「なぜ」イベントを企画したのか?広告表現から社会を考えるワークショップに向けて
この度、写真研究者の小林美香さん(Twitterアカウント)と広告について語り合うイベントを開催できることになりました。
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イベントの背景や内容についてまとめます。
講師に聞く!広告コンサルの私が気づかないこと
元々、広告はビジネス効果が優先です。
だから消費者に興味を持ってもらわないと意味が無い。
私は、会社で、認知や好感UPを基準として、
この広告について消費者はこう思いますよ、と
社外では広告倫理を基準として、
こう受け取るので批判されるかも、不快感を起こすかも…
という分析を行ってきました。
それはいわば、現代においての
一般的な日本の消費者の価値観と広告内容のすり合わせでしかありません。
でも、小林さんは、広告を社会的アートとして見ている気がする。
多くの消費者がどう思うか、とか、炎上するのかしないのか、ではなく、
もっと深く見ている気がするのです。
例えば、私が小林さんとイベントの準備をする中でも色々な視点を垣間見ることができました。
「この広告の意図はこれかもね」
「この表現があることで社会にこんな文脈がつくられるね」
「まだ多くの人は気づいてないから炎上さえしないのだろうけど」
こういうビジネス効果抜きにした視点は、広告を見るのにとっても大切だと思う。「広告は見えない教育」(白河 2019)なんて言われるように、
消費者にとって広告を目にすることは、
自分の思想や価値観に影響を受けることでもある。
イベントで新しい視点を得られる!
そんな、日々無意識に思考に働きかけてくる広告があふれる社会に生きる皆さんと私たちが深く考えられるきっかけを提供します。
「当たり前だと思った事を考えてみよう」
「広告に対して私はこんなことを感じていたんだな」
「無意識に広告に思考の刷り込みされてないかな?」
そんなふうにこのイベントを通して考えられるようになります。
電車で無意識に見ていた広告、Tverでスキップしてた広告。
こんな意図があったんだ、こういう社会背景があるんだ、
そういうふうに捉えられるようになれるはず!
流行りの表現、炎上した表現、
広告主の意図の見える写し方、海外の広告など…
広告表現を通して、皆様が新しい視点や社会への洞察を得られるイベントになっています。
イベントの概要
チケット購入後、イベント参加にあたっては下記の3ステップです
①気になる広告を見つけて写真を撮る&事前動画を視聴
②広告についての意見や気持ちを書いて提出
③イベント当日に講師や他参加者の意見を聞く(顔出しなしでもOK)
②は、広告について思った事を少しで書くだけ、短くてOKです。
事前レクチャーも講師(と私の自己紹介)で30分、
2倍速で見ると15分くらいと思いますので、
お気軽に参加してくださいね
この過程の中で、広告の炎上や流行りの広告、他の人の感じ方も見れるイベントとなっております。”正しい”ポリコレのための分析をするのではないので、どんな意見もどんな感じ方もウェルカムです。
写真研究者の小林さんは、ジェンダー、社会、表現(映し方や見せ方)に精通しており、普段大学での講師や雑誌への寄稿を行っています。
皆様の心理的安全性のために、参加費を設定させていただいています。
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