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ショートショート書くのやめる!!!

 正しく言い換えると「ショート書くの頑張るのをやめる」。
 万が一フワッと降りて来て頑張らずともスラスラ書ける瞬間があれば、その時には書くかもしれないけれど。

 卒業シーズンなので、なにを卒業しようかなと考え。
 これは卒業ではなく中退では? なんてことは思っても言わないでくだs


 今現在、下書きの中に、一応最後まで書き上げたショートショートが幾つか並んでいる。

  • 『ココア味』

  • 『螺旋階段』

  • 『ゴッドハンド』

 書き終えて、読み返して、ただただ募る。

「書けば書くほどコレジャナイ感」

 もちろん上手な作品とはお世辞にも言えないのだけど、そうじゃない、完成度の問題ではない気がする。

『5分後に意外な結末』『世にも奇妙な物語』
 そういう「短くて不思議な」小説は、手軽に読めて面白い。
「なるほど!」「やられた!」「そういうことか!」と感心する。

 そして自分もそうあるべきだと無意識に思ってしまっていた。
 行き詰まって筆が進まなくなって、ふと我に返ると「良い文章」を書こうとしている。

 烏滸がましくも「ハッとするような、なにか気付きを与えたい」「感動させたい」「驚かせたい」。そんなことを考えてしまっている。

 仮にそんな展開を作ることができたとしても、完成したソレは、確かに意外な結末かもしれないけれど、確かに不思議なお話かもしれないけれど、違う、コレジャナイ。

 これを書くのは私じゃなくてもいいんじゃない?

 別に自分が特別な人間だと言っているのではない。
 完成した作品が、自分の心に1ミリも響かないのならば、それは私が本当に書きたかったものではないんじゃないかって、思えてならない。


 理想としてはエンターテインメントとしての「小説」を書きたいと言っておきながら、本当のところはどちらかというと「純文学」を書きたいんじゃないのか。
 もっと言うなら「小説」よりも「エッセイ」が書きたいんじゃないのか。

 この際、正直に自分の心に問い掛けてみる。

  • 本当は、ひとの感情の複雑さを丁寧に描くような作品を書きたい。

  • 多角的な視点から物事を見つめて、正義が必ずしも正義とは限らないのだと、どんな過ちの中にも間違っていない部分はあるのだということを書きたい。

  • 白か黒では答えられないようなグレーな部分が多いこの世界で、正解不正解のない想いを、大切に描くような作品を書きたい。


 それでも「小説」に憧れてしまうのは、たぶん私の夢が
 『映画のエンドクレジットに自分の名前が載ること』
 だからなのだろう。

「順番が違うんじゃない?」と言われてしまうと返す言葉がない。
 きっと、まず第一に「伝えたい強い想い」があって、それが作品になって、それが広く評価された時に、結果として名が出るんでしょう。
 その過程をすっ飛ばして、結果だけを夢見たって、ね。
 そう言われてしまうと、そうなのだけど。

 でも、憧れちゃったんだもの。
 叶えたい夢だと思ってしまったんだもの。

 叶うかどうかは別として、挑戦したいと思ってしまった。
 その過程ごと楽しみたいと、そこへ向かって頑張ることも含めて、やってみたいと思ってしまった。

 だから私の本棚には、好きな映画の原作小説が多い。
 私が胸震わせて大好きだと感じたこの映画は、どんな原作から生まれたのだろう。原作小説はどんなふうに綴られて、どんなふうに表現されているのだろう。
 それを研究する日々。研究っていうよりも、もう殆ど興味。
 それが、楽しい。


「楽しい」って最強の武器じゃない?
「楽しい」があるから、「楽しい」を知っているから、いつか必ず乗り越えなければいけない楽しくない時間も踏ん張って、また「楽しい」に辿り着けるんでしょう。

 noteを始めた時のこと、書きたいことを思う存分書きたくて始めた筈なのに。
 書きたい「エッセイ」も置き去りにして、書きたい「長編小説」を書くための練習に、書きたいわけじゃない「ショートショート」を書こうとする時間が、実はちょっぴり苦痛で。

 それは何故かというと「小説を書く」に関しての「楽しい」をまだ知らないのに、苦しい時間を頑張ろうとしていたからだと思った。
 まずは不格好でも非効率的でも「楽しい」を知る方が強いと思う。


 だから、ショート書くの頑張るの一旦やめる!

 その分、裏で書いてる長編作成に力を注ぐ!

 あとその分、書きたいと思いながら放置していた熟成下書きエッセイシリーズを消化していく!


 別に私は「上手な文章を書いて褒められたい」わけではないんだった。
「自分らしい文章を書いて、できればそれをいいねって言ってもらいたい」んだよなって。あわよくば「好き」だって思ってくれるひとが1人でもいてくれたらいいなって。
 そう思ってたんだった。

 何度も同じことを繰り返して、何度も同じことを思い出して。
 それでもいつの間にか、また同じように忘れて、好きなことを真っ直ぐにできなくなるのはさ、
 だって、スキだって言ってくれるひとが離れて行っちゃうのは多少なりともコワイもんね。

 でも、自分の心が響かない作品を、自分の作品だと謳って、いつか憧れのひとがそんな私の姿を見た時に「そんなもんなんだ」って思われるほうが怖い。
 どうせ「そんなもんなんだ」って思われるなら、本当の私で勝負したい。

 だから、遊ぼう! 思いきり。

 好きなことを思いっきり書くんだ!


 1つ言いたいのは、私は我ながら根が真面目だし、思慮深い(って自分で言うのほんとアレなんだが……笑)ところあるし、まあ、とにかく色々考える人間なわけだけど。
 これ全然、ネガティブとかマイナス思考とかではないんですよ、本当に。結構、勘違いされることが多いのだけど。事実を事実として分析しているだけであって、それに対して負の感情とかを抱いている事は全くないんです。

 んーーーこれはもう少し深堀りしないと伝わらない気がするから、またの機会に記事書く!!

 私、動物占い「楽天的なトラ」だしね🐯❤(どんな説明だよ)






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