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デジタルコミュニティ通貨「SusT」マルシェ開催しました!

4/10(日)19時~21時にデジタルコミュニティ通貨「SusT」を使ってみるためのオンラインマルシェ「SusTマルシェ」を開催しました。
(イベント詳細はこちら https://fb.me/e/1xQegEtmJ )

SusTとは、サステナブルな社会づくり、特に共助コミュニティ形成のためにのりさん(ADS代表)がピースコインというデジタル通貨アプリを使って作った独自のコミュニティ通貨です。ピースコインアプリではコミュニティごとに自分たちの通貨を発行できる仕組みになっていて、すでに何十種類も各地で運用されています。それを使って、オンラインで、いかに共助コミュニティを育ててオルタナティブな経済システムを作れるかという試みです。

で、とりあえずやってみないことには始まらないよねということで、まずはコミュニティメンバーが出会い、SusT(サスティー)を払ったり受け取ったりするきっかけとなるためのSusTマルシェなのです。

冒頭、のりさんからは「1SusTはいくらですかという問いに答えは設定してません」とのコメントがありました。私たちは普段、1円っていくらとか考えたことないですよね。
1SusTだといくらかって考えてる時点で、法定通貨と価値を結びつけてるわけです。

イベント告知文でも「お金って本来、必要なモノを交換するための手段であったはず。なのに、いつの間にかお金が目的になってしまったり、自分の価値を収入や時給で測ったり…」と書きましたが、そういうことです。

その価値がよくわからないまま、SusTを使うことはカオスで、人によっては不快に感じるかもしれないんですが、法定通貨に無自覚に囚われた心がデトックスされていくことも、この実験の中の狙いの一つだったりします。

プログラムはこんな感じ。

まあやってみるとかなりのカオス状態で(笑)アプリサポートの部屋が大混雑だったり、アプリ習熟度がバラバラだったり、コンテンツに夢中になって肝心のSusTを送るのを忘れたり(笑)えらい慌ただしい2時間でした。

それでも参加者の皆さん結構楽しかった!の声が多くて、感想は概ね好評。
「久しぶりにわけがわからないものに触れて、わからないを楽しむ感じ」
「1SusTいくらという問いに答えはないと聞いてたけど、いざ使うとなった瞬間に戸惑う、まずそこから常識を取っ払うという経験だと思った」
「お金って普通は使いたくないけど、このコインは使いたい気持ちが湧いた、こういうところがコミュニティづくりのツールになりえるのかも」
「アプリとSlackの組み合わせ(※)で使えるようにするって手軽、他にもいろいろ出来そう」
「SusTを送るだけじゃなくて、稼ぐほうもやってみたい」etc.

※SusTはピースコインアプリとSlackを連携させてコミュニティのツールとしてます。

反省点は、あまり参加者同士の対話の時間は取らなかったのでコンテンツに集中してお互いを知る時間がなかった(共助コミュニティをつくる実験なのに…)、最後までアプリの使い方がわからなかったetc.

とはいえ、このイベントのスタンスは、しっかりしたイベントを作ってサービスを提供する側と受ける側みたいな感じではなくて、共助コミュニティ・コモンズとしてみんなで作る。その余地をどれだけ残せるかを考えながら(手抜きとも言う?)進めていきたいと思います。

終了後の振り返りミーティングでも、
「やりたかったら1人出店で勝手にやってもいいよね」
「次は開始30分前からSlackで自分のプログラムの紹介始めようかな」
「出店リクエストとかSlackするとかもあり」

「Slackで自己紹介チャンネル作るとかいいかも」って言った方は翌日
早速チャンネル作ってて(笑)こういう自律分散的なあり方が、カオスだけどコモンズ的だなと。

そんなのを踏まえて次回は5月15日夜に開催します!しばらくは月1回くらいのペースで実験を続けていきたいと思います。

あと、オンラインゲーム出店してくれたShaさんの記事もあわせてどうぞ


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