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南房総をめぐる18きっぷ旅

18きっぷでかつうら海中公園と館山に行ってきた記録。写真多め。

計画

1日分残った18きっぷを知人から譲り受け、行ったことのない館山まで行くことにした。海を眺めて、なにか食べて帰ってこようというお気楽さで。
南房総を調べてみたら、海の中を眺められる展望施設があるらしい。なんだそれは。気になるじゃないか。

というわけで目的地は、かつうら海中公園にした。
午前中に到着して、お昼をどこかで食べようと画策。

出発は夢の中で

しまった、寝過ごした。
眠れなくて行く先を調べていて、気付けば5時起きのアラームはとうに止まっていた。
スタートが数時間遅れたけど、向こうでの昼飯を諦める短縮ルートで出掛ける。この春の18きっぷの利用期限は明日(4/10)までなうえ、明日は雨の予報だから今日しかない。旅は晴れていたほうが良い。

はじめての南房総

まずは総武線で千葉へ。これだけでも1時間かかる。ちょうどお昼で、乗り継ぎに30分あったので駅ナカで蕎麦をたぐる。

成田方面は平地が多く車窓には田んぼが多いけど、外房線では里山が多い。林や竹やぶがこんもり茂って小高くなっている。空は広く、揺れもエンジンのうなりも心地良い。

外房線の駅名には初見では読めないような独特なものが多い。土気(とけ)、東浪見(とらみ)、鵜原(うばら)、行川アイランド(なめがわあいらんど?!)などなど。
駅名のもとになる地名にはその土地の風土や文化が反映されているので、地名辞典をあたると面白そうだ。

そうして、かつうら海中公園の最寄りである鵜原駅に到着。
千葉駅から鵜原駅までだいたい1時間半。房総半島の大きさを思い知る。

海の公園と海の博物館

駅周辺には郵便局がぽつんとある限り。


海中公園までは真っすぐ歩けば15分かからないくらいだけど、海岸に寄り道することに。

海面がまばゆいほどのいい天気。
海岸に鳥居があった。

目的の海中公園まではそこからさらに10分ほど。

チケットを買って、奥に見える展望塔までの歩道を歩く。この歩道の見晴らしが素晴らしい。

80段ほどの螺旋階段を降りるとそこは天然の水族館だった。

海底でゆれる様々な海藻や、太陽をきらきらとしている小さな魚の群れは見ていて飽きなかった。(写真よりも実物のほうがずっときれいで見やすい。スマホカメラの限界…)

隣接されている海の博物館では海の外来生物についての特別展と、房総の海についての常設展が公開されていた。じっくり見たら2時間くらいいられそうなところなのに入場料が200円でびっくりした。

見終えると、電車がちょうど出てしまう時間だった。(凡ミス…)ちょうどよいので、時間がかかるだろうと見送っていた鵜原理想郷へ。

ユートピアは鵜原にあった

鵜原理想郷(言葉のパワーがすごい)。どうやら、大正時代に別荘地とする計画があり、そこで名付けられたそうだ。
名称はさておき、見晴らしのいいところがたくさん。

距離は短めだけど勾配キツめなので、少しがんばると視界が開ける。
軽めのトレッキングという感じでよかった。

さくさく歩くと1時間かからないけど、結構勾配きつかったりするので、普通に歩いて全ルート回るには1時間半〜2時間くらいかかりそう。でもスニーカーでも大丈夫なくらい(天気によるけど)

館山で夕焼け

残念ながら鵜原には食事するところがなかったので、移動しなければならない。
30分ほど乗って安房鴨川駅につき、内房線に乗り換え、30分ほどで館山へ。

夕焼けは、翌日が雨だと雲が多くて映える。富士山も見えた。

そして館山駅そばでお寿司(マダイ、カンパチ、ヒラメ、メダイ、ヒラマサ、ムツ、タカベ)をいただきました。

いい1日だったな、と帰るのもひと仕事。
千葉まで2時間、家まで3時間…。房総半島広い。

車で行って一泊した方がのんびり過ごせていいと思いましたが、電車でも十分楽しめるなーと思いました。

旅のおとも(読書)

今回の旅のおともは、『夜と霧』『タコの心身問題』の2冊でした。
『夜と霧』は全人類必読と言いたくなるような、折に触れて読み返したい一冊。『タコの心身問題』は、心があるとされるタコ・イカなどの頭足類を端緒に他者の内面を考える、知的探究心あふれる一冊。

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