大人になること。余白をつくること。
鈴鹿の麓の山間部、しんしんと積もる雪はとどめを知らず
1mを超えるのではないかと、「昨日だったら帰ってこられなかったね。」なんて会話する朝。
同級生5名、通っていた小学校はもうない。
そんな小さな集落で、電波もwifiも届かないエリアが自宅にあって暖炉に火をくべ暖まる。
効率性を考えたら、絶対に買った方が良いお餅にお節を丁寧に作りながら、なんとか31日の夜を迎えた。
90歳の祖母と60歳の母と30歳の私。
親族といえど2倍、3倍歳の離れた人が寄って、共同作業をするなんて不思議で、なんか良いなぁなんて思いながら。
雪かきを終えた父を呼び、一緒にお酒を飲む。
普段は東京という世界で生活していて、それなりに気に入っている。
仕事が好きだし、せっかちだし、普段は効率性とか費用対効果とかいってる。出歩くのも好きで、社交性が高いともいわれる。
だけれども、消費をしないといけない、成長しないといけないそんな焦りや圧迫感の中で気づかない間に息詰まりを覚えてもいるのだろう。
それでも仕事が好きだし活発でいるのが好き。まぁよくある話しだ。
だからこそたまに時間を作り、無駄なような作業をしながら
過程を通じた対話や自然を感じる時間を持つ。
そうやってバランスをとりながら時を過ごす。
30歳。
焦りも多いけれど、必要な時に必要な無駄を選択できるそんな人になりたいなと思うそんな年の瀬。
今年もありがとうございました。
来年も幸ある一年になりますように。
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