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Google Fiを使いたいがために海外に出た

Google Fiというものを皆さんはご存じでしょうか。「Google Fitのことじゃないの?」と思われるかもしれないがそうではありません。

端的に言いますとGoogleが提供するMVNOのことなのですが、その最大の特徴は「世界の200以上の国や地域で使える」というものです。

基本的には米T-Mobileの回線を使用してますが、アメリカにおいてはそれ以外にもSprintとU.Sセルラーのものも利用しています。これはどういうことかといいますとGoogle Fiの謎の技術により(聞いても教えてもらえなかった)その場に発せられている最も良い電波に自動的に接続されるというものです。日本に当てはめて言うとdocomoとauとSoftbankの電波の良いものを自動的に選んで使えるということになります(これはもののたとえであって実際に日本でそのような挙動をするわけではありません、この通信事業者間のアンテナスイッチが実施されるのはアメリカだけです)。

ただ、T-MobileはともかくSprintとU.Sセルラーのカバー範囲を見てみるとちょっとどうかなという気もしますが……

それは置いておいて、ひょんなことからそのGoogle Fi(SIM)を手にすることができましたので、さっそくそれを活用してみたいなと考えて、何の脈略もなくいきなり海外に出かけることにしました。

自分でも毎回あきれるんですが、行動力のある馬鹿というのはわたしみたいのを指すんですね。

はい、

成田空港。

まずは、真っ先にJTBカウンターがある場所に向かいます。これまで旅行では何でも自分で用意してきましたが、さすがに初めての海外のためツアーを申し込みました。ただ基本は航空券+ホテルというものだけが準備されたもので添乗員は同行しないタイプのものです。

4階にその場所が存在していることは事前の連絡で分かっていましたがそのロビーが広大です。結局壁際を移動しながら現在地を確認しながら目標に近づきます。

途中横切れそうに思えるスペースを渡り始めたところ実は航空会社カウンター誘導通路で行き止まりになるなどなかなか先に進めません。結局出発点から一番対角線上にあるところで発見。助かったとばかり小走りに近づきます。

「すいません、夜の出発なのですがもう大丈夫でしょうか?」

「いらっしゃいませ、お名前をお願いいたします」

名乗ったところ、すでに用意されていた書類一式を手渡されました。

e-チケット控え、各種割引券、搭乗口への案内図、などがあります。

「まず最初に、自動チェックイン機でチェックインを行ってください」

「はい」

「両替はなさいましたか?」

「いや、まだです」

「それならこのサービス券をお使いください」

どうやらいくらかレートがよくなるらしい。

係の人にあいさつをし、自動チェックイン機に向かいます。

さっそく必要事項を入力します。

https://www.ana.co.jp/ja/jp/international/prepare/checkin/auto/hnd-nrt/howto.html

まずは予約番号を入力しますが、どうもうまく認識しません。それではと航空券番号を入れます。

つぎにパスポートを読み取らせます。自分のパスポート情報が表示されますので次に移ります。

座席の指定に移りますが、すでによさそうな場所は埋まっています。最初から指定されているのは通路側でその意味では望み通りだったのでそのままにして先に進みます。

自分の居住地、到着地の情報を入力します。ここで注意が必要なのですが、割と詳細な情報を入力する必要があります。到着地の地名、滞在先の住所、滞在先のホテルの名前などです。わたしはそれらが表示されている書類を持ってきていましたので、それを見ながら入力します。

終了すると、手荷物いての入力画面がありそれが終了すると手に持つタグが印刷されて出てきます。最後まで入力が終わると航空券が出てきます。感熱紙のペラペラのやつだなあ。

つぎに全日空のカウンターに移動し、荷物を預けます。

つづいて両替に行きます。と、ここでJTBからもらったサービス券が無くなっていることに気づきました。早くも紛失物の発生です。

恥ずかしさを押し殺してまた戻ります。幸いなことにまた同じものをもらえましたので、両替に戻ります。

GPAで、最小限のドルを手に入れます。ピン札です。

それにしてもここは初見殺しの施設です。出発ロビーが4階で到着ロビーが1階。鉄道駅が地下1階。両替場所、銀行、ATMみんなバラバラでその位置に規則性がありません。

さらに問題なのは、建物の形が立方体ではなく変則的な形になっているので移動方向や距離について頭に浮かべにくいというところがあります。

これが「店が少ない」というのであればまだいいのですが、空港の規模が大きいだけあって店の数もかなり多いのです。

今回初めての海外旅行ということもあって、空港についてから「必要な物を持ってきていない」「あれもあったほうがいい」などと思うことがあって、店を探して歩きまわることに。

後から考えるとちっとも使わなかったタブレットですが、それを何の保護措置もせずに持ってきたことに気づき、急遽カバーを購入することにしました。

空港のパンフレットによればラオックスがあったはずなのですが……

なんと、ここの店だけショッピングセクションから独立した場所である北ウイングの上5階に存在しました。

これ以外にも無印良品に立ち寄りファイルケースやら体洗うもの(なんていうんだっけ?)を買ったりしてました。

それにしてもファイルケースは盲点でした。というのも、搭乗手続き系の荷物というのは航空券とパスポートだけで身軽であると(そもそもわたしは外出時にはスマートフォンとそのケースだけを持ち財布類は持たない)思い込んでいたのですが、実際はそんなことはなくJTBから受け取ったE-チケット控え、搭乗ゲート案内、免税店優待券、などがありさらに両替を行えば当然ドルという具合に、どんどん手荷物が増えていきました。

しかもパスポートと搭乗券ってこういうふうにまとめるじゃないですか。そうするとどんどん搭乗券がべろべろになってしまって困ってしまいました。

そのためにファイルケースが必要でしたが、これ以後貴重品をまとめるものとして旅の終わりまで役立ちました。

さて、必要な物を手に入れたので手荷物検査場そして出国審査場に移動します。

出国手続きはパナソニック製の自動ゲートであっという間に完了します。ただこれだとスタンプが押されないので記念的な意味ですぐそばにあるカウンターによって押してもらいます。

それが終わると免税店エリアと搭乗ゲートです。

さすがにきらびやかですなぁ。

今回の搭乗機はこちら。ボーイング787-9。約8時間の飛行予定です。

つづく。


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