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スカートの下にインナーパンツを穿くべきか 2023年6月【6】

まえがき

私は男性で、スカートを穿いています。詳しいことは下記の記事をお読みください。

穿きたくない

ミニスカートを穿くようになってから、インナーパンツを穿くかどうかということが気になり始めました。「見せパン」とも言われているものです。下着の上に穿いて、下着が見えてしまうことを防ぐパンツです。

別に「穿くべき」とも「穿くべきでない」とも思いません。人それぞれ、好きにすればいいです。

ただ私は穿きたくありません。まず手間がかかるからです。買う手間、穿く手間、洗濯する手間、干す手間、いろいろ生じます。また1枚余分に穿くわけですから、単純に蒸れて暑い。それが嫌なのです。

下着+インナーパンツ+スカートと3枚も穿くくらいなら、ハーフパンツで済ませたいです。これなら下着+ハーフパンツの2枚で済みますから。

私は男性のボトムスがズボンしかないのが不満でした。それで世間の常識に逆らって、スカートを穿くようになりました。

インナーパンツは短パンの形をしているため、ズボンの一種であると感じます。ズボンから解放されたくてスカートを選んでいるのに、下にズボンを穿くのは嫌だと思うわけです。

下着が見えるのを防ぐという効果についてですが、基本的にスカートの中は見えないものです。見えるとすれば、しゃがむ時、かがむ時、階段を登る時ぐらいです。

いずれも短時間です。1日のうちに1分もないでしょう。しかも見える可能性があるというだけで、工夫すれば見えないものです。椅子に座っている時に見えるかもしれませんが、膝に何か置けばいいだけです。

ここまでしても見えてしまった場合、それはもう仕方のないことでしょう。そこまで目くじらを立てるものではないと考えます。

なお、これは私の考えです。他の人に穿かないことをすすめるものではありません。あなたはあなたの考えによって決めましょう。

私は30代男性なので、性的に関心を持たれる存在ではありません。そしてミニスカートを穿くのは、ひとりで街をぶらつく時だけです。活発に動く予定がある時はズボンにしています。

もし私が女子中高生で、学校の制服がスカートなら、インナーパンツを穿くでしょう。学校ではよく動くからです。

また閉鎖的で濃密なコミュニティであることも穿く理由になります。街で下着を見られても、みんな知らない人で、話すこともないし、もう会うこともありません。でも学校は違います。からかわれる可能性があります。

防犯効果はない

盗撮を防ぐ効果はないでしょう。インナーパンツを穿いていることは、通常の姿勢では確認できないからです。「あの子はインナーパンツを穿いているから盗撮をやめよう」とはならないわけです。

個人情報を守る効果はあります。盗撮された場合、ネットに公開されたり、販売されたりすることがあります。インナーパンツを穿いていれば、そのリスクを減らせます。下着に比べて性的興味を持たれないからです。

盗撮を取り締まればいいだけ

私たちには自由に服を着て、自分を表現する権利があります。盗撮対策として服装を制限されることなど、あってはならないと考えます。

ミニスカートでもノースリーブでも、着たいならどんどん着る。インナーパンツも穿きたければ穿けばいいし、穿きたくないなら穿かなくていい。そして盗撮する人間は取り締まる。それだけです。

被害者を責めるおかしさ

性犯罪が起きた時、よく被害者の服装を責める論が出ます。「そんな服装をしていたから被害に遭ったのだ」と。これは間違っています。加害者が100%悪いのです。

夜中に治安の悪いエリアを、露出の多い服で歩くのは避けたほうがいい。こうした助言は有効です。ただこれは身を守るための術です。ここが混同されがちなのです。

露出の多い服は性欲を生じさせます。だからといって犯罪を正当化することはできません。

そんな理屈が通るなら、食べ物を盗まれても「おいしそうな匂いを出していたのが悪い」ということになります。匂いが犯行の動機になっていますが、どこまでいっても、盗んだほうが悪いです。

道を歩いていて突然殴られたとしたら、誰もが「ひどい話だ」と思います。ところが性犯罪となると「被害者にも非があった」と言われる。この感覚のいびつさに気付く必要があります。

身を守るための行動はすべきです。しかし被害者を責めるのは間違っています。ミニスカートを穿いていた。インナーパンツを穿いていなかった。そんなことは関係ありません。悪いのは、あくまでも加害者です。それを忘れないようにしましょう。

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著者は1985年生まれの男性。 不登校、社会不適応、人付き合いが苦手。 内向型人間。HSP。エニアグラムタイプ4。 宗教・哲学(生き方)…

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