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母親が亡くなって向き合えなかった過去と向き合った今。

こんにちは。

久しぶりの投稿となります。

今日は久しぶりに書きたいなと思える出来事があったので書きたいと思います。


今まで向き合って来なかった母の死。


母が他界してから13年が経ちました。流石に13年も経ってしまうと母親が亡くなった悲しさなど薄れたり忘れたり都合のいいように記憶から抹消してきました。

大切な人が亡くなる記憶は忘れたくても忘れられない大事な記憶ですよね。


そう。僕は今まで見て見ぬふりをして亡くなった母と向き合って来なかったです。なぜなら悲しみ怒りで溢れるから。


僕は母が亡くなった直後は現実が受け入れられず涙もあまり流さなかったです。近所の人からは「母が亡くなって悲しくないの?」「なんで泣かないの?」など言われました。受け入れたくなかったんです母が他界したことに。10歳で母親がいなくなる現実なんて受け止められるほど僕は強くなかった。


そして母が亡くなって現在13年今まで僕の中での母親と向き合ってきませんでした。いないものはいない。そう自分で言い聞かせ誰かに構わず人に話してきました。自分の中では当たり前のことだったので。今でもそう。今日もそう。「昨日は20年前の母親からの手紙見て寝れなかったですよ」って職場の人に自分では軽く言ったつもりでしたが、職場の人は泣いていました。手紙を見せたわけでもないし、泣かせるつもりで言ったわけではなかったけど泣いていました。


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自分では軽いつもりだけど相手からしたら重い話に聞こえる何故なんだろう。ずっと疑問に思っていました。


最近はコ〇ナの影響により家で過ごす時間がとても増えました(元から)


とあるアニメに出会いました。


ヴァイオレット・エヴァーガーデン10話

話の内容は濃くは言いませんが(10話だけでもいいから見てほしい)

僕の人生そのものを描いたなようなお話でした。他の人は悲壮感で泣いていると思いますが、僕は一人の主人公になった気持ちで話を見ていました。僕の人生とほぼ同じ内容なので何というか共感というか、、、言葉では表しにくい。

そしてアニメを見たときにこの手紙を見ました、そして母親の葬式の頃くらいに涙が止まりませんでした。こんなに泣いたのは本当に久しぶりでした。


今まではこの手紙を見ても母親のことを思っても泣かなかったし何とも思っていなかった。だけどヴァイオレット・エヴァーガーデン10話を見て初めて亡くなった母親と向き合いました。もっと母が残していった思いや言葉手紙などを知りたいと思いました。


それまでは正直自分を強く見せるために亡くなった母と向き合わずに

母親がいなくて当たり前なんだ。

自分は母がいなくても強く生きていける。

自分の家庭環境はこうなんだ。

と言い聞かせた。

これは自分がまだ子供で弱いから今まで向き合って来なかった。


だけど今はやっと母親が残していったものを振り返って大切にしたい。そう思えるようになりました。


実家に帰ったら母親のことをたくさん向き合ってたくさん大切にしたい。記憶から無理やり逸らすのではなくしっかりと受け止めて。それが、亡くなった母に今できる親孝行なのではないのかなと思っています。


まだまだ大人にはなりきれていないけどちょっとだけ成長したかな。今年はまだお墓参りできていなくてごめんなさい。近々会いに行くから待っててね。お母さん。



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