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ジャーナリングの効果とは?解き放つことと積み上げること

このところずっと集中してエッセイ本を執筆していた。
ボツワナで敬愛するベッシー・ヘッドのお墓参りをしてから一年になるが、ボツワナのセロウェでのアーカイブ調査と、出会った人々の話など、ボツワナとジンバブエ旅全般についてのエッセイ本だ。

既刊の『雨風の村で手紙を読む ベッシー・ヘッドと出会って開発コンサルになったわたしのアフリカ旅』(雨雲出版)は、大学時代にアフリカに行った話から国際協力業界での仕事の話、そしてお勤めを去りボツワナを再訪するところまでなので、今回はその続編にあたる。

書きまとめるのは手間と時間がかかる作業だけれど、そのときに気づかなかったことに気づけるし、自らの思いを振り返って整理する意味もあるので、自分のために良い作業だなと思う。

さらにこれを読んでくれた方が、旅への思いを馳せ、自らのライフワークや夢に向かって少しだけエネルギーを得てくれたらうれしいなと想像する。

執筆に役立ったのは、旅ノートだ。

むかしからジャーナリングをたくさんやる方で、とにかくノートの種類は多い。

ジャーナリングとは、日記でもあるし、記録でもある。
現在、普段から持ち歩くのはこんな感じだ。

■ジブン手帳Days mini
一日一ページの手帳で、スケジュールやTo Do List等に利用するほか、日常の些細なメモ書きや記録に使う。今日誰に会ってどこで何を食べたか、とか。すべてではないが。

■モレスキン(Pocket size)
日々の何でも書く雑記帳として現在はモレスキン。
日記的なことよりも、考えたこと思っていること、ブレインストーミング等自由に書くノート。

上記は日常スタイルだが、旅に出るときは、荷物を軽量化するため旅ノートを利用する。
現在、お気に入りなのはこちら。

■MDノートライト(新書サイズ無地)

とても薄いし紙は上質で書きやすい。罫線がないものを愛用している。
これをひとつの度毎に数冊ずつ用意している。
旅先では、記録も含めてこの一冊に書き込むことも多い。

長文のエッセイを書くとき、このジャーナリングノートが非常に役立つ。時間が経つと忘れていることも多いし、記憶は曖昧なものだからだ。

ジャーナリングには、色んな効果があると思うし、スタイルも色々あってそれぞれ自分の好きなやり方でやればいいと思う。
でも、どうやればいいか迷う人がいたら、いちおうざっくりした以下の通りの整理を提案しておきたい。(もちろん例外はある)

ジャーナリングの効果とは:

■解き放つジャーナリング
・マインドがごちゃごちゃしているとき、書いて頭の中から出すことで余白を作る
・マインドを整理する。不要なものを手放す

■積み上げるジャーナリング
・プランニングする。やりたいことを書く
・ブレインストーミングをする
・記録に残す

簡単に書いたが、説明しようとするともっといろいろ解釈はあるし、重複する部分もある。
だが、ざっと上記のように理解しておけばノートの使い方も楽しくなるのではないだろうか。

そして、ジャーナリングしたノートを後で見返したとき、いつの間にか点と点がつながっていたり、実はストーリーラインが出来上がっていたりするのに気づく。

これは、自分の頭の中だけでは難しくて、紙に書いて初めてわかることもある。

何よりも、単純にノートが大好きなのだ。
何でも書いて良くて、世界が広がっていくノートが。
そしてきれいで新しいノートに、たくさん書き込み使い込んでいくその感覚がたまらないから、こんなことを長年続けているんだと思う。きっとこれからもずっとやっている。

エッセイ100本プロジェクト(2023年9月start)
【19/100本】

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