お気に入りの映画ベスト10+40_v20221015
映画鑑賞が趣味で500本くらいは見てきた気がするのですが、
・映画チャンネルで流れてくるやつをひたすら見る
・気になるやつをTUTAYAで借りてきて見る
・サブスクであるやつを見る
と整理せずに見てきたため、一度機会を取って頭の中を整理しようと思いまとめます。
自分の好きとおすすめをまとめることで
・自分の好きの基準(その背景の価値観)の解像度が上がる
・おすすめの映画を伝えやすくする
ができるかなと思い、BEST10+40でまとめてみました
12人の怒れる男
要旨
ある少年の死刑の評決をめぐって繰り広げられる衝突と対話と議論の話
好きな理由
意思決定の非合理さや曖昧さを痛感させる筋書き
対話や議論を通じて意思が変わっていく性善的なテーマ
自分が持った違和感に正直に行動を起こして結果を変える勇気と行動力
好きなシーン
最後まで「有罪」を主張していた陪審員3番が「有罪ではない」に切り替えるシーン。死刑の是非を問う議論において、疑わしきは罰せずの原則に基づくと「無罪」が妥当と思われる状況でも頑なに「有罪」を主張する陪審員3号。その背景には息子との確執があり、感情面から「有罪」ありきの判断をしていたが、いよいよクライマックスでは一人の命がその判断にかかっているという重圧や周囲からの説得を受けて、「有罪ではない」に票を投じる。「有罪」を主張しないと自分が自分でなくなるような不安定さがあって、それでも一人の命(とその背景にある社会システム)を左右する責任を果たさなければならないという尊厳もあって、そこで葛藤する様が心に刺さった。
LALALAND
要旨
ジャズバーを開きたいという夢を持った男と女優として成功したいという夢を持った女の話
好きな理由
お互いの夢(ありたい姿)を優先して、恋愛を犠牲にしたラスト
とにかく美しくてワクワクするダンス・音楽・セット・キャスト
名作映画のオマージュ
好きなシーン
ラストのミアとセブが目を合わすシーン。お互いの夢のために分かれることを選び、結果結ばれることはなかったが、お互いの夢を叶えた2人が偶然再会したシーンの最後。言葉をかわすわけではなく、ただ見つめ合って気持ちを通わせるその絵に愛しさと切なさとが詰まっててハオ。セブの店でお互いを認識したときに、結ばれて成功する世界線の夢がさっと挿入されるところがとても美しく、一方で現実に戻ってきてお互いの現在を尊重して別れるシーンもまた美しく、キラキラ・ドキドキ・そして切ない感じがぶっ刺ささりました。
「シェルブールの雨傘」の作品全体がオマージュであることに加えて、書くシーンが名作ミュージカル映画のオマージュになっているところがオタク心をくすぐる
プラダを着た悪魔
要旨
意識高い系バリキャリを夢見る芋女がバキキャリ女編集長と仕事する中で成長する話
好きな理由
リアルな「仕事」の辛さとか大変さってこんな感じがひしひしと伝わる
女の「かっこいい」が詰まっている
キャストはもちろん、セット・衣装・音楽・舞台がとにかくキラキラでワクワクする
好きなシーン
精神も度々限界・家庭は崩壊・仲間も裏切る、そんな沢山の犠牲を払って自分を保ちながら圧倒的な「仕事」をし、そのことに揺るぎない自信(セリフ「これがみんなの憧れよ」)を持っているミランダ。そんなミランダとの会話から目指したい方向性とのギャップに気づき、職場放棄して立ち去るアンディ。
・成果を出すためには相応の対価が必要なこと(良い悪いではなく)
・自分の目指したい方向に適した成果と対価なのか常に意識すること
・一定コミットしてみないと成果も対価も方向性もよくわからないこと
が染みるシーン。
芋女から一気に爆イケ美女に垢抜けるシーン(通勤)がぐうしこい。アン・ハサウェイが美しいのはもちろん、衣装やNYの町並みが憧れを加速させる。加えてMadonna「Vogue」がとても雰囲気やテーマにマッチしている。パリに行ったときの町並み×U2「City of Bliding lights」のシーンもとても良い。会社行くのしんどかった時期「1・2年目冬」は良いコートを着て、音量MAXで以下2曲を聞きながら通勤してた(パワーアップしたアンディの気持ちになれた)
