2021/09/20 サードプレイス

木刀の竜のベストプレイスとは違います。
#シャーマンキング

自分の居場所はありますか?
学校の先生は学校以外に自分の居場所を持っている方が少ないような印象です。

若手教員のある二人の方と話をしたときのお話です。
A先生
・新卒2年目
・小学校で昨年は産休育休代替教員として勤務
・今年は正規採用となり新たな学校で担任として勤務
・体育会系で、なんでも真面目に取り組む 返事は「はい」か「イエス」なタイプ
夏休み前にお話を聞きましたが、だいぶお疲れの様子。
家に帰ってから何をしていますか?お休みの日は何をしていますか?
という質問に、
家に帰るともう寝る時間なのでご飯を食べてすぐに寝ます。
休みの日は来週の授業準備をしたり、普段家で何もできないので掃除をしています。
という回答でした。

B先生
・新卒2年目
・通級指導学級の先生として勤務
・受け答えはあまり上手ではなく、こちらの意図と違った回答をすることが多い。
・管理職の話では、キャラクターだけで持っていて、仕事ははっきりと言って厳しい
面談中はニコニコしながらこちらの話を聞いていて、はっきり言って伝わっているかどうかわからない感じでした。
家に帰ってから何をしていますか?お休みの日は何をしていますか?
という質問に、
普段は家に帰ったらゲームをしたり、ジョギングをしています。
休みの日は友達とフットサルをしています。
という回答でした。

私は、A先生には管理職から「クラス経営で悩んでいるようだから相談に乗って欲しい」と言われました。B先生には管理職には「教員としての基礎がわかっていないので指導して欲しい」と言われました。

それぞれの管理職からの相談は置いておいて、このあと先生を続けていけるのはB先生だと思いました。

たぶんB先生は逃げ道をたくさん持っているように見えました。教員を辞めても大丈夫という意味ではなく、教員で何か大変なことがあってもその気持ちを紛らわせる術を持っていることがいいと思いました。

それに対してA先生は学校にしか居場所がなく、これが厳しくなると逃げ場を失ってどんどん落ちて言ってしまうように思いました。

教員はなかなか潰しのきかない職業で、簡単に転職ができません。教師の経験を生かした他の食というものがあまりないことがその一因です。

逃げ道はたくさんあった方がいいです。それを今回はサードプレイスと呼んでいます。学校のいる自分と違った自分を出せる場所があると、現実逃避からのストレス発散ができます。また頑張ろうという気力が湧いてきます。

時間がないのではなく、サードプレイスのために時間を作りましょう。多少仕事が遅れても大丈夫です。子どもの命に関わらなければそれは大した仕事ではありません。

先生が潰れてしまうことが子供達にとっていちばんのマイナスになります。

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