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選手を輝かせる魔法の言葉

高校生を指導し始めてから、ほぼ1ヶ月。

この1ヶ月、彼らには、それぞれが《一番大事》とか《好きだな》と思うプレーをやっていいんだよということと、サッカーには《失敗する自由がある》ことを伝えただけ。
細かい技術的なことや戦術的なことは、一切言ってない。そんなのはもっと後でいい。

プレーのたび、彼らが何かチャレンジしたりした時には「素晴らしい」「わぉ」「うま!」と驚嘆し、地味で何気ないプレーでも、何か意図のあるプレーや姿勢を見せてくれた時には「よくやった」と。

そしてどんなプレーでも、ミスった時は「惜しい」としか言ってない。

本当に、ほぼこれだけで巧くなる。本当に巧くなってるし、しかも生き生きとプレーしてくれてる。
笑いながら、全力でやってる。アドリブ力も相当に高まってきた。

その中でも特に。
「惜しい」って言葉は、本当に最強で魔法の言葉だと思う。

ミスをした時は本人が一番よく分かってるし、悔しくて、ひょっとしたら恥ずかしい思いをもしてるかもしれない。そこでさらにコーチがそれを指摘したり、ましてや責めたりしたらもうホントに救われないし、ドン底まっしぐら。

でもそこで責められるのではなく、惜しい と言われたら。コーチからでも、チームメートからでも、マネージャーからでもいい。
見てくれてた、プレーの意図に共感してくれたと思うだろうし、次も、きっとまたチャレンジしてくれるんじゃないかな。

お説教なんかマジでいらない。する必要いっさい Nothing。

よく「12歳までに技術は習得しないといけない」なんて言われるけど、そんなの嘘です。指導者の言い訳&サボりです。

年齢なんか関係ない。どんな時だって必ず巧くなる。それはその選手次第だし、そして絶対に、指導者次第でどうにでも変わる。
選手が欲した時こそがゴールデンエイジ。その瞬間を見逃しちゃいけないし、逃しちゃいけない

どうせ俺なんかもう⋯と諦めている選手に対しても
「いや、お前イケてるしまだまだ全然巧くなれるよ」って本気で思って本気で言って、本人が自分で自分の心に火をつける勇気を持たせてあげるのが、指導者の役目だろう。

「惜しい」を駆使して、この夏に選手達をもっともっと輝かせましょ!

あと、笑いながらやってると《もうひと頑張り》できるのも絶対の法則なので、そういう雰囲気つくっていくのもコーチの仕事やで!


【 お願い 】日本で初めての《 コーチのための労働組合・コーチユニオン 》をつくるために、現在、クラウドファンディング に挑戦しています。日本のスポーツ界の仕組みを変えるために、本気でチャレンジします。この本気がもし届いたならば、是非ご支援願えないでしょうか。皆さんの力を、貸して下さい。





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