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すごいアドリブ力!263「腹で考えるアドリブ力」

こんにちは、くらです。

アドリブ力とは、「咄嗟の判断・対応によって、自分を含め周りの人たちも幸せにする力」と定義します。

どんな人も、人生の中で培った、自分独自の力があります。
その力を周りの人とちょっとずつでも共有できれば、あなたの周りはどんどん明るくなり、お互いの力で更に明るく、そして楽しく場を育てていくことができます。

あなたの力に気づいていただくヒントとなるようなお話を紹介していきたいと思います。
あなたも私も、お互いにアドリブ力を磨いて、お互いの生きる場をどんどん明るく照らしていければと思います。

クイズ

禅の言葉には、生きるための示唆になる言葉があります。

「日本で曹洞宗を開かれた道元禅師は、『○○○○』という言葉を使っておられますが、人生において『力まない』ということはきわめて重要です。」

○に入る言葉はなんでしょうか?

[こたえ]身心脱落

(『人生がうまくいく人の自己肯定感』川野泰周(三笠書房)より引用 P47)

まえがき

私は自己肯定感が低い人間です。優秀でもなく、才能も何もない私ですが、ここまでやってこれたのは、その場その場を自分なりに切り抜けてこれたから。何とかやってこれたのは、色々な人の言葉や生き方に勇気をもらってきたたからだと思います。そのお陰といってはなんですが、サラリーマン生活39年を何とか切り抜けて、そして今も新しい仕事にチャレンジすることができてます。

腹で考える「知恵」

「私の禅の老師(お師匠さん)にいただいた、こんな言葉があります。
『頭で考えるな。腹で考えよ』。頭で考えるから、『べき思考』に引きずり込まれて、なんとか”あるべき姿”に近づこうと右往左往することになるのです。

『頭で考える』とは、自分のありよう、物事のありように『まかせる』ということです。まかせてしまえば、『べき思考』から離れて、いまいる場所でどっしりとしていられる。『どうにかしなければ、何かにならなければ』という気持ちが、『なるようになるさ』という気持ちに転じるのです。
そうすれば、心からも身体からも力みが抜けます。

日本で曹洞宗を開かれた道元禅師は、『身心脱落』という言葉を使っておられますが、人生において『力まない』ということはきわめて重要です。
すべてのことを、力むことなく、受け止めていくーーーーー。それが最高の自己肯定感といってもいいかもしれません。

『しょうがない』という言葉の語源をご存じでしょうか。
『しようが無い』つまり『やりようが無い』という状況のことを指しているのです。ネガティブな意味で使われることの多いフレーズですが、『対応のしようがないので、いまは手放してしまおう』という潔い姿勢をもいえるでしょう。

順境にあろうが、逆境にあろうが、それが自分の置かれた状況、境遇なのだから、『しょうがない』と受け止めるーーーー。
そして、『なるようになるさ』という気持ちで、正面から向き合っていくーーーー。
そういった振る舞いを選択できる心の背景には、少々のことには微動だにしない、高い自己肯定感があります。

厳しい修行を積み重ねた禅の高僧方からはそんな風情が感じ取れます。もちろん、一朝一夕にたどりつける境地ではありませんが、そこに向かって歩みはじめることは、いつからでもできます。
ますが、実体のない”あるべき姿”を払拭しましょう。」
(前著より引用 P46-48)

あとがき

「微動だにしない自己肯定感」は「一朝一夕にたどりつけない」。修行が必要。その修行とは、それぞれの人生の一日一日である。
自分の環境を修行の場ととらえる。そして自分を磨いていく。

「あるべき姿」は、ビジネスの問題解決でよく出てくる「ゴール、目的」などのこと。でも、自分のあるべき姿など、自分でも分からない。ビジネスはある程度理詰めで進めていくので、ゴールは描ける場合もあるが、新しいことに関しては、誰にも分からないことが多々あるでしょう。

漠然と描けるゴールはそのままに、あとはなるようになるさ、という、自分自身を受け入れるところから、自分の今の殻を破ることが始まる。そして、それはあくまで、自分自身が決めることである。

今回もお読みいただきありがとうございました。

今日の一言

「今日の一言:腹で考えるアドリブ力は、べき思考の自分に気づくことで磨かれる」


今日の「みんなのフォトギャラリー」

いつも「みんなのフォトギャラリー」からすてきな画像を拝借しております。今回は、Tome館長さんの画像です。ありがとうございます。

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「ちょっといい自分」創造コンサルティングはじめました。
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