アガサ ジューン

某チェーン勤め書店員。マンガ家デビューしたり出版社で働いたり専門学校でマンガの先生した…

アガサ ジューン

某チェーン勤め書店員。マンガ家デビューしたり出版社で働いたり専門学校でマンガの先生したりで今に至る。個人としても、大阪/あべのベルタに在る本屋【書肆七味】&大阪/北田辺に在る隠れ家カフェ【喫茶ソマ】に本棚設置中。本のイベント開催したり出店したりも。マンガに埋もれて暮らす日々。

マガジン

  • マンガクロスボーダー

    • 6本

    書店員アガサジューンと書肆喫茶moriによる、往復書簡的マンガレビュー。それぞれが愛してやまない日本のマンガ&海外のマンガを熱くおすすめ。毎月、ふたりがひとつずつ記事をアップする予定なので、お楽しみに〜!

  • 日日是食楽。

    カフェを巡って三千里。大阪を起点に津々浦々、甘いものを主食とした食べ歩き備忘録。関西のお店ばかりに絞ろうか、割と旅にも出るので全国各地のレポも記していこうか、考え中。とっておきのお店を、たくさんの写真と共にご紹介して参る。

最近の記事

そのコンビニは、生と死の狭間で24時間営業中 『光の箱』 【マンガクロスボーダー vol.3】

さて、先月からスタートした企画【マンガクロスボーダー】、今回が第3回目の記事である! 前回の記事で書肆喫茶moriさんがおすすめしてくださった『綺譚花物語』、とっっってもよかった~~~!!! 台湾歴史百合マンガ……、台湾×歴史×百合だぜ……!? ひとつひとつの要素だけでも味わい深いのに魅惑の掛け算が成され、めーちゃくちゃ楽しく読んだ。 『綺譚花物語』に収録されている4つの物語は、幽霊に怪異に守り神――台湾ならではのオカルティック要素がふんだんに散りばめられていて、まずそ

    • いつでもどこでも、歩けばそこがワンダーランド!『散歩する女の子①』 【マンガクロスボーダーvol.1】

      ひたすら散歩するだけのマンガ、 それが ! こんなに !! 面白い !!! 『散歩する女の子』とは、Twitter上で連載されているマンガ作品である。講談社シリウス編集部が贈るマンガ発信アカウント、【ツイシリ】にて定期更新中だ(2023年7月は休載、8月に再開予定)。Twitter上には作品の公式アカウントもあり、そちらでも読むことができる。 『散歩する女の子』、過去の掲載回が一度すさまじくバズっていたので、Twitter住人のマンガ好き各位においては「あーーーこれ知ってる

      • 【 マンガクロスボーダー 】という企画を始めてみる話。

        暑い。夏だ。 暦はまもなく7月らしい。 おかしい、おかしいな、確かわたしは2月の終わり頃ささやかな春の風が吹いたあたりで3月4月の間にアレを始めようと志し5月には別のアレも始めようじゃないかと意気込んで6月にはそれら全てを軌道に乗せてあらまぁ何だかとってもええ感じ!の2023年になってるはずだったがどうした?何ひとつ始まってないな??Why??? いや、Whyもクソもひとえにわたしの不甲斐なさの結果である。しかし、何かを始めるならば春だろというセオリーに囚われすぎていた気も

        • 【香港甜品店 甜蜜蜜】元町の地下に広がる香港!本場薬膳スイーツカフェ【神戸・旧居留地】

          異国情緒漂う、お洒落にきらめく港町。それが神戸・旧居留地。 レトロモダンな近代建築とシンプルな雑居ビルが入り混じり、それぞれの建物の中には多種多様な店舗がひしめき合う。勿論、素敵カフェの宝庫でもある。 神戸のシンボルのひとつである大丸、そこから徒歩1~2分。元町中華街から少し離れたこの場所にも、本場の香港を感じるカフェがある。 そのカフェがこちらだ! こちら、こち……いやどこやねんという光景であるが、この写真のど真ん中、ビルとビルの隙間に細長~~~く建っている雑居ビル

