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アフターコロナTwitter分析vol.1~ 2/14から4/19までの「100いいね」

リスニングとアスキング

今回は、マーケティング調査手法の1つ、Social Listeningで、アフターコロナを読み解きます。Social Listeningとは、いわゆるアスキング手法と呼ばれるインタビューやアンケートなど、「聞いたことに答えてもらう」方法ではなく、「自分の思いを自発的に述べた」ことを「傾聴する」ことで消費者の本音を解き明かそうというものです。

前回レポートしたアンケート調査はまさに「アスキング」手法だったので、今度は「リスニング」です。

調査方法

方法として、今回は、「アフターコロナ」「コロナ後」「ポストコロナ」「ウィズコロナ」の各種キーワードで、それらが初めてつぶやかれたタイミングである2月14日まで遡り、そこから4月19日(日)までの分析を行いました。調査は今後、月~日の1週間単位で継続していくつもりです。

1ヶ月ちょっとの期間になりますが、この期間に「100以上のいいね」をもらった書き込みだけを全て収集しました。これは4月21日までに集めた時点のもので、今後ツイート主が削除したりもするので、変化するかもしれません。件数は491件となりました。

なぜ100いいねなのか?ですが、これは、決めの問題でもあるのですが、一般的に「いいね」の方が拡散したい「リツイート」よりも軽く受け手の同意を示すということが過去の私が関与した消費者インタビューでも明らかであったためと、100人の共感を得られたものということはある程度の世の中の意見の代弁であることを示すのではないかという仮説からきりのいいところに設定したという形です。また、100いいね以上に今以降到達するツイートも後付けで出てくるため、491件という件数も変動しうることには留意ください。

キーワードの内訳

さて、本題です。キーワードの内訳は以下の通りとなりました。

書き込み種別

件数内訳

ツイート数の推移

ツイート数の推移は以下の通りです。

tweet数推移

上下はあるものの、右肩上がりに伸びていることが分かります。

次に、週別で見たキーワード別の推移です。

週別キーワード別

これを日別で推移を見るとこの通りです。

日別キーワード別

でこぼこはありますが、ポストコロナが伸び悩んでいる一方で、ウィズコロナが4月19日に向かって急速に伸ばしています。

トピック別総数

次に、トピックを分類して数を数えてみました。分類はなかなか難しいツイートもあるのですが、主題についてで振り分けています。

トピック別総数

トピック別総数グラフ

議論の対立軸

Tweetをそのままご紹介できれば臨場感があるのですが、著作権の尊重のため本文は紹介せずに私が491件のツイートを読み込んで対立軸として出てきたものを紹介します。興味のある方は、これらのキーワードを入れてTwitterで検索してみてください。

対立軸

核となっていきそうなキーワード

また、注目すべきキーワードや概念、変化が激しそうな分野の抽出です。

注目概念

これらのキーワードが気になった人は、Twitterの検索や、Yahooリアルタイム検索などでキーワードを入れて見てみると面白い書き込みが発見できるかもしれません。

次回は、Social Listening第2弾として、過去1週間のTwitterに限らずオンライン上に書き込まれたあらゆるものの総数や頻出単語、ハッシュタグをご紹介したいと思います。

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