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AGA治療でEDになる?【医師監修】

フィナステリド・デュタステリドの副作用でお伝えするものには『勃起機能不全、リビドー(性欲)の減退』があります。
ただし、発生率のパーセンテージは1%未満と考えられています。

【AGA治療でEDになる?】

AGAの最も大きな要因は、変換された男性ホルモンDHT(ジヒドロテストステロン)です。
男性ホルモンの「テストステロン」が還元酵素の「5αリダクターゼ」と結びつくとDHT(ジヒドロテストステロン)に変換されます。
DHT=『悪玉の男性ホルモン』と考えていただくと、フィナステリドやデュタステリドが抑制するものはこの悪玉の男性ホルモンのみとなります。

男性ホルモン自体を減少させるわけではありませんので、服用することで直接的にEDになる可能性は理論上低いと考えます。

【プラセボ効果とは?】

EDの症状を訴えた患者様の中には、1~2ヶ月の間には症状が落ち着いている場合が多くあります。
その要因としては、『勃起機能不全、リビドー(性欲)の減退』の副作用をお伝えすることで『プラセボ効果』のような症状が起きている可能性があります。
[プラセボ効果]:プラセボ(偽薬)を使って効果のある成分が入っていない薬を服用しても、患者自身が効果があると思い込むことで、病気の症状が改善することがある。 これをプラセボ効果と言う。

副作用の説明によりEDに関して過敏に捉え、結果症状が出ていると認識してしまう状態です。
勃起機能や性欲減退は数字で表すことが難しい為、個人の体感も大きく関係してくると考えます。

【副作用が出た際の対処方法は?】

服用後、万一症状が気になった場合に4つの対処方法をお伝えします。

①薬の服用を一時的に中止する

薬の服用で副作用が出ている場合には、薬を中止することで症状が緩和する可能性があります。症状が落ちついてきた頃に、再度低用量からスタートしてみることをおすすめします。

②薬の用量を一時的に減らす

薬の服用で副作用が出ている場合には、薬の用量を減らすことで症状が緩和する可能性があります。症状が落ちついてきた頃に、再度低用量からスタートしてみることをおすすめします。

③様子を見ながらそのまま内服を続ける

1~2ヶ月程度服用を継続し、症状の進退を経過観察します。

④ED治療薬を併用する
AGA同様に、EDに関しても年齢と比例して顕著に症状が現れるようになります。AGA治療をスタートしたタイミングでEDが現れた場合には、対処法としてED治療薬を併用することもできます。

【まとめ】

前述した通り、全ての人がデュタステリドやフィナステリドを使用しても、EDや性的機能障害が発生するわけではありません。
個人差があるため、副作用に関しては医師に相談しながら適切な治療法を選択すると安心です😌


【監修医師】 鈴木 沙織
2014年3月 東京医科大学卒業
2014年4月 都内総合病院にて初期臨床研修開始
2016年4月 大学病院外科入局
2016年4月 大手AGA専門クリニックで勤務開始
2020年4月 都内総合病院勤務
オンライン専門クリニックを開院、現在に至る。


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