Taiga ABE

東京在住のインフォメーションアーキテクト。 デジタル技術と、自分(たち)との共進化に関…

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東京在住のインフォメーションアーキテクト。 デジタル技術と、自分(たち)との共進化に関心がある。 中小企業から国際機関までのさまざまなプロジェクトに携わってきた。 最近はJames Webb Telescopeが気になって仕方がない。

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  • Service Design Magazine

    • 37本

    サービスデザイン・新規事業開発領域で働く方に向けて、NEWhメンバーが日頃の業務で得た気づき・発見・学びをお届けします。

最近の記事

#1 人間とコンピュータの共進化

はじめにこんにちは。NEWhサービスデザイナーの阿部です。普段は事業開発や事業改革を、顧客の視点に立った様々な手法でサポートしています。私のキャリアはちょっと変わっていて、大学では理学部、大学院ではシステム科学を専攻していました。デザインというよりは自然科学がバックグラウンドなんです。インターネットが普及し始めた頃、その技術が社会の中で形になっていくのを見て、デザインの世界に飛び込みました。 そして今、AIにも同じような変化を感じています。このnoteでは、私が約20年間ビ

    • 「エクストリームに観る」 : エクストリームデザイン#3

      この記事は、「デザイン」より広い文脈から捉え直し、未来につなげる連載「エクストリームデザイン」の第3回です。今回は、デザイン活動の中の始まり「観る」ことの極端な例をいくつか挙げ、未来のデザインについて考えます。本連載の全体像についてはこちらから。 デザインと観ること 前回お話ししたように、さまざまなデザインプロセスが提案されていますが、共通することとしては、第一に、問題領域を定義すること。次に実際の利用者の状況から情報を集めることです。例えば、有名な二つのデザイン体系では

      • 「デザインする」に注目する理由 : エクストリームデザイン#2

        この記事は、「デザイン」より広い文脈から捉え直し、未来につなげる連載「エクストリームデザイン」の第2回です。今回は、なぜ「デザインすること」に注目するのか、21世紀に入ってから「デザイン」に起きた変化に触れながら考えたいと思います。 まずは、17年前の2005年と2022年の「デザイン」という言葉の用法を比べてみましょう。 2022年に「デザイン」という言葉を調べてみた オンラインで簡単にできる2つの方法で調べてみます。 1.「デザイン」という言葉で検索した際に上位3

        • デザインとしてのエクストリームプログラミング : エクストリームデザイン #1

          この記事は、「デザイン」より広い文脈から捉え直し、未来につなげる連載「エクストリームデザイン」の第一回です。今回は、ソフトウェア開発手法として、1990年台に提唱され、現在まで大きな影響を与えた「エクストリームプログラミング(XP)」を、デザイン行為として捉え直します。本連載の全体像についてはこちらから。 25年ほど前にケントベックが考案したエクストリームプログラミング(XP)というソフトウェア開発プロセスを簡単に紹介しましょう。スクラムやアジャイル開発の一連の手法など、そ

        #1 人間とコンピュータの共進化

        • 「エクストリームに観る」 : エクストリームデザイン#3

        • 「デザインする」に注目する理由 : エクストリームデザイン#2

        • デザインとしてのエクストリームプログラミング : エクストリームデザイン #1

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        記事

          デザインの極端へ:エクストリームデザイン #0

          はじめに初めまして。NEWhサービスデザイナー阿部大雅です。 NEWhは、未来と顧客に選ばれる事業を生み出すことを目的とするデザインコンサルティング&スタジオです。私たちNEWhが「未来」から選ばれるために重要だと考えている事を、「エクストリーム」な「デザイン」を考えることで、さまざまな角度から掘り下げることがこの連載の狙いです。 「エクストリームデザイン」という言葉は私の知る限り、広く普及している言葉ではないため、この連載ではいくつかの面で通常「デザイン」として捉えられて

          デザインの極端へ:エクストリームデザイン #0