ウルフオブウォールストリート
要旨
成金して金・女・遊びを制覇した男の話
好きな理由
男の夢が詰まっている
成金していくエピソードがいちいち面白い
お前の人生そのままでいいのか?と訴えかけてくる
好きなシーン
一貫して「成り上がってやる」のストーリーを「おもろ」でコーティングした作品で、特に冒頭の導入部にこの映画のエッセンスがまとめられている。金・女・ドラッグでやりたい放題やってやったぜ!の概略。高級車を乗り回し、モデルを嫁にして、風俗嬢のケツから麻薬を吸い込んでラリる。お事の夢が詰まっている。それでいてい下品な感じがしないのが、一貫してユーモラスで、デカプリオがイケメンすぎて、構図とか音楽とか作り込まれてて、作品の完成度が一貫して高いから。
ラストシーンでベルフォードを逮捕した刑事が地下鉄に乗っているシーン。逮捕という形でベルフォード制したわけだが、毎夜地下鉄に揺られてつまらない生活を送る自分と比較して、どちらが男として「正しい」のか?が問われる
オーシャンズ11
要旨
ハリウッドスターてんこ盛りのキラキラギャングアクション
好きな理由
ジョージ・クルーニー×ブラビがバチイケてる
その他豪華キャストでしょーもないシーンがすべてイケてる
みんなでわいわい仕事してる感じが好き
好きなシーン
ブラビがユーモアかますシーン。
・アホにポーカー教えながらそんな自分に絶望するシーン
・バーテンダーにアホな冗談かますシーン
・スナックを食うシーン
「いいおとこ」が極まっていて、何をしても面白く、セクシーで、かっこいい。顔とスタイルの良さ、キャリアやブランドイメージ、それに伴う自信のパッケージがオーラを生む。そんなブラビが大好き
イケメンすぎて飯を食う場面で中和させてると言われるブラビ。自分も軽いご飯を食べるときは意識
ガタカ
要旨
生まれガチャで生き方が決まる社会でその運命に抗う男の話
好きな理由
自分の夢のため生まれガチャに抗う気概
生まれガチャに勝った者の悩み
ダークな作品作りで生まれガチャを皮肉る
好きなシーン
自然妊娠で生まれガチャを外した主人公(神の子)が、人口妊娠で生まれガチャを当てた弟(適正者)に遠泳で勝利するシーン。遺伝子がテーマだが、広義のgift(容姿・健康・親・裕福さなど)は不平等でそれらに沿って社会が回っている原則の中で、強い意志をもって原則に抗い目標を達成する主人公に勇気づけられる。
JOKER
要旨
社会から大切にされなかった男が狂気に落ちていく話
好きな理由
社会(他者)から大切にされない人の気持に共感
堕ちていく(殺人とかしちゃう)過程を「でもしょうがない」と思わせる説得力で描いている
スーパーパワーも努力も信念もない。だけど強い。の新しいヴィラン(一つの正義)の形
好きなシーン
社会・同僚・ご近所さん・家族から大切にされない弱者と大切にされる強者の構図を再認識する。金持ち・有名人・エリート↔貧乏人・無名・病気持ちの構図が主人公JOKERを追っていくとひしひしと伝わってくる。またJOKERを支持して暴動を起こす一般市民の例で、タクシーに乗る3人組のうち1人がJOKERのお面を被っているシーンが印象的で、それは社会(3人以上)において大切にされる側とされない側がいて、されない側の悲哀と憎悪みたいなものが描かれているような気がして染みる。
ダンスが最高にイケてる。罪を犯すたびにダンスのキレが上がっていく過程も引き込まれるポイント。
アメリカンサイコ
要旨
スーパーエリートの狂気
好きな理由
憧れのスーパーエリート(正解)のキラキラとスカスカの描写
同僚同士での「正解」を尺度にした競争と自己肯定への共感
クリスチャン・ベールがイケメン
好きなシーン
スーパーエリートのモーニングルーティン。
一級の家・インテリアの中で、一級の主人公が、一級の朝支度をする。
誰もが憧れるライフスタイルにもかかわらず、「ここに自分はいない」「アイコンがいるだけ」っていう台詞が流れるところが皮肉でかっこいい
名刺のフォントや質感といったクソしょーもない(でもこだわっちゃう)ポイントに焦点を当て、文字通り名刺じゃんけんしているシーン。「新しい名刺だよ!(はい勝った)」や「いいねぇ(あ、負けた)」の感覚わかるぅぅぅ
