見出し画像

議論始めた結果、初回で行き詰まる!?打開策とは

1)研究員ご紹介

さて、いよいよ始まったアドビ未来デジタルラボ。アドビ社内からは5名の研究員がデジタルラボで議論を始めています。まずはそのメンバーを紹介。

アドビ未来デジタルラボの研究員5名

西山 正一(にしやま しょういち)
デジタルメディア事業統括本部 DX推進本部
常務執行役員 兼 Chief Digital Officer
2001年にアドビ 入社。マーケティングの立場からサブスクサービスへの移行に取り組む。後に営業部でアドビ のExperience Cloud製品をフル活用したeCommerce事業の推進に携わる。2022年9月にChief Digital Officerに就任。新しいテクノロジーはとりあえず試してみるのがモットーのガジェッターであり、音楽好きで魚釣りが趣味の食いしん坊。嫌いなものは「臨時休業」と「赤文字で『回送』と表示されているタクシー」。

里村 明洋(さとむら あきひろ)
常務執行役員 兼 CMO(最高マーケティング責任者)
関西は尼崎で生まれ、育つ。P&G、Googleで営業&マーケティングでキャリアを積む。2019年にアドビ入社後、22年4月より現職。当アドビ未来デジタルラボ所長。趣味はお笑いと釣りで、マーケティング理論を活用して、人の笑いをどう釣り上げるのかに注力。未来をデジタルでクリエイティブに、そして楽しくワクワクするものしたいと思っており、未来デジタルラボはそんな淡い想いを具体化する場所として期待。

小池 晴子(こいけ せいこ)
執行役員 教育・DX人材開発事業本部 本部長
兼 ダイバーシティ&インクルージョン推進担当

北海道札幌市出身。子どもの頃から自分で手を動かしてモノを作ったり、ヒラメキとアイデアで身の回りのちょっとした困りごとや使い勝手を工夫をするが大好き。アイデアとモノづくりという文脈で福武書店(現・ベネッセコーポレーション)に入社。22年間さまざまな企画開発に携わった後、もっとヒラメキとデジタルテクノジーの掛け合わせをしたくなりEducaion Technologyのベンチャーを経て、2017年にアドビ入社。「クリエイティビティとは人間の創意工夫のこと」が信条で、次世代と日本社会をデジタルxクリエイティブでよりよくしていくことにパッションを持っている。

鈴木 正義(すずき まさよし)
執行役員 広報本部長
IT企業での広報経験○十年で、なんとなく技術がわかっている風を装うスキルを身につける。社会人ラグビーチームクリーンファイターズ山梨でも広報を担当し、選手の撮影からSNS投稿、動画制作、などでアドビツールを駆使している自称体育会系クリエーター。未来デジタルラボの全体のリードを担当。幕末好きで、未来デジタルラボを令和の松下村塾にすると謎の大志を抱いている。

永瀧 一樹(えいたき かずき)
ソーシャルメディアマネージャー
大学院でグラフィックデザインや映画制作を学び、以来、Adobe Creative Cloudのヘビーユーザー。子どものころの夢は学校の先生で、教員免許まで取得したけど、今はなぜかアドビでソーシャルメディアを担当している。学生や若者が活躍するデジタル世界を作ることに心を熱くしている。

2)社内メンバーで会議を開催。アドビ研究員がそれぞれの想いを語った。

- アドビだからこそできることって何だろう

永瀧:正直、こういう未来のデジタルを語る会議は結構よくある。
でも、アドビだからこそやるべきことにこだわりたい。未来を作るのは、今の識者ではなく、若い人や、まだ声を届けられていない人たち。

僕らツールを届けている、あるいはこの業界に長い人たちの役目は、そういう人たちの声を拾い上げて、議論に交えることだと思う。

大学生とかにインターンなどの形で入ってもらいたいです。彼らの視点で思うところを今すでに識者として活躍している人たちにぶつけてみる、
とかがいいと思う。アドビが言いたいことを言う、ではなく、そういう議論の場から上がってきたことにアドビが何をできる、言える、というのを基本的なスタンスにしたらいいと思う。

研究は一過性の会議で終わるものではない。みんなで知恵を出しながら、トライして、やってみて、失敗して、また知恵をあつめて、やっていきたい。

小池:私もアドビ の課題感、アドビらしさ、アドビだからこそできる、あるいはすべきことを大切にしたいと思う。

他のIT企業ではなく、アドビだからこそ。「ワクワクとか、人に優しいデジタル」とか、つまり人の暮らしを良くするツールをアドビは持っている。そういうところに収まるか、と言う視点でテーマを選んでいきたいな、って。

教育や人材育成という領域での課題感としては、世界に遅れをとっていると言われている日本社会のデジタルの環境の中で、子どもたちが、よりデジタルに馴染んで、活用できるようにするには何ができるのか、ということ。

それと社会に出ている人にも、ワクワクしながら、自然にデジタル化を進めてもらうにはどうしたらいいのか?


