議論始めた結果、初回で行き詰まる!?打開策とは
1)研究員ご紹介
さて、いよいよ始まったアドビ未来デジタルラボ。アドビ社内からは5名の研究員がデジタルラボで議論を始めています。まずはそのメンバーを紹介。
2)社内メンバーで会議を開催。アドビ研究員がそれぞれの想いを語った。
- アドビだからこそできることって何だろう
永瀧:正直、こういう未来のデジタルを語る会議は結構よくある。
でも、アドビだからこそやるべきことにこだわりたい。未来を作るのは、今の識者ではなく、若い人や、まだ声を届けられていない人たち。
僕らツールを届けている、あるいはこの業界に長い人たちの役目は、そういう人たちの声を拾い上げて、議論に交えることだと思う。
大学生とかにインターンなどの形で入ってもらいたいです。彼らの視点で思うところを今すでに識者として活躍している人たちにぶつけてみる、
とかがいいと思う。アドビが言いたいことを言う、ではなく、そういう議論の場から上がってきたことにアドビが何をできる、言える、というのを基本的なスタンスにしたらいいと思う。
研究は一過性の会議で終わるものではない。みんなで知恵を出しながら、トライして、やってみて、失敗して、また知恵をあつめて、やっていきたい。
小池:私もアドビ の課題感、アドビらしさ、アドビだからこそできる、あるいはすべきことを大切にしたいと思う。
他のIT企業ではなく、アドビだからこそ。「ワクワクとか、人に優しいデジタル」とか、つまり人の暮らしを良くするツールをアドビは持っている。そういうところに収まるか、と言う視点でテーマを選んでいきたいな、って。
教育や人材育成という領域での課題感としては、世界に遅れをとっていると言われている日本社会のデジタルの環境の中で、子どもたちが、よりデジタルに馴染んで、活用できるようにするには何ができるのか、ということ。
それと社会に出ている人にも、ワクワクしながら、自然にデジタル化を進めてもらうにはどうしたらいいのか?
里村:アドビが強みを持つデジタルコンテンツの創作やcreativity for allの領域にフォーカスしたらいいと思う。
クリエイターへの評価がもっと上がればと思う。女性クリエイターの活躍や、ダイバーシティ&インクルージョンの推進、コンテンツ大国としての日本など、に広げていける。
永瀧:確かに。アドビはコンテンツを「作る」とそれを「届ける」の両方にソリューションを持つ。日本にはすごくいいコンテンツがあるのに、伝え方や届け方をもっと工夫できることもあるのかもしれない。
「日本の良さや価値、思いを外部に届けるにはどうしたらいいのか」っていうのも論じたい。
小池:つまり、真ん中にコンテンツがありますね。そしてその周りにいろいろなトピックがある。例えば、どう届けるのか、とかコンテンツの真正性とか。言語だけで伝える時代が変わろうとしていて、文字だけではなく、動画やイラストなどを駆使してビジュアルコミュニケーションとしてどう伝えるか。
3)次、どうする?
- 広めていくための具体的な活動は?
永瀧:多種多様な学生にも参加してもらいたい。つまり、Artとかクリエイティブにフォーカスしている人だけではなくて。メタバースとかは、今はそういうトピックに関心が高い一部で盛り上がっているけれど、実際に使うのはもっと幅広い領域の人たちなはずって思う。
小池:そうだね。で、具体的な活動のイメージってどういう感じ?
永瀧 :ゼミみたいな感じで進められたら理想。メンバーが自分の研究分野などを持って、それぞれ追求していくっていうような。
小池 :じゃあ、まずはテーマ決めしなくちゃだね。いつも懇意にしてもらってる先生経由で声がけしてもらうのもいいけれど、テーマ決めて、それに興味ある学生を集める方がいつもとは違う顔ぶれになるのでは?
私たちアドビのメンバーが一人一つのテーマを決めて、テーマのオーナーになるのもありかもね。
里村:私は日本の文化に興味があります。つまり文化の継承や発展とか。
小池:確かに国力が落ちると言われている時、文化をどう残して、どう維持するのか、というのがとても大切。
里村:そうそう。これから第4次産業革命みたいなことが起きると言われてる。そのときに残っていくのは、文化がある国だと思ってる。
鈴木:私は教育だなー。今の日本のデジタル推進とか考えるときに、どうやっても課題としては外せないものだと。
永瀧:なんか、デジタル教育のことってよく語られるけれど、肝心のこどもたちは、どういうデジタルの力をつけたいのかという調査とかあるのかな?
主役のこどもの声は拾えているのかな、って思う。例えば、こどもたちの考えている最高の授業ってどんなものなんだろう?
小池:こどもたちはデジタルネイティブでそもそも疑問さえも生まれてないかも。一億総クリエイター いうけれど、その本人たちはクリエイター とは思ってない、と同じで。
里村:確かに、大人が勝手にそうだって言っているのかも。
鈴木:アドビのメンバーだけで話していても、結構行き詰まっちゃいますね。やっぱり学生の皆さんとかの声も聞いてみませんか?
永瀧:いいっすね。ソーシャルで、ちょっと声がけしてみましょうか?
小池:そうだねー。いろんな人に集まってもらいたい気もするよね。
里村:学生の皆さんとワイワイ議論したいね!
第一回目にして、アドビメンバーだけでは議論が行き詰まってしまいました。やはり次世代を創っている学生の皆さんにもデジタルラボに参加してもらって、議論していきたいという結論に。
4)重大発表があります
ということで、デジタルラボに参加してくれる学生さんを募集します!※現在は募集を締め切っています。
▼アドビ未来デジタルラボとは何?そんな風に、気になった方は、こちらをご覧ください。