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LOGOS

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LOGOS。言葉のチカラ
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#言葉の力

語彙力のリノベーションをはじめよう

いきなりですが 日本人が今までずっと疑いもなく無意識にそして無頓着に使ってきた「うまい」という言葉。もしこれを撲滅することができたら選手も指導者もサッカーを見る目や捉え方が変わってくるし、救われる選手も多く出てくると思うので、まずは自分の周りだけでも【うまい撲滅キャンペーン】を始めてみたいと思ってます。 無意識に言っちゃいそうだけど⋯ 例えば、今話題の静学・古川くん(負けちゃったけど⋯残念!)と青森山田の松木くんを、同じ「うまい」では言い表せないじゃないですか。2人とも

自分を無駄にすんな

毎日投稿3日目。 昨日書いたコラム の中で、話の流れで「時間の無駄」と書いた瞬時、ふと自然に「自分の無駄」という言葉も思い浮かんだ。無意識に韻を踏んでしまった。ラッパーの才能でもあるのだろうか。 自分の無駄 これはとてもわかりやすく刺激的で、なおかつ挑発的な言葉だ。自分の引き出しの中に新たなパワーワードが増えた。 【自分の無駄/じぶんのむだ】時間だけでなく、自分そのものを無駄に使っているという意味。自分の時間、頭、能力、労力、エネルギー、自分の人生をも。2021年2月1

今日からnoteを毎日書く人

思い立って、今日からまたnoteを毎日書こうと決めました。 これ、昨春にも一度やろうとしたのだけれど、アクシデントが発生してそれどころではなくなって、3日でリタイアした。本当に3日坊主だった。 今回はそうならないように。おそらく大丈夫だ。断言はしないけど。 自分はこれまでたくさん文章を書いてきた。大昔に始めたブログから、このnoteまで。その間、有り難いことに各種媒体から依頼してもらってコラムを寄稿したことも多々あった。 もちろん、文章を仕事にしている人に比べたらその

ハートに火をつけろ 〜 選手の情熱を掻き立てる言葉とは

(トップ画像は the WORLD より) 先日、Twitterでこんな言葉を見つけました。 もしも船を造りたいのなら、男たちをかき集めて森に行かせ、木を集めさせ、のこぎりで切って厚板を釘で留めさせるのではなく、男たちに海へ漕ぎ出したいという情熱を教えなければならない(サン・テグジュペリ) サン・テグジュペリのこの言葉は恥ずかしながら初めて知ったけれど、これはまさにそうだなって。 サッカーに置き換えて考えれば、選手たちに技術や戦術などを教えることも大事だけれど、でもそ

選手を輝かせる魔法の言葉

高校生を指導し始めてから、ほぼ1ヶ月。 この1ヶ月、彼らには、それぞれが《一番大事》とか《好きだな》と思うプレーをやっていいんだよということと、サッカーには《失敗する自由がある》ことを伝えただけ。 細かい技術的なことや戦術的なことは、一切言ってない。そんなのはもっと後でいい。 プレーのたび、彼らが何かチャレンジしたりした時には「素晴らしい」「わぉ」「うま!」と驚嘆し、地味で何気ないプレーでも、何か意図のあるプレーや姿勢を見せてくれた時には「よくやった」と。 そしてどんな

21歳の大学生が僕に教えてくれたこと

昨日、都内で行われたあるセミナーに参加して、そこで13時から19時まで、計8人の方の話を聴かせてもらいました。 その中で自分の心に最も響いたのが、一番最初に壇上に上がった21歳の大学生の話だった。 この年齢で既にビジネスでも成功している彼が話したのは、要約すれば「人の心をどう掴むか」そして「どうこちら側に引き込むか」そのノウハウだったわけだけど、なぜ、8人の中で最年少の彼の話が一番響いたかと言えば、その理由は明確。 彼が、とても魅力的な人物だったから 。 他の方々は「成