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恋愛関係を壊すネガティブ自家発電について


la carneさんの素晴らしいnoteを拝読し、これは私へのメッセージや!と勝手に解釈し、気持ちがとても楽になったよ!というハナシ。

経験則が邪魔をする

彼が忙しい。信じられないくらい忙しい。
朝5時半に起きて仕事に行き、最近は残業で20時過ぎに帰ってきたりしている。らしい。
4月に入ってから丸一日の休暇を取れたことがない。らしい。
夜勤なんかもあって生活リズムも乱れまくっている。らしい。

全部に「らしい」がついているのは、遠距離恋愛がゆえ、すべて彼からの伝聞情報だから。

私と彼のことを知っている男性に上記の話をすると、大抵「それホントなん?」と聞いてくる。

ネガティブ自家発電

彼が私に言うことが真実か否かなんて調べる術もない。
疑おうと思えば際限がない。
上記のことがすべて嘘で、私以外に彼女を作り、私を浮気相手としてキープしているのかもしれない。
「おやすみ」と私にラインした後で、別の女性と長電話しているかもしれない。

自己肯定感が激低で、悩むことが仕事みたいな私にとっては、恰好のネタだ。

で、なんかそれ意味あんの??

「それホントなの?」と聞いてくる人は、意地悪心もあるだろう、私を心配してくれている面もあるだろう、男側の意見として信じるのは危険だぞというアドバイスもあるだろう。
ただ、疑うことに意味があるのか、ということだ。
誰も幸せにならないことだ。

自分でネガティブ突っ走るのもそう。
悪いパターンに当てはめて、傷つく準備をして、しんどい心理状態に依存している。
なんてナンセンス。


ただ、事象だけを見つめる

簡単なようで難しい。
la carneさんへのコメントにも書いたけど、ここ最近は私が不安の波に襲われ、ネガティブ自家発電がすごかった。
生理中ということもあり、ホルモンバランスのせいもあったと思う。

大切なのは、彼が私に状況を伝えてくれるということだ。
どうでもいい相手なら、浮気しようが忙しかろうが放っておくだろう。
私が不安や寂しさを抱いていることも念頭に置きつつ、フォローしようとも思わないだろう。

彼からのラインで反省
ある朝、彼からのラインに「毎日仕事が忙しくてしんどい。天気も悪いから外での仕事も辛い。こんなネガティブなことしか送れなくてごめん」とあった。

軽い衝撃と共に、大いに反省した。

彼は毎日一生懸命頑張っていて、私への連絡もしようとしてくれている。でも明るいニュースを送れないから、私にすら気を遣っている、と。
私はなんて愚かなんだろう。
周囲の「嘘つかれてるんじゃない?」という発言に振り回され、休みもせず真面目に毎日頑張る彼に疑いの感情を抱く私。
なぜ彼を本当に信じてあげないのだろう。

熟慮の上、彼に返信をした。
「一生懸命頑張っているあなたを尊敬こそすれ、ネガティブだなんて全然思わない。本当にすごいよ。私にできることがあったら言ってね」

彼からは「いつも本当にありがとう。時間があるときにまた電話しよな」と来た。

「予言の自己成就」

社会学に「予言の自己成就」という考え方がある。

予言の自己成就は、人々が社会状態についての予言(予測)を信じて誤った認識をいだいて行 動するために、結果的にその予言が実現する現象をさすとされてきた。 周知のようにR.K.マートンは、自己成就的予言を「最初の誤った状況の規定が新しい行動を呼び起こし、その行動が当初の誤った考えを真実なものとすること」

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まさに恋愛における、ネガティブ自家発電はここに結びついてしまうのではないかな。
悪い方へ解釈することで、事実をそちらに向かわせてしまうような。
そう考えると、認知バイアスとも言えるかもしれない。

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例えば
彼からの連絡が激減する

「もう私のこと好きじゃないんだ」「きっと浮気してるんだ」と私が考える

それを彼に伝える

彼は「そんなことないよ。これからは連絡を増やすよ」と言う

彼が一時的に無理をして頑張る

私は安心する

やがて連絡頻度は下がり、私はまた不安に陥る

再度、彼にぶつける

彼「もうこれ以上頑張れない。信じてくれないならもういい」

私「やっぱり好きじゃなかったんだ!」「やっぱり浮気してたんだ!」

まさに「予言の自己成就」であり、「確証バイアス」。


信じることは誰だって怖い。
裏切られたり傷ついたりするのはとてつもなく辛い。
でもそこに純然と存在する「事実」をまっすぐ見つめられる自分でいたい。
アドバイスに見せかけて、ただ不安を煽るだけの人には「で、なんかそれ意味あんの??」って言ってやりたい。

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