ジグザグに駆け抜ける人生を、もう少しだけ
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ジグザグに駆け抜ける人生を、もう少しだけ

Daisuke Kubota / あしたのために

10月18日(月)から「FOOTBALLERS」という新たなスクールを始めました。正確に言えば18日と25日はまだ体験練習会で、正式なスタートは11月1日(月)からとなります。

初回の報告

初回の体験練習会、11名の選手が集まってくれました。まずはこの選手達に、本当に感謝したいです。実際、トレーニングの最後には「今日は来てくれて、本当にありがとう」と頭を下げました。こんなこと、コーチ人生で初めてだった気がします。

選手達も初めて会った同士だったり、男の子も女の子もいたりする中なのでしばらくはぎこちなく進むのかな⋯と思っていたけれど、やはりフットボールという共通言語がある中、そして新しい場所に自分で選んできてくれた子達なので、順応はとても早かったですね。

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FOOTBALLERS では、ドリブルを通じてフットボールを知る、自分を磨く。これをベースにトレーニングしていきます。ただ選手達にも伝えたのだけれど、決してドリブル塾ではなく、あくまでも「ゲームで輝くために」が前提としてあるので、ドリブルを通じて知ることになるフットボールの原理だったり、人の心理や動きの原理だったり、新たに得られる見方や考え方を駆使して、ゲームで輝けるフットボーラーになってほしい、だから《 FOOTBALLERS 》なんだよと。

ドリブルを練習しても、味方を輝かせるというベースがあるからそのドリブルは目的ではなく手段として使えるようになる。そうすると見える景色も使える技術も変わってきます。「味方を輝かせる」ことを知ったある子が、ゲームでドリブルで相手を引きつけるだけ引きつけておいてから最高のタイミングでアシストしたシーンがあったのだけれど、たった数十分でこうも変われる、知らない同士でも簡単に繋がれる、フットボールを知ることで得られる「確かなモノ」を、改めて教えてくれた瞬間でもありました。

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終わった後、観ていたあるお父さんが「この子達で試合やったら面白そうですね」なんて言ってくれたり。最大の褒め言葉ですね(嬉)

フットボールは人の中でやるもの。味方を輝かせ、自分も輝く。そこをいろんなドリブルメニューや言葉で伝えていたら、あっという間に90分が過ぎちゃいました。本当に楽しかった!

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ありがとう

私事ですが、自分はずっと続けてきたクラブを昨年の春に離れ、そこからの一年半はフリーで活動してきました。コーチのユニオンを始めたり、オンラインのコンテンツを始めたり、リーグ戦を始めたり、そして有り難いことに、声をかけてくれたさまざまなチームに請われ、コーチとして現場に立ったり。

もちろんコーチとして呼ばれたチームでは、そのチームの理念やスタイル、やり方があります。だからそこに合わせるのは当然のこと。その中で、なぜ自分を呼んでくれたのかを自分なりに計り、自分の色を少しだけ付け加えて伝える⋯そんなやり方でやってきました。もちろん今もそう。

でもその一方で、どうしても、我慢して辛抱してもどうしても、まだ自分の中で燻り続けている何かを抑えることができなくなっていたのも正直なところで。
すべて自分の責任において、自分の理想と信条と、アップデートしている新たな自分を最大限、制限なく発揮できる場所を欲していた自分がいました。

そこで、今回の FOOTBALLERS 立ち上げとなりました。

約一年半ぶりの、自分だけの現場。やはり興奮したし、緊張もしたし、正直、テンパっていたところもあった気がします。それでもあれだけ選手が集まってくれて、元クラブからも選手が来てくれて、保護者の方も来てくれて久しぶりにたくさん話せたり、スクール開校のお祝いを頂いたり。

コーチ仲間、というか人生の先輩で昔からお世話になっている赤羽さんが、職場が近いということもあっていきなり「くぼっち!」と顔を出してくれたり。嬉しかったなぁ。人って、テンパって力んでいる時に知っている顔を見るとホッとして力が抜けるもんなんですね。

こうしてたくさんの方々にサポートしてもらって、応援もしてもらえて、またこうしてリスタートすることができたこと、本当に有り難く、心から感謝しています。

FOOTBALLERS も始まったばかりですが、、
2022年春から新たに立ち上げる女子クラブ・LINDA SMILES の選手募集も、来週からいよいよ始めます。

