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才能と努力は足し算じゃなくて掛け算だから

自分は才能がないから他人の10倍努力しないと…みたいなことをいう人がいます。そのときにイメージしてるのって、才能と努力の足し算のような気がします。

自分:才能1+努力10=11
他人:才能10+努力1=11

追いついた! わーい! みたいなイメージ。
この場合、相手と自分の才能の差は9なので、相手よりも9多く努力すれば追いつけることになります。極端な話、

自分:才能1+努力100=101
他人:才能10+努力91=101

ってことなので、努力が大きくなると才能の差なんて大したアドバンテージじゃなくなってしまう。

でもこれって違うと思うんですよね。
才能と努力は掛け算だろう。

同じ100の努力をしても、才能が1だったら、アウトプットは100です。
でも才能が10だったら、アウトプットは1,000になるんです。
この場合、努力が大きくなるほど、その差は開きます。

わりと残酷だけれど、覚悟はしておいた方がいいと思うんですよね。

なので、仕事として楽に稼ぎたければ、自分に何の才能があるかを探すべきだと思う。生業としてお金を稼ぐために1,000のアウトプットが必要な場合に、100の才能があれば10の努力で済むんだから。
もちろん、才能が1でも、努力するのが苦にならない分野っていうのはあると思います。これだったら1,000でも10,000でも嫌にならずに努力し続けられるわー、みたいな。そういう分野ならば、才能が1だって構わない。コツコツ稼ごう。

もちろんいくら才能があっても努力がゼロだと結果もゼロ。だからどちらかに頼り切るのはダメなわけですが。
勤勉こそ美徳!みたいな価値観だと、とにかく努力し続けないといけないように思えてしまったり、努力さえすれば問題は解決すると信じこんでしまったりします。けれど、生業の選び方とか、仕事と趣味の時間配分の仕方とか、そんなに単純なことでもないですし、正直努力する体力が尽きたら終わりっていう状態を長く続けるのは危険です。
自分にとって楽な環境をつくることも大切だなーって、最近は特に思うようになりました。キャリア形成を考えるときのひとつの要素に。

ビール代になります。