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すごいアドリブ力!289「形状記憶のアドリブ力」

こんにちは、くらです。

アドリブ力とは、「咄嗟の判断・対応によって、自分を含め周りの人たちも幸せにする力」と定義します。

どんな人も、人生の中で培った、自分独自の力があります。
その力を周りの人とちょっとずつでも共有できれば、あなたの周りはどんどん明るくなり、お互いの力で更に明るく、そして楽しく場を育てていくことができます。

あなたの力に気づいていただくヒントとなるようなお話を紹介していきたいと思います。
あなたも私も、お互いにアドリブ力を磨いて、お互いの生きる場をどんどん明るく照らしていければと思います。

クイズ

形状記憶の金属、というものがあるそうです。その原理は?

「ある一定の○○以上になると、規則的に原子同士が結びつき、いちばん安定した状態にもどろうとする」のだそうです。

○に入る言葉はなんでしょうか?

[こたえ]温度

(『超ウケる物理と化学』久我勝利(青春出版社)より引用 P95)

まえがき

ある状態を維持する、もしくは外的な力を加えられても、いずれは元に戻る。形状記憶の性質ですが、これは、人間が持っているホメオスタシス(恒常性)の維持に似ている。維持できる限界はあるが、条件が整っていれば、恒常性は維持される。

形状記憶

「多くの金属は、原子同士が密に結びついています。外から大きな力を加えると、それまで結合していた原子と原子の結びつきがこわれ、他の原子と結びついてしまいます。その結果、金属は変化し、元の形にもどれなくなるのです。

対して、形状記憶合金は、ある一定の温度以上になると、規則的に原子同士が結びつき、いちばん安定した状態に戻ろうとします。温度を下げると変形しやすくなります。しかも、原子同士の結びつきは変わらないまま変形させることができるのです。」

(前著より引用 P94-95)

あとがき

金属が安定した状態に戻る。人間に似ている。人間もけがをしたり、軽い病気をした後は、なんとか元に戻ろうとする。これがホメオスタシス。でも、高熱はあぶない。人間の身体は大部分がたんぱくでできている。

たんぱくは一定以上の高熱になると、変性といって構造が変化し、元にもどらなくなる。なので、恒常性を維持できるように、自分でちゃんと身体をコントロールしなければならない。維持できる限界を超えてしまうと、最悪もうもとに戻らないということも起こってくる。

維持する、ということでは、人間の意志というものも似ているような気がする。一度決めたことを続けられる、つまり、維持できるかどうかは、自分の心のコントロールにかかっている。ちょっとだけいいか、と思って怠ける。気がつくと、もう元に戻れなくなる、という経験は、私はたくさんしてきている。

例えば、英単語一日10個、スポーツジム毎週1回、一日一万歩、など、すべて途中で終わってしまった。ある程度は続いていたが、気がつくと終わっていた(涙)。でも、続けていることもある。読書、ギター、ブログ、などがそうだ。

形状記憶は維持に条件がある。人間も、身体も心も維持に条件がある。それを自ら自覚することが大事である。

今回もお読みいただきありがとうございました。

今日の一言

「今日の一言:形状記憶のアドリブ力は、維持の条件を確かめ、継続することで磨かれる」

今日の「みんなのフォトギャラリー」

いつも「みんなのフォトギャラリー」からすてきな画像を拝借しております。今回は、みずたまさんの画像です。ありがとうございます。

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