【 追記・10月29日 】始まりました ↓↓

FOOTBALLERS、LINDA SMILES で出会う新たな選手達、そして他の現場ですでに出会っている選手達、僕を必要と言ってくれている人達、またオンライン上だけで繋がっている人達も、すべてが僕の大切な仲間です。

その大切な仲間達のためにこれからの自分の人生を使っていくと決めたので、
もう第何章目になるか自分でも訳わからないけれど、ジグザグに駆け抜けているこの人生、あともう少し頑張ってみようと思ってます。

見方と考え方を変えれば、違う景色が見える。新たな自分に出会える。

選手達にも伝えているこの言葉を自分にも課しながら、燻っていただけの何かをもう一度燃やし、輝かせてみようと思います。

これからもよろしくです!

FOOTBALLERS ~ 詳細、お申し込みはこちらのリンクから
https://note.com/adlibler/n/n0c508ba76d71

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いきなりお礼とイキった決意表明で始まってしまいましたが、ここから先は、FOOTBALLERS でのキモの部分を書いてみたいと思います。

FOOTBALLERS のこと

この FOOTBALLERS では、トレーニングの中で、言葉の重要性をセットにして考え、実際に選手たちにも伝えていくことにしています。

サッカーという言葉を使わず、すべて「フットボール」と呼ぶところから。
FOOTBALLERSがある日は

「今日はフットボールをする日だ」
「ちょっとフットボールしてくる」

と選手達が言って出かけるのが、当たり前になるように。

「君は何のスポーツしてるの?」と誰かから聞かれた時に
「フットボールしてます」って答える小学生、カッコいいじゃないですか。

サッカーとフットボールは違う

では、サッカーとフットボールの違いって何だろう ⋯ って考えますよね。
そこはもう人それぞれの解釈に違いがあるもので、指導者の数、また選手の数だけそれぞれの答えがあっていいものだと思います。ひょっとしたら、何の違いもないのかもしれない。

でも僕は、サッカーとフットボールは明確に違う、と思うのです。

サッカーという言葉自体に何の恨みもないですが(これまでありがとう!adios)
僕自身が、選手達に比喩として伝えるために、あえて
「サッカーとフットボールは違う」という言い方をして伝えるようにしています。

「サッカー」は、自分がすべて始まりで自分が主語となり、自分が主役で自由の尺度も何もかも自分始まりで決められるもの、なのだろうと。

自分のプレーはボールをさわってから始まる

自分がこうしたいからこうする

ボールを持った人が始まり、主役

味方と合わなかった、オーマイガー、何でだよ!

となるのがサッカー(あくまでもクボタ基準)

フットボールとは、人と人が、人の間でやるもの

対して、フットボールとは。

フットボールとは、人の中でやるもの。人と人との間、つまり人間がやるもの。
人と人との相互関係の中で自分の立ち位置(色々な意味での)が決まり、その中で味方のことを輝かせ、結果として、自分も輝くことになるもの。

自分のやりたいプレーは、人次第で決まってくる。
ここでいう人とは、味方、相手、レフェリーもそう。
そして時には、その試合の背景、そこまでのストーリー、そこに関わる全ての人の営みの中で、自分がどうするかが決まってくる。

味方がどこにいるのか、味方が何をしたいのか。味方の頭の中を、味方同士だからこそわかるような。
それが、チームの「速さ」や「連携のスムーズさ」になって表れてくるのではないでしょうか。

こちらがやろうとしてることを邪魔しようとする「相手」を感じて「じゃ今はこれやめとこ」「と思ってたでしょ?実はこっちでしたー」と裏を掻いていくとか。

そうして、人と人が協力してその中で自分の個性を出していくもの。自分の技術を発揮し、味方に自分を「いいように」使ってもらうものなんじゃないかな、って思うんです。

だからフットボールをやるならば、人との繋がり、コミュニケーションが欠かせない。そして本当の意味でフットボールを追求し、フットボールとは人の中でやるものだと理解しながらトレーニングしていくことで、結果的に人を慮る、思いやる、想像する、寄り添うようなパーソナリティーも育まれるのではないかと、僕は信じています。

うまく伝える語彙力がないのでこうしてつい説明過多になってしまうのは自分の悪い癖なのですが、とにかく自分は、サッカーではなくフットボールと選手達に伝える際はこのようなことを投げかけながらいつもトレーニングしているし、この FOOTBALLERS では特に、この路線を全面に打ち出しながらやっていこうと思っています。