        そのコンビニは、生と死の狭間で24時間営業中 『光の箱』 【マンガクロスボーダー vol.3】

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        • 日日是食楽。
          5本

        記事

          【エメラルドブックス】隠れ家古書店でゆるやかな喫茶タイムを【神戸・元町】

          元町駅から少し山の手へ歩いたあたりに、古書店があるらしい。 しかも店内ではお茶やお酒が飲めるらしい。 ネットで遭遇したその情報を元にお店の地図を見てみたが、 いや??このへんわたし何度か歩いてるけどそんな店あったか??? と、浮かぶのはクエスチョンマーク。 じゃあ行ってみるしかないっしょ! ってことで到着。なるほど、これは見過ごしてしまう。 めっちゃ民家。 めっちゃおうち。 お店で賑わう通りから、そこそこ外れた立地。この真っ赤な看板が出ていなかったら、今回も完全に素

          【エメラルドブックス】隠れ家古書店でゆるやかな喫茶タイムを【神戸・元町】

          【OTYOBO】斬新な注文方法!おちょぼサイズの生麩スイーツ【京都・中京区】

          京都市役所の北側は、なかなかのグルメスポットだ。 特に寺町通りは、一保堂茶舗の京都本店や、京都最古の洋菓子店である村上開新堂が軒を連ねる。更には画廊や骨董屋さんも多く、京都らしい洒落た老舗がたくさん立ち並ぶ。 その寺町通りを一本東に入ってみる。新烏丸通り。歩く人の数が随分と減った。だけど何やら細い路地の奥に、素敵なお店の気配がする。 看板につられて路地奥を覗くと、 あるぞあるぞ何かあるぞ。 ひっそりと営業しているお店が数軒。 今回は赤いのれんをくぐって、カフェOTY

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          【Cafe Malacca】異国でまったり 摩訶不思議アジアンカフェ【大阪・中崎町】

          大阪の中崎町と言えばカフェだ。 カフェの町だ。確かに素敵カフェがいっぱいある。だが「中崎町のカフェ」という物言いをする時、それはほぼ100%、中崎町駅の北側や西側の地域を指している。いやいやいや中崎町の東側にも素敵すぎるカフェがあるんだぜ!と声を大にして言いたい。 中崎町駅から徒歩数分。 天五中崎通商店街の中に、異国はある。 この入り口からお邪魔して、突き当たりにあるレジへとまず進もう。レジにてメニューを選んで、先払い。キャッシュオン方式なのだ。 上の写真でも少し

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          【げしとうじ】長屋でのんびり喫茶とカレー【大阪・阿倍野】

          大阪・阿倍野区の南の方。 西田辺駅または南田辺駅から少し歩くと、住宅街の中に、昔ながらの長屋がちらほら見えてくる。そんな中、芳醇なスパイスの香り漂う一角がある。 喫茶とカレー げしとうじさんだ。 ちなみに夏至と冬至で「夏至冬至」なのだとか。 これは年明けに伺った際の、角松仕様の素敵な玄関。 築80年超、昭和時代の長屋をそのまま喫茶として利用しているので、玄関ではまず靴を脱ぐ。おうちの中へ入ると、心も体もカレーの香りに包まれる。 うんまあああああああああああい!!!!!

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          note事始め。

          平成最後の夏、という枕詞を付けたなら、どんな日常もエモくなる2018年8月。皆さまいかがお過ごしになりましたか。 何を隠そうわたしは、平成最後の夏なので、noteを使い始めました。 なんとこれ、今まさに、この横書きで流れる文字群こそが、わたしの初めての記事を逐一構築しているのです。そう、今、この文字の羅列を目で追いかけているあなた、あなたこそが、記念すべきわたしの初note読者であり、わたしの文章を読み物として世界に存在たらしめているわけです。新世界の構築に加担してくれた