私が経験したドイツでの暗い話
※これは私があくまで見聞きしたことを書いているため、不適切な表現が含まれる可能性もあります。あらかじめご留意の上、もし無理だと思ったら閲覧を中止していただくようお願いいたします。。
人間関係と同じで、国同士の問題は永遠のテーマのようです。これは私が以前交際していた男性が話していた話です。彼は昔でいう東ドイツ出身の人でしたが、東ドイツ出身でもかなり田舎の方だった記憶があります。そのため、ロシア語は話さないけどわかるそうです。私は軽い気持ちで、「せっかくお話しできるなら話したら良いのに」といいました。
すると「話したくないし、話すのも嫌」と嫌悪感をあらわにしたのです。自分が無神経なことを言ったと直感したとともに、この話題は切り上げました。今になって思うと、昔の戦争のこともあるし、ベルリンの壁のこともあるし無神経なことを言ったなと今こうやって執筆してみても感じます。しかし無駄に若く無知だった私はそこまで気が回らず、気分を害してしまったようでした。
そして同じようなことが「フランス語」でもありました。こちらは、少しわかる程度だそうです。そのために「お隣の国なのに、あまりよく知らないの?」と悪気なく聞きました。すると、一言。
「まあ、いろいろあるのさ…」と含みがある感じに言っていました。どうやら昔から喧嘩ばかりしていて「大人な付き合い」をお互いしているのだろうなと感じました。そういう風に私が言うと、「いや、別に大人な付き合いでもないけど…(笑)」と言っていたのが印象的でした。
ドイツのお隣さんであるチェコに旅行に行ったとき、あまり英語が通じない国でした(あまり話せるわけでもありませんが)。そのためかじりたてで話したくて仕方がないドイツ語で話しかけてみました。するとわかっているけど「そんな言葉で話しかけないで」といった態度だったのを覚えています。歴史的背景を考えると、とても無神経だったなと今思うと反省します。あとで聞くと「チェコ人、ドイツ人嫌いだからドイツ語話さないよ」と当時付き合っていた彼が教えてくれたものです。
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