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すごいアドリブ力!295「自分らしさを知るアドリブ力」

こんにちは、くらです。

アドリブ力とは、「咄嗟の判断・対応によって、自分を含め周りの人たちも幸せにする力」と定義します。

どんな人も、人生の中で培った、自分独自の力があります。
その力を周りの人とちょっとずつでも共有できれば、あなたの周りはどんどん明るくなり、お互いの力で更に明るく、そして楽しく場を育てていくことができます。
あなたの力に気づいていただくヒントとなるようなお話を紹介していきたいと思います。

あなたも私も、お互いにアドリブ力を磨いて、お互いの生きる場をどんどん明るく照らしていければと思います。

クイズ

専門学校を中退後、23歳から約20年豆腐の引き売りを続けている菅谷晃子(すがやあきこ)さんの言葉。

「目の前で誰かとお話ができていることは当たり前じゃない。それは○○なんだということです」
(月刊到知2023年2月号インタビュー:第一線で活躍する女性「あなたはあなたのままで素晴らしい存在」菅谷晃子より引用 P94-96)

○に入る言葉はなんでしょうか?

[こたえ]奇跡

まえがき

生きる意味を失った時、人はどうすればいいのだろうか。その一つの答えを菅谷さんが示してくれる。

特別な何者かになろうとする必要なんてない

菅谷さんは小学校のときの転校がきっかけでいじめの標的にされた。両親には話せず、家の鏡の前で「私は大丈夫、大丈夫」と言い聞かせながら笑顔の練習をしていた。

でも、親には気持ちが伝わらず、心の中で泣きながら親に当たってしまった。

中学生になるといじめは酷くなり、学校にいくだけで動機と汗が止まらなくなった。そんなとき、父親が実の親ではないことを知り、高校2年で家を出た。

知り合いの家から専門学校に通っても長続きしなかった。

そんなとき、駅のフリーペーパーで”腕よりも心で販売できる人募集!”という求人が目に留まった。

自分から人に話しかけることも、心から笑うこともできなくっていた菅谷さんは、ラッパを吹いて引き売りをしている自分に「偉いわねぇ」と声をかけて豆腐を買ってくれることに喜びを感じた。何をやっても続かない、私らしさって何だろうと思っていた自分が、仕事と実感できるものに出合い、やっと私のままでいいんだと思えた。

最初は売り上げばかり気にしていたが、心通わせることのできるお客さんと出会うことで、買ってもらいたいという下心が消え、どうしたら喜んでもらえるかなと考えるようになった。それから「ありがとう」という言葉を言ってもらえることが増えた。

顔見知りのお客が増えてきたとき、一人暮らしの高齢者の方の孤独死に遭遇。いつも顔をみている自分にしかできないことは声を掛けることだと実感し、看取り士になることを決意。資格を取り、仕事を続けている。

「2016年、ご縁nあった演出脚本家の篠原明夫先生のすすめもあって、講演家の古市佳生(よしお)さんが主宰する『キラキラ女性講演会』で自分の体験を七百人ホールでお話しました。そこで何とグランプリをいただいたんです。

その頃に、友達から『あこちゃんてさ、いじめられていなかったらいまみたいに引き売りしてないよね』と言われて、はっとしました。私の人生をお伝えすることで、聞いた方が感動してくださった。私の人生、何も無駄じゃなかった。自分のいまの仕事だけではなく、過去もすべてがマルに引っくり返った瞬間でした。

(ーああ、すべてがマルに。)

その後、社会福祉協議会様からご依頼された講演で、一番前の席に両親を呼びました。そこで『育ててくれてありがとう。命をくれてありがとう』って伝えたら、二人ともボロボロ泣いちゃって(笑)。お客様の死を見届けた時、自分の命に感謝ができて、自分の命に感謝ができたとき、両親への感謝の気持ちが湧いてきたんです。

(ー自分を認め、心の持ち方一つ変えることで、人生は好転する)

後から知ったのですが、父から母へのプロポーズの言葉が、『あっこのお父さんになりたい』だったそうです。初めから愛されていたんですね。でも、いまの自分を抱き締めることができなければ、知ることはありませんでした。

もしもいま、生きる意味を見失っている方がいたら、あなたは、あなたのままで素晴らしいんだよ。特別な何者かになろうとする必要なんてない。いま、生きているこの瞬間自体が幸せなんだよ、って伝えてあげたいです。」
(前著より引用 P94-96)

あとがき

自分らしさとはなにか。それは、自分のいいところも悪いところも、全てひっくるめた自分のことである。

そして、自分らしく生きるとは、そのいいところも悪いところも、自分でしっかり受け止めて生きることだ。

人より優れている、劣っている、恵まれている、報われない、運がいい、運がわるい、など、人の中で生きていると、いやでも比較する・されることが多い。試験の成績、試合のメンバーに選ばれるかどうか、仕事の実績、そのときそのときで自分の運命が決まってしまうようなことが多々あるような思いになってしまう。

今回取り上げた菅谷さんのように、自分の人生を切り開いていく人は、暗闇の中でも自分なりの一筋の光を見つけて、自分なりに行動していく人だ。
自分の道を切り開いていく人は、どん底に落ちても、もがきながら、自分の見つけた一筋の光に向かって、自分で行動し、それで失敗しても人のせいにせず、また自分なりに新たな行動をして、進みながら、いつの間にか、自分なりの道を切り開いている。

人生の壁は自分が作った壁。それを越えるかどうかも自分が決めること。そして、越えていく方法を見つけるかどうかは、自分次第である。

今日の一言

「今日の一言:自分らしさを知るアドリブ力は、本当の自分を受け入れて行動することで磨かれる」


今日の「みんなのフォトギャラリー」

いつも「みんなのフォトギャラリー」からすてきな画像を拝借しております。今回は、まだないさんの画像です。ありがとうございます。


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