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組織におけるレベニューマネジメント
特にシティホテルや中・大規模の施設では、レベニューマネジメントの専門人材を置くことが一般的です。一方で、その立ち位置は組織によってばらつきがあり、逆にその立ち位置によってその組織におけるレベニューマネジメントの位置づけをうかがい知ることができます。
日本の宿泊施設の組織内における一般的な立ち位置は宿泊部づけや営業部づけ、外資系と呼ばれる宿泊施設の位置付けは総支配人づけですが、それぞれ一長一短で、
レベニューマネジメントに求められる人材とは
日本におけるレベニューマネジメントの専門人材は既に枯渇しています。宿泊施設にはGMを含むいくつかの専門職やポジションがありますが、レベニューマネジメントに関わる専門人材は、その経験の度合いや職位のレベルに関わらず、現在施設において最も見つけることが難しい、なおかつ採用する側には高待遇が求められる職種の1つだとも言われています。
外資系ホテルは、もはや日本でレベニューマネジメントの専門人材を採用す
レベニューマネジメントの仕事
レベニューマネジメントの仕事は、恐らく宿泊施設に関わる仕事の中でもかなり??な部類に入る仕事だと思います。施設で勤務している人にですら、何をやっているのかよく知られていないですし、例え隣の机に座っていたとしても、何をやってるのかよくわからないと言われることもザラです。また残念ながら、実際にレベニューマネジメントに関わっている人ですら、レベニューマネジメントとは何かという点を把握していない場合がある
もっとみるレベニューマネジメントの歴史
レベニューマネジメントの考え方は、今でこそ幅広くホスピタリティ産業に浸透してきていますが、その歴史を遡ると、その起源は1980年代のアメリカの航空業界で編み出された手法だと言われています。
当時、アメリカでは航空業界の大規模な規制緩和により航空運賃の自由化が行われ、その荒波の中で「限られた供給量」(飛行機の座席数)からできるだけ多くの売り上げを得ようと考え出されたのが、イールドマネジメントという
レベニューマネジメントってなんですか 2
レベニューマネジメントの役割やその守備範囲は、時代の流れにあわせて変化してきました。
もともとは、在庫管理や料金コントロールといった、客室販売を受動的、かつ静的な戦術的業務がその中心でしたが(レベニュー”マネジメント”/売上”管理”といったその言葉にもそれが現れているように思います)、現在は客室のみならず、宿泊施設において売上が発生するエリアのすべてに、能動的、かつダイナミックに関わる戦略的な役
レベニューマネジメントってなんですか。
私のnoteにアクセスしてくださっている皆さんは、多かれ少なかれ、レベニューマネジメントにご興味をお持ちのことと思います。仕事で直接関わっている方もいらっしゃるでしょうし、いつも同僚がやっているのを遠巻きに見ているけど、実際は何をやっているのかよくわからない という方もいらっしゃるかもしれません。
レベニューマネジメントの定義については、その黎明期から変わっていないように思います。すなわち
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レベニューマネジメントを解く
皆さんはじめまして。平佐多彬と申します。
私は宿泊業界に従事して既に15年以上になりますが、その中でも大半のキャリアがレベニューマネジメントという分野に特化しています。
その時々で所属や立場を変えてレベニューマネジメントに携わってきましたが、例えどこで、どの立場で働こうと、私には確固たるミッションがあります。それは「日本のあらゆる宿泊施設にレベニューマネジメントの文化を広げること」。
そのミッ