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学生時代のエピソード

 はじめに、前の記事「星の王子さま」を読んでみたらですが、説明が不十分なことに気づきました。読んでいただいた皆さん、申し訳ありません。

 今回は補足として、感想に至いたった経緯を説明していきます。

なぜ、主人公”僕“の子ども時代にスポットを当てたのか?

それは高校生の頃にあった、ある出来事を思い出したからです。


先生からの不信

 ある国語の授業で先生がこんな質問をしました。

「鏡が出てくる作品のタイトルを答えてください」

クラスでは「白雪姫」「雪の女王」などがあがり、私は「鏡の国のアリス」と答えました。

 しかし、先生の顔がくもります。というのも、その作品を知らなかったようで、「本当にある本?」「自作したものではなくて?」といったことを聞いてきました。

 当時は信じてもらえなかったことよりも、国語の先生なのに知らないの?と驚いてました。(考えると、国語教師でもすべての作品を知るのはむずかしいですね)    私は「不思議の国のアリス」の続編で、実際に本を見たことを伝えました。

 それでも、先生は納得いかない様子、「ふ〜ん」と流されて終わりました。 見間違いだったのでは?と心配でしたが、後日友人もその本を見たと聞き、ホッとしました。

 そのことをとくに気にしていなかったはずでした。ですが、たまにそのことを思い出します。


なぜ信じてもらえなかったか

 よく考えると、私は先生に対し、信頼してもらう努力していなかったのです。当時の私は口数が少なく、先生方と積極的に話しませんでした。

 先生方からは「何を考えているのかわからない」「ウラで何をしていても、不思議ではない」などと言われていた覚えがあります。当時、周りからみて“物静かな人”が事件を起こしたニュースが出始めた頃でした。

 弁解すればよかったのでしょうが、簡単に否定しただけで終わらせました。「そういうものか」という思いと、もしかしたら先生方に関心がなかったので、どう思われても気にならないのかもしれません。

 そんな私が、先生の知らない作品の題名を出しても、にわかには信じられなかったのでしょう。


反省

 「星の王子さま」の”僕“が感じた認めてもらえなかったと、私の信じてもらえなかったは違うのかな、とは思いました。

しかし、相手にガッカリしたところには同じではないかと、あの感想になりました。

同時にこう自分に問いかけました。「自身を認めてもらおうと努力していたか?」答えは「NO」でした。

「あの頃、先生方にもっと話していたら、関係が変わっていたかな…」

なんて、今となっては過ぎた話しです。今後の人間関係では十分に気をつけようとは思いますが…。


さいごに

 話しに出た「鏡の国のアリス」ですが、こちらも読んでいませんでした。少し先になりますが、読んで感想を書けたらと考えてます。

 ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。


前に書いた「星の王子さま」を読んでの感想記事です。


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