FOOTBALLERS での、約束事

上記のような考え方、概念的な言葉の使い方だけでなく、FOOTBALLERSでの「約束事」として選手達に伝えたことは

人のことを、決して否定しないこと。
味方がミスをしたりしても、決して「おい!」とか「何でだよ!」とか
そういう否定的な声がけをしないこと。

これを、一番最初に選手達にお願いしました。

もちろん選手達に要求するだけでなく、コーチである自分も同様に。

選手が選んだプレーに対し「ダメ」「意味がない」を使わないこと。
もちろんそれ以外にも、否定する言葉を一切使わない。

これを自らに課す意味でも、一番最初に選手達に伝えました。

これ、最初に宣言すると本当に楽になります。だって約束しちゃったんだから、もうそうするしかないんだもん。
怒らない、否定しない、ミスを責めない。これがデフォルトでやっていくと、前向きな言葉が自然にどんどん出てくる。皆さんにも絶賛おススメです。ぜひ。

せっかく「もっとうまくなりたい!」「フットボールをしたい!」と来てくれてる選手達。本来ならば、そのマインドだけで充分なんです。まだ始まったばかりのこの場所にこうして来てくれただけでもこちらは有り難い。そんな選手達を、僕が何の権利で否定できるというのか。楽しむのは子どもの権利。僕らはその環境をつくり整備して、それを後押ししていくのみ。

大人の役目はこういうことだしこれしかないのだと、自分のクラブを離れてからこれまでの「充電期間」でさまざまな方に出会い、新しいカテゴリーで出会った選手達との時間の中で、着飾りも嘘偽りも誇張もなく、このマインドセットにようやく辿り着くことができたと思ってます。

言葉のチカラ

選手がミスをした時にはそれを指摘したり否定するのではなく、
「惜しい!」でだいたい全て解決すると思うんですよね。ミスをしたのは選手本人が一番痛感しているのだから、そこに追い討ちをかける必要はない。むしろ本人は「ミスった⋯」と思ってるのに「惜しい」と言われたら、それだけでその子はもう一度そのプレーにチャレンジしてくれるかもしれない。

「惜しい」の威力はすごいです。絶賛オススメキラーワード部門の第一位。

他には「を、ではなく《も》を多用する」とか。

「◯◯を見よう」「◯◯をしよう」だと、それ一つに限定した言い方になってしまいますが 「◯◯も見よう」「◯◯もしてみよう」と、《を》ではなく《も》に換えるだけで、それ以外に見るべきものややるべきものを自分で探すようになる。指導者のマリオネットではなくて、選択肢の中で生きる選手になれる。

「惜しい!」そして「を、ではなく《も》を」キャンペーン、以前から自分だけで広めようとしているのですがなかなか広まらないので、この FOOTBALLERS でもう一度、改めて発信し続けたいと思ってます。

このように繊細に言葉選びをして、何も否定せず、選手が自然に「選んでいけるように」していくことで、例えば「A」のトレーニングをしても「A」だけが上手くなるのではなく、そこから選手が情景を広げ自由に応用し、トレーニングした「A」のテーマから波及して他のものにも繋がっていけるような。そんなゆとりやのりしろを残せればいいなぁと思ってます。

それが、選手の色や個性になっていくのだとも思います。

日本語はサッカーに向かないとはよく言われますが、繊細で情景が広がる言語だとも思うので、それをうまく活用しながら、選手達が心底楽しみ、心身ともに充実し、本当のフットボールをしていくために。

そして何よりも、来てくれた彼ら彼女らが輝くために、自分のこれまでと、そしてアップデートされた現時点での最高の自分をミックスして、FOOTBALLERS の場で選手達にすべてを伝えるつもりでいます。

体験は25日も行い、11月1日に正式なスタートとなります。スタートしてからも体験参加は受け付けますので、ぜひ、FOOTBALLERS の空気感を体感しにいらして下さい。指導者の方の見学も大歓迎です。

FOOTBALLERS ~ 詳細、お申し込みはこちらのホームページから ↓↓


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ありがとうございます!また読んでくれたら嬉しいです。
Daisuke Kubota / あしたのために
あしたのためにプロジェクト代表。自分なりの、少し変わった景色や視点を書いていけたらなと思います。人生アドリブ、ソーシャルな野心。誰かのあしたのために、イメージした理想で現実を塗り替えたい https://lit.link/adlibler