日本の車窓から〜大糸線・小海線・日本海ひすいラインの3日間〜
こんにちは。
ひとり旅から帰ってきて、浦島太郎となった渡辺やすです。
3日間外部の情報を取り入れなくても変わらず暮らせる日本は平和です。
今回、7/3〜5の3日間にかけて、デジタル・デトックスをしようと決めてひとり旅にいってきました。思い立った時の記事がこちらです。
ひとり旅をする目的として、インプットを徹底的に止めて、このタイミングで自分の心の声と向き合ってみる。内からでてきたものを、ひたすらアウトプットをする。思考を深くしたいという思いでした。
そのため、持ち物としては最低限の着替えと財布、スマホ(※SNSやチャットは削除し基本は機内モード。地図と乗り換えだけを調べるために活用)。そして新しく購入したノート1冊とペンだけを持参しました。
ちなみに糸魚川という選択は、大学1年生の時に糸魚川の運転免許センターで2週間友人と合宿で免許を取り、帰りの電車でみた大自然の景色をもう一度観たいからという理由です。
さらに、自分に課したこととしては「無駄を許容する」ことでした。
普段は東京で働いているのもあり、時間に追われ、効率的・合理的に判断してせかせか動いている認識を持っていたのもあり、今回はそのようなことを考えず、気の向くまま行動しようとだけ決めました。
結果として、当初予定していた旅程からだいぶ変わった旅となりました。
<予定>
1日目 東京〜松本〜糸魚川(大糸線)で夜はホテルでゆっくり。
2日目 糸魚川市内を散策。15時過ぎに2日目のホテルでゆっくり。
3日目 大糸線から帰る or 軽井沢によってゆっくりして帰る。
<実際>
1日目 東京〜松本〜糸魚川(大糸線)で夜はホテルでゆっくり。
2日目 糸魚川〜金沢〜糸魚川(親不知ホテル)
3日目 糸魚川〜直江津〜長野〜小諸(昼食)〜小淵沢〜甲府(夕食)〜高尾〜自宅
無駄を許容し、気の向くままに行動した結果です。
それぞれの日でどのような心境の変化があったのか下記で少し書いていきます。
1日目(7/3)
・予定通り。大糸線(特に白馬から糸魚川間)の景色は素晴らしい。
・天気が晴れだったら最高だった。3日目、晴れたらもう一度乗ろうかな。
・2日目は、黒部市が近いのがわかったので、白馬岳を反対側からみよう。
・黒部渓谷トロッコ電車というのがあるらしい。
・乗り換えは、糸魚川〜魚津〜宇奈月温泉→トロッコ電車に乗れるのか。
・宇奈月温泉に寄って、宿泊先の親不知ホテルへいけばいいな。
・糸魚川温泉に入って、早めに就寝。このホテル俺以外にお客さんいるのか
2日目(7/4)
・日本海ひすいラインで今日はまず海を眺めよう。
・魚津駅にいこうと思ったけど、この電車金沢までいくのか。
・金沢にいって海鮮を食べて、金沢城公園でゆっくりしよう。
・金沢城公園は広い。芝生で寝転びたいけど、昨夜の雨で芝が濡れている。
・金沢で夜ご飯を買って、そのままホテルへいこう。
・飛騨山脈を走る高山線に乗るのもありか。ただ、東京への帰りが大変そう
・3日目は、妙高はねうまラインに乗って長野経由で帰ろう。海と山だ。
・八ヶ岳の近くを走る、小海線というのがあるらしい。これで帰ろう。
3日目(7/5)
・朝の電車は高校生と一部の通勤客。
・昼は長野駅か小諸駅か。小諸駅の乗り換えが50分間が空くのか。
・小諸そばって聞いたことあるな。昼はそばを食べよう。
・小諸そばうまい。そろそろペンのインクがなくなりそう
・小海線は佐久平を越えたらどんどん山へいくな。
・(1時間くらい経って)まだ住所は佐久市か。佐久市は広いんだな
・八ヶ岳は大きいな。山の中を走る電車は気持ちが良い。
・小淵沢駅から高尾駅までの乗り換え80分か。甲府まではいけるみたい