里村:アドビが強みを持つデジタルコンテンツの創作やcreativity for allの領域にフォーカスしたらいいと思う。
クリエイターへの評価がもっと上がればと思う。女性クリエイターの活躍や、ダイバーシティ&インクルージョンの推進、コンテンツ大国としての日本など、に広げていける。


永瀧
:確かに。アドビはコンテンツを「作る」とそれを「届ける」の両方にソリューションを持つ。日本にはすごくいいコンテンツがあるのに、伝え方や届け方をもっと工夫できることもあるのかもしれない。
「日本の良さや価値、思いを外部に届けるにはどうしたらいいのか」っていうのも論じたい。


小池:つまり、真ん中にコンテンツがありますね。そしてその周りにいろいろなトピックがある。例えば、どう届けるのか、とかコンテンツの真正性とか。言語だけで伝える時代が変わろうとしていて、文字だけではなく、動画やイラストなどを駆使してビジュアルコミュニケーションとしてどう伝えるか。

3)次、どうする?

- 広めていくための具体的な活動は?

永瀧多種多様な学生にも参加してもらいたい。つまり、Artとかクリエイティブにフォーカスしている人だけではなくて。メタバースとかは、今はそういうトピックに関心が高い一部で盛り上がっているけれど、実際に使うのはもっと幅広い領域の人たちなはずって思う。


小池:そうだね。で、具体的な活動のイメージってどういう感じ?


永瀧ゼミみたいな感じで進められたら理想。メンバーが自分の研究分野などを持って、それぞれ追求していくっていうような。


小池 :じゃあ、まずはテーマ決めしなくちゃだね。いつも懇意にしてもらってる先生経由で声がけしてもらうのもいいけれど、テーマ決めて、それに興味ある学生を集める方がいつもとは違う顔ぶれになるのでは?
私たちアドビのメンバーが一人一つのテーマを決めて、テーマのオーナーになるのもありかもね。


里村:私は日本の文化に興味があります。つまり文化の継承や発展とか。


小池:確かに国力が落ちると言われている時、文化をどう残して、どう維持するのか、というのがとても大切。


里村:そうそう。これから第4次産業革命みたいなことが起きると言われてる。そのときに残っていくのは、文化がある国だと思ってる。


鈴木:私は教育だなー。今の日本のデジタル推進とか考えるときに、どうやっても課題としては外せないものだと。


永瀧:なんか、デジタル教育のことってよく語られるけれど、肝心のこどもたちは、どういうデジタルの力をつけたいのかという調査とかあるのかな?
主役のこどもの声は拾えているのかな、って思う。例えば、こどもたちの考えている最高の授業ってどんなものなんだろう?


小池:こどもたちはデジタルネイティブでそもそも疑問さえも生まれてないかも。一億総クリエイター いうけれど、その本人たちはクリエイター とは思ってない、と同じで。


里村:確かに、大人が勝手にそうだって言っているのかも。


鈴木:アドビのメンバーだけで話していても、結構行き詰まっちゃいますね。やっぱり学生の皆さんとかの声も聞いてみませんか?


永瀧:いいっすね。ソーシャルで、ちょっと声がけしてみましょうか?


小池
:そうだねー。いろんな人に集まってもらいたい気もするよね。


里村
:学生の皆さんとワイワイ議論したいね!


第一回目にして、アドビメンバーだけでは議論が行き詰まってしまいました。やはり次世代を創っている学生の皆さんにもデジタルラボに参加してもらって、議論していきたいという結論に。

4)重大発表があります

ということで、デジタルラボに参加してくれる学生さんを募集します!
※現在は募集を締め切っています。


アドビ未来デジタルラボとは何?そんな風に、気になった方は、こちらをご覧ください。


この記事が参加している募集

自己紹介

企業のnote

with note pro