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生き様への憧れ

何を書こうか悩む前に自分が好きな物について書いていく。

私は自他共に認めるお笑いジャンキーだ。
日常の中でも、居酒屋メニューでメンチカツを見つけると実は野菜炒めなのではと疑ってみたり、探し物が見つからないと、山崎まさよしさんのあの名曲を引用したくなる。
ちなみにフットボールアワーとチュートリアルである。

そう、今年もやってきたのだ。漫才No. 1を決める、M-1グランプリの季節が。
すでに京都大阪会場の3回戦の戦いまでが終わり、何組もの漫才師たちが涙を飲んでいる。

結果の良し悪しは置いといて、彼らはM-1グランプリ決勝の1ステージたった4分間で人々を笑わせるためだけに、日々腕を磨き舞台に立ち続けているのだ。

仕事でなくてもいい、遊びでも趣味でもなんでもいいが、人生においてそれほどまでに熱量を注げられる物が自分にあるわけがなく、彼ら漫才師の生き様には憧憬の念を抱かざるを得ない。

M-1グランプリは第10回までは結成10年目まで、2015年の大会以降は結成15年目までと出場規定が定められている。
2004年大会、結成10年目でラストイヤーだったシャンプーハット小出水(現こいで)さんが、記者のM-1とは?という問いにこう言い放ったことを思い出す。

「いい女っていう感じですかね、届かんかったですけど」


なんてかっこいいんだよ、こいちゃん。

不甲斐ない自分こそまさにオーマイガットトゥギャザーである。あーあ、全然うまいこと言えてへんわ。

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