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当たり前の価値を写真で

記録に残しておくと、後で後悔がない。 という事です。
「あ〜、撮っておけば〜」は結構な日常あるあるで、
今回は「変わらない毎日を写真に残しませんか」というお話しです。

そんな「当たり前への価値の見い出し方」なのですが、
それは、いつもの「日常にこそ、その価値」が在ります。
きっと、それはとても大切な「先のお話し」に繋がります。

だから、もしマイカメラを持っていないなら、
これは日常を共にするスマートフォンでいかがでしょう。
フィルム・デジタルのカメラもあれば、言うこと無しです。

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この写真はトップ絵の直前、ご入浴希望のカルガモ先輩のダッシュ姿です。
「わ〜い、あった〜」という感じが可愛くて意図せずに撮らされた一枚です。
「可愛いは正義」いいと思います!! でも「そこですか」とも思いました。


残す価値を発揮する、その日常とは「何」なのか

それは、基準を決める
それに対して定点観測的に固定して、時間と共に変化の記録。
これは変わらない事がない事への価値が元になります。
あっ、「何なのか」ですが、具体的な「何」は「何でもいい」です。

そこに、+1  か 別途 の意識
加えて、それが観測対象が場所や人であったりしても「事象へ焦点」を作ります。
それは、あえて大まかにした「変化」に焦点を置く事が適していると考えてます。
変化以外の焦点は行動や感情など幅が広くあります。

そうすれば
写真における「積み重なる記録」の意義は、変化と共に付加価値があれば、
その記録は芸術への変貌をもたらす事にも成る。
という事です。

深く考えず、写してみる
使ってみて芸術という言葉は重く感じますが、「見て美しい」が元型です。
写真を見る頃には、既に美しいという言葉の中に、色々な思いや感情が
含まれている、生きてきた故があるからにもなります。

この「美しい」と感じる瞬間を記録から導くには、例えば
場所などを決めてその過程に誰もが共有する「雨」で、その焦点に具体性を出す。
そして細かく色々な事柄などを入れ込まず、「観測一つに対して変化一つ」です。

これくらいアバウトな感じでもできます。
もしくは、「撮ってから考えよう」でも充分にこれはできます。
同じモノ・コト・ヒトを撮る事に「後で」気付いても良い、のです。

観測と変化

そんなこんなで実際に「何」の定点観測と変化の写真を置いてみます。
それはいつもの風景に、「雨で起こる変化を捉えた」写真です。
特別に難しい事はしておらず、コンパクトなカメラで撮影して
おまかせ現像やスマートフォン任せな流れでアウトプットしてます。

カラーやデジタルの作品では、撮影も現像も大まかに成り行き任せですが、
モノクロームは長尺フィルム装填やそもそも感光材料から作ったりしてます。
on / off を色分けで制作して、ツール(カメラ)はどちらも同じです。

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フィルムカメラで撮影
フィルム=KODAK@GOLD200 ←オールドアメリカンな感じのフィルム
カメラ=フジフイルムCARDIA HITE Date ←押せば写るコンパクトカメラ
コンパクトフィルムカメラは、デジタルカメラと比べると「曖昧さ」があるので、使うフィルムの特徴と合わせて「曖昧さが良い、一枚絵」として撮影してます。

「お豆な知識」
撮影するカメラを「太陽へ向ける・太陽を背にする」、だけの違いで
マジックアワーの一面だけではない、その光の持つ各面の記録も残せます。
フィルム含め、写真表現は人の目ほどに階調を表現できませんので、
そこを理解して反面を強調すると「面での違い」がハッキリ出せます。
※フィルム現像後のスキャンで、フィルムのトーン調整はしていただいております

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スマートフォンで撮影
スマートフォンはかなりしっかり写してくれます。なので余計な味付けはしておらず「仕上がりのテイスト」とか、こだわりたくなるところはフィルムやデジタルでのカメラにおいて「狙いを研ぐ為の現像」でする事を考えて撮影をしてます。

「お豆な知識」
スマートフォンでも露出をある程度の意図へ調節できます。
夕日を基準に測光しつつホワイトバランスを太陽光にすれば、夕日が強調され
浅い色にならないので、機械的適正露出のフルオート撮影にガッカリしません。
※スマホ撮影で撮影後にする事はスマホアプリでトーン調整をするくらいです

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スマホ撮影
いつもの場所が台風の翌日に消滅いたしました…
スマホの機構的特徴として、「被写界深度が深い」のでピントの幅が広いです。
全ピン状態に酷似するのでスマホは記録が上手いのです。

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これはX-TRA 400 (フィルム) と Lomo LC-A+ (フィルムカメラ)
水が引いた後のいつもの野球グランド。
ロモグラファー御用達のLC-A+は周辺減光(トンネル効果)があります。

過去がもたらす、良くなる為の証拠
この樹が存在していた事が「見えて」いなかった事にきづきました。
在る事は分かっていたけれど、曖昧にしていた事を痛感いたしました。
その曖昧な証拠を、「以前を写真で残していない事実」が教えてくれました。

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スマホ撮影
上記の写真は全て野球グラウンドで、普段はこんな感じの普通のグラウンドです。
大体この場所を定点にしてます。(いくつかありますが、ここら辺がお気に入り)

水没時、いつもの場所のお気に入りポイントを一生懸命に思い出そうとしました。
「記録への盲目化」がルーティンの場所の目印を失ったのだと理解しました。
単純作業にした自分が、失った後に気づくという当たり前の事を起こしました。

これは、ただ記録するだけになり、いつしか感情に乏しく、
「好きでいる試み」を怠ったという事です。
誰かが褒めてくれるからではなく、そもそもは自分が好きで選んだ道です。

ふんふん、ナルホド、それで

いつもの風景が、雨で絡む快晴や台風で「美しさを伴う状態に変化」します。
当たり前の日常が定点観測と変化で「こんな感じ」になるのはいかかでしょう。
残す価値は大きいと思います、そんな時の為に写真を撮ってみてください。

このルーティンの中で、カルガモ先輩の到来は予想外で嬉しかったです。
事象の変化はありましたが、自分の感情が変わらない変化になってしまった。
そんな時に来てくれたので、「またいつか」に期待して撮り続けられます。

定点観測と変化の写真の扱いですが、こじらせたレタッチ等しない事。
これが大切です。事実に反する、またはそんな色は無い、その方向へは
グッとこらえて、自然な範囲を意識してください。

機能で記録、その価値も

「変わらないと思う日常こそ残す」
それに「変化」が伴えば、色々と楽しいですね。
という事でした。

もしかしたら… 写真推しなのに…… 
これは写真でなくても、

定点観測の対象を自分に向けたら。
または何故か同じ物を作り続けていたら。
似た事象が起こる。かも!!

これは写真しか表現手段を持たないから、そう思う事かもしれません。
具体的な記録からではなくても、その手段は沢山あるので。


えっと、そういえば… 機能で記録の写真を置いてみます。

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フィルムカメラ Nikon FGのデータバックで日付を入れてみました。
デート機能がついているカメラなら、いい感じで日付が入ります。
記録に対して凄く良い機能だと思います。(令和の年号でセットしました)

この日付感もまた良い感じです。
写真はまだまだ魅力に溢れてるのでまた何か書こうと思います。
ここまで読んでいただいて、ありがとうございます!!

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