・夜ご飯は甲府駅でほうとう食べよう。
・甲府駅から高尾駅もそこそこ離れているんだな。
・自宅に着いたら洗濯しよう。
という感じで、気の向くままに動いた結果の旅でした。
ただ、気の向くまま移動したとはいっても、移動の車中では車窓からの景色を楽しみながらも、ひたすらノートとペンで自分に向き合っていました。
さらに下記で旅の中で気づいた・感じたこともいくつか書いていこうと思います。
電車はガラガラ。ゆっくり座って、考え事をするのにいい環境
平日だったからかもしれませんが、東京から離れるにつれて電車の中はガラガラになります。朝と夕方の時間に地元の高校生が乗ってくるくらい。それでも席に座れます。お年寄りに席を譲る心配がない。座れる席はたくさん空いているから。なので、ノートとペンをもってひたすら向き合うことができる。
富山県は観覧車が多い
海沿いに突如現れた観覧車。テーマパークも何もないところにひょこっと現れた感じ。おお!と思ったけど、その後電車に乗っていると今度は山の中腹に観覧車が姿をあらわす。2回も出会うとは思っていなかった。
新潟県(糸魚川・直江津)はダイハツの車が多い
街の車をみていると、やたらダイハツの車が多いことに気づく。肌感覚だけど、ダイハツ>ホンダ>スズキという感じ。後から気になって、ダイハツは新潟の会社なのかな?と調べたら本社や発祥も大阪府池田市とのこと。何か違う関係性があるんですかね?教えて偉い人。(ちなみに、長野市に入るとトヨタや日産などの車も多くなった印象)
電車のドアを手動であける
地元、茨城の常磐線も開閉はボタン式だったから、山梨に入ってから中央線などでドアがボタン式なのはすんなり受け入れられたが、手動でドアを開ける電車があるとは思わなかった。しかも結構力をかけて開けなければいけない。
色々あるなあ。
ひとり旅を通じて、気づき力が上がった気がする。そもそもスマホなどからインプットがないから入ってくることが多いのかもしれません。
デジタル・デトックス/ひとり旅を実施した効果
・集中力が増した
・スマホを見る回数が自然と減った
・無駄なアプリの通知はオフになったまま
・SNSを開く回数が減った
・カフェで音楽を聞かなくても集中できるようになった
・財布の中のカード類が減った
・落ち着きがでた気がする
・振り返る中で過去の色んな自分に気づけた
・話のネタが増えた
いろいろと変わったことはありましたが、総じて「思考がシンプルに、頭の中がクリアになった。」ことが大きかったかなと思っています。
インプットがないから他にやることがない。
徹底的に自分に向き合わなければいけない。
思ったことはノートに書く。思い浮かんだ言葉、車窓からみた景色で感じたこと。ダイハツの車が多かったことなど取り留めもなく書く。
その結果、3日間で90ページ、ペン1.5本分を書きました。
今回実施してみて、デジタル・デトックスひとり旅は、頭をクリアにしたい時にとてもいいかも。
今回は会社を退職した節目、有給消化という期間でいったが、頭をクリアにしたい時や一息つきたいとき。それこそ週末に3連休がある時に、1〜2日いくと良いかもしれないです。
最後に日本の車窓から見えた、旅の写真を載せて締めとします。
東京の空。狭いけど晴れた日は素晴らしい。
車窓から見えた湖。
今回乗りたかった大糸線。
川の流れも良い。
山。緑が深い。
日本海。空と海の境界線がわからない。
突如現れた、富山の観覧車。
金沢城公園。広々としている。
ベンチから見上げた木漏れ日。
3日目朝の日本海。晴れた。
川の流れのように。
日本の田園風景も素晴らしい。
おわり。
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