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小さなことにとらわれず、水のように ── 次男と学ぶ老子の教え

こんにちは
agent-matsukuraです

最近、小3の次男と一緒に読んでいる本があります。
次男は、日々の小さな出来事にもよく気がつき、
ちょっとしたことでも悩んでしまうことが多いんです。
そんな彼に、少し心が軽くなるような考え方を
伝えられたらと思い、
たどり着いたのが「老子」でした。
今回は、この老子の教えを通じて、
次男と一緒に考えたことを
少しご紹介したいと思います。

水のようにしなやかに ── 次男との「老子」からの学び

「お父さん、なんで?」と次男は、
日々の些細な出来事に対してよく疑問を抱き、
時にはその小さなことに心を悩ませています。
彼のまっすぐで一途な性格ゆえに、
些細なことでも大きな悩みとして
受け止めてしまうようです。
そんな次男に、これまで私なりの考え方を
伝えてきましたが、「老子」の教えが
彼の道しるべになるのではないかと
感じて、一緒に本を読むことにしました。

小さなことにとらわれず、「水」のように進む

「老子」の教えには、あらゆるものに流れ、
どんな形にも適応する「水」がよく登場します。
老子は「上善は水のごとし」という言葉で、
究極の善は水のように柔軟で、
どこにも囚われない自由な在り方にあると説きました。
水は高きを目指さず、低きに流れ、
どんな障害にも逆らわずに進んでいきます。
その柔軟さと穏やかさが、あらゆる環境に適応し、
調和をもたらす力となるのです。

次男にもこの「水の教え」を伝えるとき、
私はこう話しました。

「水って、どんな形にもなれるやん。しかも、形にこだわらず、ただ流れる方向に進んでいくんや。つまり、水のように小さなことで立ち止まらず、あるがままに流れてみると、ええんちゃうかな。」

すると次男は、
「なんで水みたいにならなあかんの?」と。
父「確かに。いきなり言われても難しいな。」と。

少しずつこの考え方を意識するうちに、
「細かいことはもう気にしないことにする」と
なってくれれば、少しずつ
気持ちが楽になってくれたらと願います。

自分の気持ちや状況にこだわりすぎず、
あるがままを受け入れて流すこと。
聞こえは簡単そうですが、
実際には難しいことです。
それでも、心の柔軟さを養うには
良い方法なのかもしれません。

言いたいことが伝わらなくても焦らず、「水のようにしなやかに話す」

もう一つ、次男に伝えたかったのは、
「焦らずに少しずつ伝えていく」という姿勢です。
次男はよく、自分の気持ちが思うように伝えられないと、
苛立ちを覚えることがあります。
そのたびに落ち込んだり悔しさを感じたりし、
より強く自己表現しようとするのですが、
なかなかうまくいきません。
そんな彼に、「言葉は急がず、自然に伝わるもの」と話しました。

「みんながすぐに理解してくれなくても、大丈夫やで。無理にわかってもらおうとせず、時間をかけて伝わっていくこともあるんちゃう。」と。

老子は
「強い者は自分を主張するが、柔軟な者こそが長く存続する」
と述べています。この言葉は、水のように無理に自己を
押しつけるのではなく、ゆったりとした柔軟さで
接することの大切さを教えてくれます。
次男にとって、自分の気持ちを焦らずに伝えること、
そしてすぐに理解されなくても構わないと思えることは、
彼の心をさらに自由にする第一歩になるでしょう。

次男は
「焦らないようにしようと思っても、焦っちゃうねん!」
と言っていましたので、すぐに変わるのは難しいかもしれませんが、
少しずつその考えが心に根付いてくれると嬉しいなと思っています。

水の教えを日々の中で生かす

老子の教えは、一見シンプルですが、
実は奥深く、私たち大人にとっても学びが多いものです。
次男がまっすぐに物事を見つめ、気にしてしまうのは、
それだけ真剣に考えているからこそでしょう。
しかし、時には水のようにしなやかで
柔軟な対応をすることも、彼の心をさらに
豊かにしてくれるのではないかと思います。

「万物は流転し、すべてのものは変化していく」
という老子の思想も、私たちにとっての指針になります。
変化を拒むのではなく、それに寄り添い、順応していくことができれば、日々の小さな悩みや障害にも軽やかな心で向き合えるでしょう。

この教えが少しでも次男の心に響き、
彼が「水」のようにしなやかな心を
持てるようになってくれたなら、
私としてもこれ以上の喜びはありません。

まとめ

こうして次男とのやり取りを通じて、
日常の中に少しずつ老子の教えが
浸透していくことを願っています。
結論として、私が次男に伝えたかったのは、
心の中に水のような柔軟さを持つことです。
しなやかさがあれば、きっと次男は
これからもより自由で自然体に
生きていけるのではないかと感じています。

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