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「自分の頭で考え行動できる職場」を求めて 【労務:武田敬子】

創業3年目のエイターリンクには、次々と新しいメンバーが入社してきます。入社後、新入社員が社会保険の加入手続きなどで最初にお世話になるのが労務部門。その後も健診・転居・結婚・出産・介護・年金など様々な手続きや、社員が安心して働くための環境づくりを担っています。今回は、その労務部門のリーダー・武田敬子さんをご紹介します。(エイターリンクnote編集部)

「働くこと」は社会参加そのもの

武田さんは、2022年10月にエイターリンクにジョインした労務のスペシャリストです。これまで社労士事務所2社であらゆる規模や業種の労務代行を経験。その後、「これまで培ってきた労務のスキルをダイレクトに活かせる職場で経営に貢献したい」と転職したITベンチャー企業では、在籍していた6年間に数百名から数千名へと社員が急増する拡大期に、労務全般の切り盛りを任されてきました。

3度目の転職となる今回は、これまで以上にチャレンジングな環境。それでも飛び込んだ理由を尋ねると、武田さんはさっぱりした口調で、こう答えてくれました。

「確かに勇気のいる決断ではありましたが、エイターリンクの事業内容やビジョンは、無線給電や電波などの専門知識がない私から見ても非常にワクワクするものでした。『一生のうちになかなか巡り合える縁ではないし、自分自身が大きく成長できる絶好のチャンスだ!』と思ったんです」

物心ついた頃から、自営業を営む両親の背中を見てきた武田さん。「働く」という行為が社会に与えるインパクトに興味を抱き、大学では労働社会学を学びました。仕事が生活の中心にある家庭で育ったため、男女の区別なく「働くことは社会参加である」という意識を、ごく自然に持つようになったと言います。

「社労士事務所では、様々なケースに応じた書類の書き方など基礎をしっかりと学んだ上で、卸小売・運送業・病院など多岐にわたる業種の労務や、ハラスメントなどの混み入った労務相談まで、先輩について幅広く経験を積んできました」(武田さん)

法令遵守が大前提となる仕事ではあるものの、実際の現場では、明文化されていないケースに対応しなければならないことが日常茶飯事です。杓子定規には進められないのが労務の難しさでもあり、やりがいでもあると武田さんは語ります。

「労務の手続きは煩雑で、常に期日に追われます。そのため、フォーマットや情報共有のフローを整えて、優先順位をつけながら効率的に処理しなければなりません。必要な情報を、必要なときにすぐ取り出せるよう、多種多様な書類や情報をすっきりと整理整頓しておくスキルも重要です」

事業に寄り添い、働く社員の安心を支える

武田さんが大切にしているのは、常に「経営陣が、いま労務に求めていることは何か」を考えること。事業が成り立たなければ社員とその家族の生活をサポートすることはできないからです。

労務部門のスタッフには、現状を俯瞰して労務課題の優先づけを行う経営者目線と、現場の社員が納得・安心できるように今すぐ改善すべきポイントを見極める「複眼」が必要で、バランサーとしての役割が大きいと武田さんは考えています。

「人事・総務・法務を中心に、あらゆる部門と横断的にコミュニケーションを取りながら働けるのも労務の仕事の魅力です」と武田さん。与えられた仕事をルーティンとしてこなすだけではなく、円滑な社内連携をめざす創意工夫に、やりがいを感じているそうです。

「今は、気がついたことからどんどん処理しないと追いつかないフェーズなので、労務に限らず、オンボーディングの提案も積極的にしています。グローバル企業をめざす以上は、国際的な基準で労働環境の整備や人的資本の情報開示を進めていくことが重要。長期的な取り組みになりますが、社員一人ひとりの価値観に寄り添えるように、経営陣と『どういう会社にしていきたいのか』というビジョンをすり合わせながら体制を構築していきたいです」(武田さん)

上からの指示を黙って待つのではなく、自分なりの軸をもち、みずから考えて行動できる労務部門をめざしたいと語る武田さん。膨大な業務を淡々とこなしながらも社員一人ひとりの心身のコンディションをさりげなく見守っている、バックオフィスのキーパーソンです。

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