コンプレックスの同僚を陽気な音楽かけながらぶっ殺すシーンおもろすぎる(ダンスが最高)
風俗嬢読んできてハメ撮りするシーン。そのハメ撮りには性欲のためというりも3pしてる俺、体型を仕上げている俺、成功している俺がかっこいいだろ?と再確認(不安)するような無茶苦茶さがとても共感できてよい
自分の狂気や不安定さを誰かにわかってもらいたい気持ちすごくわかる
もののけ姫
要旨
バチクソイケメンアシタカのまっすぐすぎる正義とそれに伴う苦労
好きな理由
「生きる」をテーマに登場人物それぞれが生きる上での苦労とその衝突がリアルに伝わってくる
主人公アシタカの生き様がイケメンすぎて惚れる。エボシ御前にも惚れる。
音楽と描写がとにかく美しい
好きなシーン
エボシ「賢しらに僅かな不運を見せびらかすな」のシーン。
・アシタカ:村を襲ったタタリ神を退治したら死の呪いと村追放⇒不幸
・サン:人間に捨てられて山犬に育てられる⇒不幸
・エボシ:(裏設定)海賊の嫁してて、旦那ぶち殺して逃げてきて、たたらば建国。たたらばに住んでいる人の生活を守る(森を焼く・侍と戦争)⇒不幸
・ハンセン病の老人:ハンセン病⇒不幸
・もののけ:森を焼かれる⇒不幸
・タタラバの女:身売りされてた。タタラバでも頑張って働かないといけない⇒不幸
・タタラバの男:道中が危険な鉄の販売と生活物資の調達及び戦争要員⇒不幸
と出てくる登場人物たちは「生きる」ために相応の苦労・不幸を背負っており、ストーリー上主人公のアシタカばかりに焦点が当たるが、みんな等しく大変なお思いをしていることをハッと気づかせるシーン。
・村の王子
・村をタタリ神から救う
⇓
・村から追放される
・死の呪いを受ける
というまじでクソbadに入りそうな出来事があっても、粛々と運命を受けいれて旅にでるアシタカがとにかくカッコいい。ヤックルに乗って駆けるOPのシーンの絵と音楽がとにかく綺麗で、やるせない気持ちを抱えながらも現実に向き合って進むアシタカにエールを贈るようでとてもかっこいい。
パルプ・フィクション
要旨
豪華俳優×脈絡のないストーリー=バチイケスナップの連続
好きな理由
意味なんかなく、かっこよさに振り切ってる演技
オマージュが沢山出てくるし、この作品もオマージュされまくってるところがオタク心をくすぐる
アイコニックな構図や絵
好きなシーン
サミュエル・L・ジャクソンとジョン・トラボルタが金をくすめたやつをぶっ殺す一連のシーン。
・紳士ぶって登場
・ハンバーガーを講釈たれながら食べる
・意味わからん詰めする
・聖書の一節を読み上げる
という現実的な観点では違和感が残るけど名優が映画でガチ演技したらばちカッコいいパターンの代表例。タランティーノ監督の作品は全部好きだが、代表作のこのシーンが1番。
+αおすすめしたい40作(随時追記)
脳死でテンション上げる
トップガン
バックトゥザフューチャー
ワイルド・スピード
アウトレイジ
ダークナイト
アベンジャーズ
アルマゲドン
マトリックス
羊たちの沈黙
ロード・オブ・ザ・リング
オーシャンズ12/13
007
プリティ・ウーマン
レザボア・ドッグス
グレイテストショーマン
ヘラクレス
トロイ
良い映画見たなぁ
離ればなれになっても
ショーシャンクの空に
めぐりあえたら
ゴッドファーザー
フォレスト・ガンプ
遊星からの物体X
ジョーズ
東京物語
きっとうまくいく
キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン
パプリカ
スティング
ハウルの動く城
ライトスタッフ
ガツンとくる
ボヘミアン・ラプソディ
パラサイト半地下の家族
ライフイズビューティフル
ファイトクラブ
セッション
時計じかけのオレンジ
評決
おもろ
オースティン・パワーズ
バーン・アフター・リーディング
愛のむきだし
ほっこり
ビフォア・サンライズ
きみに読む物語
恋人たちの予感
ウっウっウっ
冷たい熱帯魚
ソウ
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