやでー」
張り切って道案内をしてくれました。
方言がとにかく可愛くて、たまりませんでした。
2泊した後のお別れ。
名残惜しく、寂しく。
また会える日を、心から楽しみにしています。
身に余るほどの数々のおもてなし、
誠にありがとうございました。
2021年。2022年。
仕事がとても大変で、僕は疲弊していました。
主に人間関係に悩み、苦しみ、なかなかしんどかった。
心がぶっこわれる。
そう思う日が何度かあった。
その度に、ご主人の顔が浮かんでいた。
ご主人のことを頼りたくて、
電話をかけようと、何度携帯を手にしたか。
だけど、1度も電話はしなかった。
ご主人と話すのは、会うのは、今じゃない。
自分自身で乗り越えるべきことは
自分自身で乗り越える。
そこから背を向けてはいけない。
そう自分に言い聞かせ続けた。
結果、今回胸を張って会うことができた。
福井に到着し、ご主人と会った瞬間、
僕のほうから手を差し出し、
力強く、自信を持って握手をすることができた。
初日の晩、お酒を飲んでいる時に言われた。
「君は別人のように成長した」と。
「元々良い男ではあったが、更に男に磨きがかかった」と。
「君の成長した顔を見ることができたことが、
一番のお土産だ。それだけで満足だ」と。
「君は必ず、大成する」と。
僕に投げかけて下さった数々の言葉。
余りの嬉しさに、涙が出そうになり、
妻の前では泣かないと決めている僕は
食事の席を立ち、玄関先で泣いた。
とても濃く、楽しく、美味しく、特別な二日間。
すごく大事な思い出になりました。
そして、またこのような時間を過ごせるように。
日々を一生懸命に生きよう。
また、胸を張って会えるよう。
また、僕のほうから手を差し出し、
力強く、自信を持って握手をすることができるよう。
頑張るぞ。
心よりありがとうございました。
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