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すぐ隣にあったのに、知らなかった日常を過ごした

先日、胃腸炎にかかり、
会社を1週間ほどお休みしていた。

予め何をするか決めている有給と違って
病院にいったり、
公園に日向ぼっこにいったり、
普段とは違う平日を過ごした1週間だった。




「道に咲くお花に色が増えてきたな」
道端に咲く雑草にも、お花が咲いて色がある。

*

『コケコッコーーーーーー!』
突然聞こえてきて
近くの小学校にはニワトリがいることにきがついた。
「本当にコケコッコーって鳴くんだな」
普段は、こんな時間に家にいることなかったけど
午前中いっぱいは元気に鳴き続けていて
なんだか笑ってしまった。
「元気でいいなあ」

*

お散歩をしていると、
近くのおうちで桜が咲き始めていた。
「ピンクの桜、白の桜、薄いピンクの桜、いろいろあるんだな」

*

公園のなかを散歩すると、
そのままのサンダルで川に飛び込む子供たちを見た。
「まだ肌寒いのに、水は冷たくないのかな」
気になって水に触れてみると、
「・・・冷たいじゃん、、」
なのに子供たちは、黄色い声で楽しそうだった。
子供に寒さなんて関係ないんだと思ったら
なんだかほっこりしてしまった。
「沢山楽しく遊んでね」

*

公園を抜けると、誰もいない住宅地の中で
縄跳びをしている男の子を見つけた。
私を見ると、恥ずかしそうに、
縄跳びの練習をするのをやめてしまった。
「わーー、私もそんな時あったな」
大丈夫、できるようになるよ。
「頑張れ!」



いつもそばにあったはずの景色なのに

知らないことがたくさんあった。


まだまだ外にはワクワクが転がっている

会社に行きたくてしかたなかったけど、

こんな日々も悪くない

ね。

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