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縦走はみんなと一緒が楽しい!火打山・妙高山に行ってきました

こんにちは。あーです。
今回は、2年前に唐松岳頂上山荘で出会い、昨年、太郎平で偶然再開した山友との山登りの話です。

一緒に剱岳にチャレンジしよう!と薬師岳で約束し、計画したものの2度も雨で流れました。
2人で行ってきてよ、と伝えると「剱岳は一緒に行こうと約束したから!」と情にあつい、ステキな山友夫婦。
そして、火打山・妙高山に行かないか?と誘ってもらい、一緒に登ることになりました。

1日目火打山へ登山開始

20時に笹ヶ峰キャンプ場の駐車場に集合!と山友夫婦と待ち合わせをし、東京を出発。ちょっと遅れて笹ヶ峰キャンプ場の駐車場に到着し、1年ぶりに山友に再会しました。テンション高めに再会を喜び、車中泊となりました。その時はまだ駐車場はガラガラでしたが、朝5時を過ぎると満車になっていました。
6時半、登山客で賑わう中、登山を開始しました。

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500円の協力金を払い、キーホルダーをもらいました。

登山道は木道で、歩きやすい道が続きます。山友妻が「木道に仕切りがついているのは、下りが滑らなくていいね!」と話していました。ただし、歩幅が合わないとやや歩きにくいです。
1時間くらい歩くと、十二曲がりに差しかかります。思ったほどの急登ではないです。
「5番どこあった?」「あれ?もう8?」「え?終わった?」とみんなでワイワイ話しながら登っていると、いつの間にか十二曲がりを終え、富士見平の分岐に到着しました。

しっかり者の山友夫婦は色々リサーチしてくれており、一般的には時計回りで登山されることが多いので、今日は高谷池ヒュッテ経由で火打山に登ろうということになりました。

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山頂へ

40分くらいで高谷池ヒュッテに到着。三角屋根がかわいい山小屋です。
ザックをデポし、身軽になって火打山を目指します。
この道も木道が続きます。
途中、たくさんの花が咲いていて、山友妻がいろいろ名前を教えてくれました。

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リンドウの中から蜂が登場

天狗の庭に到着して、逆さ火打山の写真撮影。気持ちいい風が吹いていたので、きれいには映りませんでした。

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だんだんと傾斜がキツくなると口数が減ってきます。しかし、お調子者の山友旦那がみんなを盛り上げてくれます。

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コマネチやってるし・・・

そして、火打山山頂に到着!
みんなでジャンプして撮影したり、お湯を沸かして昼食を食べました。
色んな話をして、ついつい頂上に長居してしまいました。
相棒とふたりだと、景色を眺めて少しのんびりして割と早めに下るのだけど、山友が一緒だと話が尽きない。登山がより楽しいなと感じました。

黒沢池ヒュッテへ

高谷池ヒュッテに戻り、今夜のお宿、黒沢池ヒュッテに向かいます。前日に連絡し、急きょ取れたお宿です。

ヒュッテまでは、茶臼山を越える50分の道のり。
再び背負う大荷物のザックが、午前中より重く感じました。

みんなの言葉数が減ったころ、わたしが下り道でダイナミックに転けてしまいました。すかさず山友夫婦が声をかけてフォローしてくれました。ドジも笑いに変えて楽しむと、より登山道が楽しいものになるなと思いました。

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そして、黒沢池ヒュッテに到着。ヒュッテ前の広場はすごい人集り。
どうやら受付が15時からのようで、開始を待っているようです。
わたしたちも受付を済ませて、今夜の宿に入ります。しかし、中は寒い寒い。
宿のオーナーに、夜はストーブつけてくれないか?と聞いてみるも、灯油がないので無理とのこと。厚着をして、寒さをしのぐことになりました。

黒沢池ヒュッテの夜ご飯は質素、朝ごはんはクレープでした(しかも朝4時半)。わたし的には、ここはあんまりおすすめはしません。
予約してくれた山友旦那は「向こうのヒュッテにすれば良かったー!ごめんよ!」と言ってくれました。山小屋は止まってみないとわからないもんです。
でも、山友がいてくれたおかげで、寒さも朝のクレープも、色んなことを笑いに変えて楽しく過ごせました。

2日目妙高山へ

妙高山には明るくなってから出発しました。
しょっぱなからまずまずの登りです。
大倉乗越を過ぎると、ロープがあったり足場の狭い斜面をトラバースして進みます。
長助池分岐を超えると、岩場の急登。へとへとになりながらも、みんなで楽しく会話しながら登ります。
わたしがあれこれ話していると、わたしの相棒が「山友がいると助かるな~。あーちゃんは山登りの時、結構あれこれしゃべりながら登るから、それに応えるのが大変だったけど、今日はしゃべる相手がいるから助かる~」と言っていました。
そうだったのか・・・知らなかった。登山の時、しゃべりながら登る人、無言で登る人、色々ですよね。わたしは前者のようです。

そして、山頂に到着!昨日のような快晴ではありませんが、素晴らしい景色が見えました。

お調子者の山友旦那が、岩の上に!
良い写真になったけど、怖いよー

別れはいつもさみしい

妙高山から降り、黒沢池ヒュッテでひと休みした後、下山しました。みんなで次はどこの山に行こうとか、九州や北海道の山に行こうとか、ワイワイと話しながら下りました。いつもは苦痛な下山も、こうやってみんなと話しながらだと楽しい。

下山後は、苗名の湯で汗を流し、ここのフロントにいたお兄さんおすすめの中華料理屋でご飯を食べました。おいしくて、ここ最高だね!なんて話して、写真も撮りました。
そして、高速の分岐で山友とバイバイをしました。まん丸の月と、車のハザードがとても哀愁があって、別れがさみしく感じました。

山登りは、一人でも二人でもすばらしく楽しいことだとわたしは思っています。コロナ禍の今、大人数での登山が自粛傾向にあるのも確か。
でも、こうやって友達とワイワイと話しながら登る山も、格別に楽しいなと感じました。とくに長く縦走ならなおさら。
感動や歩く辛さを分け合いながら、貴重な時間を過ごした山旅でした。

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